伊豆高原最強の鮨屋発見! 「江戸前寿司 うなぎ 浩福」(こうふく)
東京から特急踊り子号で約1時間40分。
新幹線に乗れば、熱海まで約55分~熱海から伊東JR伊東線約22分で伊豆高原駅に到着します。
都心から2時間以内で到着する伊豆高原。その伊豆高原駅から徒歩3分の位置にあるのが『浩福』です。
【清潔な玄関と店内】
地方の観光地に行くと、大手チェーン店が繁盛し、地元で頑張っている小さな飲食店が苦戦しているシーンを見ることがあります。もちろん、小さな個人経営のお店だから悪いというわけではなく、観光客にとって、どちらが入りやすいお店か?という視点で考えてみるとよく分かります。
観光客にとって、その一回の食事をどこで取るか、とても重要。失敗できないわけですよね。どうしてもガイドブックや、建物の雰囲気で判断することになります。その時、一番重要なのは「清潔感」、「明るさ」ではないでしょうか。
この『浩福』 さん、店の前がとても清潔。しかもちゃんとメニュー看板が出てます。これなら一見の観光客でも安心して入ることができますよね。我々も、今日はIOP伊豆海洋公園でダイビングを楽しみ、せっかく集まった仲間同士で宴会しようとお店を探していました。このお店なら、駅に近いので、酔っ払っても駅まで歩いていける。清潔感があって、安心して入れそう…きっちりと整えられた入口のカーペットに店主の気合いを感じます。
【こだわりの新鮮な地物魚介類】
とにかく新鮮さとネタの良さで勝負しているという『浩福』のご主人。確かに、どの品もこれまで伊豆で食べた魚介の中では、ナンバーワンクラス。この新鮮さと腕は、尋常ではないと、とにかく感心しました。
京風の甘い味付けではなく、地元風の酸味のきいた味付け。
ねぎぬたが嫌いな方は、あの砂糖たっぷりの甘みが苦手なのだと思うのですが、このストレートな味付けなら、甘めが苦手な方でも大丈夫!イカが新鮮だから誤魔化しのない味付けが可能なんでしょうね。
ネタが新鮮なら、きっとおいしいに違いないと注文した、イカの塩辛。
大正解!
臭みや渋みもなく塩で締めたイカの腸が甘い。
これは美味しい。
柚子を散らせば、苦手な人でも飛びつく事でしょう。
地物の刺身盛り合わせです。
鮑はこりこり、グルタミン酸の味わいがたっぷり。肝も付けてくれました。
キンメダイ、アコウダイ、ヤリイカ、シメサバ、ホウボウ、マトウダイ…
まさに、正真正銘の地物ばかり。
しかも新鮮だから、とんでもなく美味しい。
妻に使われている白髪大根もご主人自ら仕込んでいるのだそう。
いまどき、築地あたりの寿司屋じゃ手剥きの白髪大根なんて使ってませんよね。
こだわりのお店、確かな技術があって出来る事ですよね。
【鯨や馬刺しが味わえる】
新鮮な魚介が中心かと思いきや、なんと馬刺しや鯨までメニューにありました。
鮮やかな色でしょう。見てすぐ、これはいい馬刺しだと分かります。
お好みでニンニク醤油やショウガ醤油でいただきます。
口の中で脂が溶け出す感覚が何とも言えない美味しさですよね。
ミンククジラです。
にんにくがホクホク!
クジラの旨みがたっぷり溶け出した醤油ベースの汁が最高。
これをご飯にかけて、みんなで味わいました。
鯨料理・・・なかなか最近は見かけなくなりましたが、日本が世界に誇るジビエ料理だと思います。
【伊豆の清流で育った天然鰻】
なんと『浩福』では鰻も出しているそうな。
しかも、ちょっとおふざけの鰻ではない。
これまた地元で捕れた鰻だというから驚き。
白焼き、かば焼きのお寿司。
伊豆特産の山葵をたっぷりとのせた鮨は、最高のお味でした。
山葵をたっぷりつけていただきます。
鰻のお寿司。たれは甘すぎず、山葵の香りと良くマッチします。一口サイズなのがまたいい。
これはこれで、名物になっちゃいそうなお味ですね。
素晴らしい!
【最強の握り鮨と地酒】
この『浩福』が伊豆高原最強の鮨屋といわせる理由が、これ。
握り鮨。
江戸前の名に恥じない素晴らしい技巧。シャリが多めなのは、たぶん僕らダイバーが、たくさん食べるだろうとの心遣い。
そして伊豆の地酒「八幡乃杜」。なんと飲みやすいお酒か。あっという間に1本空いてしまった。これから東京に戻ろうというのに、この江戸前寿司の完成度と、地酒の美味しさ、ご主人とおかみさんの気配り、心配りにすっかり居心地が良くなってしまいました。
いやぁ・・・参った。
もう、撃沈!
素晴らしい晩餐。
思い出に残る一夜でした。
『浩福』さんありがとう。素晴らしい食事のひと時を本当にありがとうございました。
素晴らしいお店をご紹介くださった伊豆高原のダイビングショップ「リトルリッツ」さん。
感謝!感謝!
浩福 (寿司 / 伊豆高原)
★☆☆☆☆ 0.0
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 伊豆高原最強の鮨屋発見! 「江戸前寿司 うなぎ 浩福」(こうふく)
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://iforce.sixcore.jp/mt5/mt-tb.cgi/399
コメントする