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2008年12月21日アーカイブ

ZERO RD2 ドライスーツの新技術

伊豆高原のリトルリッツさんにお願いして、オーダーさせていただいたZERO RD2ドライスーツの詳細をご報告します。


ZERO純正排気バルブ

ZERO RD2

ZERO純正の排気バルブです。

すごく薄く作られているのがわかりますでしょうか。

プロフェッショナルユースを前提に開発されているので、とてもしっかりと作られています。

オートバルブがお好きな方は交換が可能です。


ZERO純正吸気バルブ

ZERO吸気バルブ

ZERO純正の吸気バルブです。

一層強固なつくりになっています。

吸気バルブのオーバーフロー事故を未然に防ぐ為に、考え抜かれたZEROの技術が採用されています。

そんじょそこらのオシャレなバルブとは訳が違います。


亀甲文様のラジアル

ZEROドライスーツ


ZERO RD2

脇の下の部分には、摩擦による磨耗や損傷を防ぎながら、かつ運動性能を損なわない為の工夫がなされています。

それがこの亀甲文様のラジアル生地です。


排水性能、運動性能、耐摩耗性を実現したZEROだけのオリジナルです。

すごいなぁ。実際に触ってみると、とっても柔らかいんです。

素晴らしい。


ネオプレーン製のリスト

ZERO RD2

そして、これはオプションで注文したのですが、手首部分をネオプレーンゴムにしていただきました。

この事で、手首の周囲を細くする事が出来、ダイビングコンピュータやダイバーウォッチの装着が楽になります。

また、ドライスーツを脱ぐ時、この手首が必ず引っかかるのですが、ネオプレーンゴムにすることで、スポッ!と簡単に脱ぐ事ができます。


ちなみに手首の開口部は、鋏で簡単に切る事ができます。

開口部が擦り切れたら、ちょっとずつ鋏で切って補修する事が出来ます。


YKK防水チャック

YKK防水チャック

YKK8番の防水チャックが使用されています。

世界で最も信頼性の高い防水チャックです。

もちろん、流氷ダイビングにも対応可能です。


えっ!?どうして?

2mmの厚さなのに流氷ダイビングが可能なの????


そう、ZERO RD2はインナーを選択する事で、日本全国どこでもダイビングできるのが魅力です。

インナーを流氷用のものを使うことで、機動性を失うことなく保温性能を高める事ができるのです。

ZEROインナーラインナップ


ヒート2000

そして、ドライスーツの裏面生地には、全面「ヒート2000」が使用されています。

ヒート2000

このピンク色の生地が「ヒート2000」です。

ドライスーツの裏面全てがこのヒート2000が使用されています。

贅沢ですよね。


ヒート2000は、汗などの水分を吸収して発熱する新素材です。

このヒート2000の出現によって、ZERO RD2の2mmという脅威の薄さを実現する事が出来たといっても過言ではないでしょう。

私のような寒がりダイバーには、とっても嬉しい仕様です!


ベルクロ付き防水チャックカバー

ベルクロ付きチャックカバー

これもZEROならではのアイディアでしょう。

YKKのチャックをカバーする部分には、ベルクロテープがつけられていて、チャックを閉じた後、蓋をピッタリと密着する事が出来ます。


この事で、BCの脱着時にチャックカバーが引っかかったり、あるいは、小石や砂がチャックを損傷させる事を防ぎます

プロフェッショナル仕様ならではの、質実剛健なつくりといえます。


頑丈で柔軟なニーパッド

ZERO RD2 ZERO RD2

膝の部分には、とてもぶ厚くコーティングがされています。

岩場でのこすれを防ぐニーパッドが装着されているのですが、これがとても柔らかい。

屈伸運動をしてもなんの違和感もない素晴らしいできばえです。


あらゆる工夫が凝らされたZERO式ブーツ

そして、考えられるあらゆる工夫が凝らされているのが、ZERO式ブーツ(通称:Zブーツ、ゼットブーツ)です。


Zブーツ


普通のドライスーツには、長靴のようなコンフォートブーツがつけられていますが、この長靴のようなブーツは、足首部分が直角に固定されている為、歩きやすい反面、とても泳ぎにくいのです。


しかし、ZERO RD2には、独自のデザインであるZERO式ブーツがつけられています。

写真を見てお分かりのように、足首部分には角度がつけられており、しかもとても柔らかな素材が使用されているため、足首が固定されません。

その為、非常にフィンキックがやりやすく、泳ぎやすい構造になっているのです。


Zブーツ

踵の部分は、全く引っ掛かりがなく、スムースに加工されています。

この工夫が、フィンの脱着をとても楽にしてくれるのです。

ボートダイビングでのエクジット。サーフダイビングでの素早いフィンの脱着を可能にします。


ふくらみのないブーツ

Zブーツ Zブーツ

Zブーツのもうひとつの特徴は「足のサイズが大きくならない」事です。

ドライスーツを着たら、足のサイズが大きくなってフィンが入らなくなった経験がありませんか?


ZERO式ブーツは、足袋のように足全体をくるむように作られており、スニーカーや長靴のような無用なソールはありません。

ご覧になって分かるように、非常にスムースに加工されており、引っかかる部分がありません。


これによって、足のサイズが大きくなってしまったり、ブーツ部分に不要な空間を作ってしまうことを防止しています。

ドライスーツビギナーの方が良くやってしまう「エビフライ状態」(=足の部分に空気が溜まり、宙吊り状態で水面に浮上してしまう事)を防いでいます。

もちろん、足に排気バルブを装着する事も可能なのですが、もはや必要ないでしょう。


柔らかいネック部分

ZERO RD2

最後にご紹介したいのは、このネックの部分のつくりです。

自由に伸縮するとても柔らかい生地で作られています。

首がきつくて苦しむ事は全くなくなりました


お聞きしたところによると、普通のメーカーでは、「首の周囲の長さマイナス4cm」の大きさでネック部分をデザインするのだそうです。

4cmも小さくて、かつ硬いゴムで首を絞められたら、そりゃ苦しいに決まってます。

ZEROでは、他社の使用している素材より遥かに伸縮性の高い素材を使用し、かつ「首の周囲の長さマイナス1cm」の長さで作っているのだそうです。


伸縮性の高い素材を使用する事で、浸水を完全に防ぎながら、かつ首の締め付けを防いでいるのだそうです。

触った感触は、シルキータッチでとても滑らかです。これで、ドライスーツで苦しい思いをする事はなくなりました。





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ついに完成 ZERO RD2

リトルリッツ」さんにオーダーし、ついに完成したZERO RD2!

早速、IOP伊豆海洋公園で進水式です。


ZERO RD2

ZERO RD2

正面からの写真です。

ラジアルコーティングがピカピカ光ってかっこいい!

ZERO RD2

斜めからみた写真です。手首に注目してください。ネオプレーンゴムを使用しているので、手首が太くなりません。脱着も凄く楽にできるようになりました。


ZEROのZブーツ

ZERO RD2

足の部分です。足首から足の甲にかけて、同様の素材が使用されているのが分かります。

この素材は、すごく柔軟性がありフィンキック時に違和感がありません。

また、甲の部分が柔らかい為、連日のダイビングでも足が痛くならないでしょう。

また、通常のコンフォートブーツタイプとは違って、足のサイズが大きくなりません。

よく、ウェットスーツとドライスーツで足のサイズが違ってしまうために、ドライスーツ用のフィンでは、フィンが脱ぎにくい事がありますが、これならそんな心配もありません。


ZERO RD2

足の裏の部分です。

足の甲が柔らかく作られているのに対して、裏側は、しっかりと作られています。

かかとに至るまで、ソールが一体化されているのが分かりますよね。

さらに足のへりの部分も段差もなくまるで「足袋」のように作られています。

この工夫が、ZERO独特の「Zブーツ」の特徴です。


Zブーツによって、次のようなメリットがあります。

    1. とても柔らかいのでフィンキックが自然に出来る。
    2. 上の写真でも分かるように足首がとても柔らかい。
    3. 甲の部分も柔らかいので、長期間のダイビングでも足が痛くならない。
    4. ドライスーツを着るときも、脱ぐ時も「スポッ!」と簡単。
    5. フィンの脱着が簡単。特に脱ぐ時が簡単。これは嬉しい!
    6. 靴下を重ねて履く事で自由に防寒対策、フィット感を調節できる。

素晴らしいドライスーツが完成しました。


では、実際に使用してみた観想をレポートしましょう。


ZERO RD2でダイビング!

場所は、IOP伊豆海洋公園です。「リトルリッツ」さんのガイドで、2本ダイビングを楽しみました。

この日のIOP伊豆海洋公園は、天気は晴れ渡り、風もそれほどではなかったものの、ご覧の通り、タイミングによってはエントリーポイントに大波が押し寄せる状況。海中もウネリが強く、新しいスーツを試すにはちょっと・・・という気もしましたが、逆に、タフコンディションの時にこそ真価がはっきりと認識できるものと考えます。

IOP伊豆海洋公園

25%もウェイトを減らせた

今回、ZERO RD2を購入したきっかけには、装着するウェイト量が、どれだけ減らせるかという重要なテーマがありました。

5.5mmのドライスーツで12kgという超重量を背負って重たいダイビングを続けてきましたが、今回、2mmのドライスーツにしたことにより、なんと4kg削減に成功。もう少し慣れれば、あと1~2kg減らせそうな気もします。

この4Kg減らした事でどれだけダイビングが楽になったか。

あ~もう、神様仏様ZERO様、っていうぐらい感謝感激です。


泳ぎやすいドライスーツ

IOPの荒波を抜けて沖に出る際に、波に押し戻されないように頑張って泳ぐわけですが、いつもなら息が上がって、潜行前に呼吸を整えないと苦しい思いをしておりました。

ところがどっこい!このZERO RD2はとても泳ぎやすいので、バンバン前に進みます。今までのドライスーツが、どれだけ水の抵抗を受けていたのか良く分かります。

おそらく、ZERO RD2がラジアルコーティングされているため、水の抵抗を受け難いのでしょう。これは素晴らしい!


簡単潜行!

潜行も凄く楽になりました。

ドライスーツの表面がラジアルコーティングされていない普通のスーツの場合は、当然ですがジャージ素材に気泡がたくさんまとわり着く為に、最初の潜行時に沈みにくいわけです。

1本目のダイビングで、なかなか潜行が出来ず、2本目にウェイトを増やしたら、今度はオーバーウェイトになってしまった・・・という話が良くありますよね。

ZERO RD2は表面のラジアルコーティングのおかげで、表面に気泡がまとわり着かない(着きにくい)ため、水面でジタバタすることなく、綺麗に潜行ができます。

ラジアルコートに、こんな効果があるとは予想もしませんでした。


IOP伊豆海洋公園

中世浮力コントロールも簡単

ネオプレーンゴムが2mmしかないので、水圧による圧縮(浮力低下)を最小限にする事が出来ます。

厚い生地であればあるほど、水圧で押しつぶされ、浮力コントロールをちょこちょことこまめに行わなければならないのですが、ZERO RD2は2mmの厚さですから、無限圧限界深度を超える辺りからは大きな変化がありません。


ですので、こまめにエアーを入れたり出したり、という事がなくストレス原因を減らす事ができます。ビギナーの方にこそ、このZERO RD2を使ってもらいたいと思える理由のひとつです。

IOP伊豆海洋公園

ヒート2000で暖かダイビング

インナーには普通のドライスーツ用インナーを着用して潜ったのですが、ぜんぜん寒くありませんでした。むしろ汗をかくほど暖かかったです。ZERO RD2のスーツ生地の裏面には、ヒート2000が使用されている効果でしょう。女性にはとても嬉しい機能ですよね!


ZEROって凄い

別に私はZEROの営業マンではありません。でもこのスーツにとても惚れ込んでしまいました。都内の都市型ダイビングショップや量販店で売られている有名ブランドと、明らかに違うこだわりと、職人技術、工夫と機能性は、世界に誇れる匠の技だと言ってもよいでしょう。


そして、そのZEROのスーツの優秀性を教えてくれたリトルリッツさんに心から感謝します。



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