今回、ダイビング用のBCジャケットを新調した。
これまで使用してきたSCUBAPRO CLASSICに特に不満があったわけではないのだが、電車ダイバーである私は、少しでも軽く、水切れが良く、かさばらないBCがどこかにないかと探していたのであった。
以前よりお世話になっている、東京湾 内房 保田にあるダイビングサービス「パロパロアクアティック Paro Paro Aquatic」さんに相談してみると、「こだわりのBCがあるよ〜」との魅力的なご返事。気がつけば、オーナーの魚地さんご自身も、常連のダイバーの方々もそのBCを使用しているという。
「知らなかったのは、僕だけ?」
そう、その噂のBCがこれ。
東京都南千住(なんと僕の自宅のすぐそばじゃん・・・またも浅草つながりか?)にある、「アトリエ藍」という工房で手作りで作られているBCである。
こういう話を聞くと、日本ってすごいなと思う。
ダイビングのスタビライジングジャケットなんて、ものすごくニッチな市場なのに、職人がいるんですから・・・。
「アトリエ藍」の社長さんが6年間、数万回にも及ぶフィールドテストを繰り返して、ついに完成させたこだわりのBCが王者「O-jya」だ。
王者には、その名の通り、「KING OF BC」という凄いキャッチコピーがつけられている!
「アトリエ藍」の王者 KING OF BC 『O-jya』とは、いったいどんなこだわりで作られているのか?
検証してみましょう。
なんとこのBCには、あの忌々しい、インフレータホースが無いのである。
凄くポイント高い見切りですよね。
大体、インフレータホースを使うのって、結局のところOPEN WATERの講習の時だけなんじゃないでしょうか。
潜行時や浮力調整時は、直接、排気バルブを開けるのが通例。
重たいカメラを右手に持ち、左手にはライトと指示棒を持っているのに、インフレータホースを持ち上げて潜行・・・なんてできるわけありません。
そう、いらないですね。
あの、ナショナルジオグラフィックの水中撮影スタッフが採用しているのもこれが理由でしょう。
上の写真を見てお分かりいただけると思うのですが、ハーネス型の仕組みを採用しているため、袖周りに空気袋がありません。
SPROユーザーの多くは、この袖周り(肩の部分)の空気袋がある事が選択理由となって選んでいる事が多い(=水面で安心感があるという錯覚)のですが、実際には無用の長物である事が、この王者 『O-jya』を着用してみると判明します。
特にカメラを構えて撮影するとき、胸元が邪魔になって手が回しにくいと感じた事は無いでしょうか?
あるいは、BCの脱着の時、腕が回らずに一人で背負えないと感じた事は無いでしょうか?
それから、ドライホースをつける時、胸元に色んなものがあって、邪魔くさく、なかなか繋げられないと感じた事は無いでしょうか?
王者 『O-jya』 ダイビング用BCでは、皆無!
胸元がすっきり、さっぱり、なんのストレスも感じません。
BCの腰についているカマーベルト。これほど面倒なものはありません。
よいしょっと背負って、カマーベルトを閉めようと探すと・・あれ?ない?
背中とタンクの間に挟まっちゃって・・・ありゃりゃ・・・よいこらしょ・・・いてて・・・筋違えた・・・。
そんな経験ありませんか?
王者 『O-jya』では、カマーベルト無しでもぴったりとタンクが背中の中心に固定されるように設計されています。
なので、あの煩わしいカマーベルトがありません。
ただでさえウエイトベルトで絞めつけられているのに、カマーベルトでさらに苦しい思いになる事はもうありません。
こう書くと、なんかほめ言葉じゃないような気になりますが、いえいえ、重要なことなんです。
BCにポケットが沢山あってうれしい・・・そう思っているのは、ビギナーの頃だけではないでしょうか?
従来のBCには、たくさんポケットが付いていましたが、何にも入らないんですよね・・・小さくて。
王者 『O-jya』のポケットは、でかいです。クリップで留めてあるだけなので脱着が自由自在。
本体とは別に作られているので、穴があいても交換が簡単。
構造が簡単なので、水切れも良く、すぐ乾く(一番うれしい)!
今回入手させていただいた、王者 『O-jya』のNEWモデルは、渋いオレンジの生地で作られていました。
この生地、グランドキャニオンのラフティングに使われるゴムボート用の生地です。
ウルトラ・スーパー・ヘビーデユーティなのである。
特筆すべきは、「水切れがいい」という事である。
水切れがいいと一言で書くと、ああ・・そう・・って思われるかもしれないが、その恩恵は計り知れない。
水切れがいい事のメリット
- 水切れがいい=表面に気泡がつかないので、潜行が超かんたん。ドライスーツ着用時、水面でジタバタするなんて事はこれでもう解消です。
- 水の抵抗が少ない=水中の移動が非常に楽なのである。速い!脚力がアップしたのではないかと勘違いするほど速い!(こんなにも違うのかと、ホントびっくりです)
- うねりや流れに対して抵抗が少ないため、身体のバランスを保ちやすい。
- 水中での方向転換が楽ちん!クルっと、向きを変えられます。
- 速攻で乾く!雨の日でも、表面の水分をふき取るだけでOK!!(これはいい!!!)
- 構造が簡単で、生地の内側に水分が残らないため、カビの発生が防止できる。
いかがです?
ちょいと、2本潜っただけで、以上6点のメリットを感じる事が出来ました。
凄いBCです。機動隊、海上保安庁、消防庁などプロ御用達なのもうなづけます。
毎週潜りに行かれるような方には絶対にお勧めです。
もし、王者にご興味を持たれた方がいらしたら、東京湾 内房 保田にあるダイビングサービス「パロパロアクアティック Paro Paro Aquatic」さんに相談してみてください。