901魚類写真集の最近のブログ記事

2013年5月 9日

ボロカサゴ Rhinopias frondosa

ボロカサゴ Rhinopias frondosa



ボロカサゴ(ボロカサゴ Rhinopias frondosa)としましたが、ぶっちゃけ同定する技量を持ち合わせておりません。
ニセボロカサゴかもしれないし、ナミダカサゴかも?
幼魚の場合、なかなか判定できないですね。

大瀬崎のダイビングハウスマンボウ前、通称「第一漁礁」付近にいた子です。
大人気のためカメラを持ったダイバーが大行列しておりました。

ライトで照らしてあげたらうまい具合にあくびしてくれました。



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2012年1月16日

セトミノカサゴ Astrocottus matsubarae

セトミノカサゴ Astrocottus matsubarae


久しぶりに見たセトミノカサゴ

湾内の砂地で寒そうにしていました;;



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2012年1月10日

ミジンベニハゼ Lubricogobius exiguus

ミジンベニハゼ Lubricogobius exiguus



巻貝を住処にしたミジンベニハゼのペアです。

このミジンベニハゼには思いがいっぱい・・・。

ここでは理由があってご説明できないのですが、ようやく撮影しました・・・って感じです。


比較的浅い場所にこのミジンベニハゼの棲家はあるものですから、ここにはビギナーダイバーさんがたくさん訪れます。

ビギナーの方々には、もっと大瀬崎の自然を知っていただき、楽しんでいただきたいので、たくさん観察していただきたいのですが、是非守っていただきたい注意点があります。

自然を自然のままに残し、我々ダイバーが破壊者にならないために絶対に守らなければならないマナーです。

ここでビギナーダイバーといっているのは、経験した潜水本数が少ない方のことを指しているのではなく、十分な「中性浮力のスキル」を身に着けていないダイバーの事を指しております。何千本という経験を持ちながらも中性浮力が十分にできず(あるいはできるのにしない?)、砂煙を巻き上げている「ビギナーダイバー」をよく見かけます。


海で遊ぶための最低限のマナー

  1. 水底から数十センチ以上、できれば1メートルは体を浮かしてからフィンキックしましょう。そうすれば、砂を巻き上げてしまい、小さくて繊細なハゼたちの棲家を壊してしまうような事はありません。コツをつかむために中性浮力の練習を十分行いましょう。中性浮力のスキルに自信がないうちは、無理に海洋生物に近づこうとはせず、少し離れた場所から観察しましょう。
  2. 水中では、いつも周囲に気を配る必要があります。自分が泳いできた軌跡を確認し、砂を巻き上げていないか注意しましょう。また、ソフトコーラルを無意識のうちにキックしてしまい、傷つけてしまう場合が考えられます。十分な中性浮力のスキルが身につくまでは、ソフトコーラルに近づくべきではありません。中性浮力のトレーニングは、意識的に練習をすればすぐに身に着けられる技術です。十分トレーニングしてから生物観察をしましょう。
  3. ドルフィンキックの真似をして、濛々と砂煙を巻き上げているダイバーがいます。海の中はプールではありません。我々人間は、海洋生物の世界を汚す権利を持っていません。正しいフィンキックとは、海の自然を破壊しない方法で、安全に、なおかつ姿勢を安定させることができるフィンキックの事です。フィンキックの練習は海の中でするべきではなく、プールで行いましょう。
  4. 特に珍しい海洋生物を撮影する場合、独り占めするのはマナー違反です。撮影しながらも周囲に気を配り、どなたか別のダイバーが待っていないか確認し、もし待っている場合には、撮影対象を譲り合いましょう。
  5. 逆に撮影中のダイバーに近寄って、対象物を覗き込もうとする方がいます。特に都市型ショップのインストラクターにありがちな行動です。ご自分のお客様に見せてあげたい気持ちはわかりますが、撮影の邪魔になるような行為をするなんて、あまりに乱暴なのではないでしょうか。プロダイバーとしてとっても恥ずかしい行為です。プロとしての誇りを持って、初心者の方々の見本となるようなダイバーとなってください。

最近、大瀬崎湾内、岬の先端、外海の自然環境が急激に悪化しているように思えます。

釣り人が残していくゴミもますますひどくなり、海底に張り廻った釣りのテグス、釣り糸、釣り針、ルアー、エギ(アオリイカを釣るための疑似餌)など・・・海の中はまるでゴミ箱のようになってしまっています。

余った撒き餌を海に捨てたり、弁当のゴミやペットボトルなど・・・ひどいものです。

少なくとも我々ダイバーには、そのような自然環境を無視した行為は行ってほしくないのです。
マナーが悪ければ、必ず事故につながります。

そして事故が多発すれば、この海で潜ることすらも許されなくなってしまうなど、最悪の事態につながる事も考えられます。

これらの問題について、大瀬崎現地のプロガイドの方々は、痛いほど感じられていることでしょう。
大瀬崎に通われる都市型ショップのインストラクターの方、ガイドの方々にも是非、大瀬崎の現状をご理解いただき、お客様やビギナーダイバーの方々を指導していただければと思います。


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2012年1月 8日

オオウミウマ Hippocampus kelloggi

オオウミウマ Hippocampus kelloggi



新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。


2012年は辰年ということで、大瀬崎湾内のオオウミウマを撮影してきました。


ヨウジウオ科 タツノオトシゴ属(Hippocampus)の中で最も大きくなる種族がこの「オオウミウマ(大海馬)」です。

大きいものでは30cmにもなる個体もいるそうな・・・。


しかも、タツノオトシゴ属の中で、唯一、汽水域でも生息できるんだそうです。


すごいですねぇ。

大きいだけじゃなくて、生息範囲も広いんですね。

さすがタツノオトシゴの王様ですね。


黄金色に輝く、タツノオトシゴ。

今年は幸先がいいですね!


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2011年12月26日

アケボノチョウチョウウオ Chaetodon melannotus

アケボノチョウチョウウオ Chaetodon melannotus



チョウチョウウオの仲間って、真正面から撮影するのって難しい・・・

何度もチャレンジしてようやくこの一枚。


というか、真正面からだと何のチョウチョウウオか分かりませんね(汗;



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2011年12月25日

ハタタテハゼ Nemateleotris magnifica

ハタタテハゼ Nemateleotris magnifica



2011年12月23日。


年末も差し迫った師走というのに、大瀬崎の水温は20度。

透視度は15mを軽く超えていました。

黒潮が流入したことによって急激に水温が上昇したものと思えます。


季節来遊漁のハタタテハゼも元気に泳いでいました。

1月になっても元気で泳いでいてほしいですね。



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2011年12月20日

ハシナガウバウオ Diademichthys lineatus

ハシナガウバウオ Diademichthys lineatus

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2011年12月14日

ハナハゼ Ptereleotris hanae

ハナハゼ Ptereleotris hanae



やばいですねぇ。

東京湾 明鐘岬のハナハゼは、ダイバーが近寄ってもほとんど逃げません。

かなり近距離まで近寄れるかも・・・。

こりゃ、どこまで寄れるか試してみたくなります。


とはいっても、頭のドアップとかは無理ですけどね(汗;


ところで、この写真見て気が付くことありませんか?


・・・そう!


ツリ目じゃないですかぁああああ!


大瀬崎で寒さに耐えながらも頑張っているハタタテハゼと同じ、ツリ目&怖い顔!

面白いですねぇ~。


大方 洋二先生の日本の海水魚によると、ハナハゼは千葉県以南に生息していると書かれていますから、ここ、千葉県鋸南町の明鐘岬は、北限に近いのでしょうね。

寒くなると、ハゼはツリ目になる!?

研究されている専門家の方のご意見をお聞きしたいものです。


P.S. もしかして、近くまで寄れるのは、寒さで麻痺しているせいなのかな??





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2011年12月 9日

クロフチススキベラ Anampses melanurus

クロフチススキベラ Anampses melanurus



ちっちゃな季節来遊魚。

でも一応、学術的な分布では千葉以南に棲息とされています。

ということは、越冬できるのかな・・・。


もう少し大きくなると、黒字に白のドット模様になるんです。

そのほうが可愛いかもしれません(笑。


この子は体長が1.5cmの極小サイズでした。



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ダテハゼ Amblyeleotris japonica

ダテハゼ Amblyeleotris japonica



ダテハゼってほとんどの伊豆ダイバーはスルーしちゃう。

可愛そうなハゼなんですよね。


このハゼに興味を持つのは、かなりのマニア・・・というか変態?・・・(笑。


でも、このダテハゼ。

写真撮影してみると、どうでしょう。

この美しさ!


薄っすらとゴールドのラメに縁取りされた頬。

ターコイズブルーが美しい背鰭。

そして虹色に輝く胸鰭・・・。

素晴らしい!



ダテハゼ Amblyeleotris japonica



そして、この背筋をピンと張りつめた姿勢。

まるで禅の道を究めようとする女流弓道家を見ているような・・・。

そんな気持ちにさせます。

最近、弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)なんて本を読んだので、特にそう感じてしまうのでしょうか?



ダテハゼ Amblyeleotris japonica



すらっとしたボディがとってもセクシー。

そんな風に考えるのって、私だけかなぁ・・・(笑。



ダテハゼ Amblyeleotris japonica



ニシキテッポウエビ(Alpheus rapax)との共生写真。


テッポウエビの巣穴はとても広く、2畳間ほどもあるそうな・・・。

4畳半に住んでる人間様と比べると、結構、セレブなご自宅ですよね・・・。


過去記事にも書いたんですけど、ダテハゼの背鰭って、よく見るとみんなちょっとずつ違う形してるのわかります?



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