03志津川ダイビングの最近のブログ記事
2010年7月23日
2010年7月21日
ソメワケウミクワガタ Gnathiidae
ウミクワガタとは
グナチアとも呼ばれており、昆虫ではなく、ダンゴムシやワラジムシ、グソクムシなどが属する節足動物門 甲殻亜門 等脚目(ワラジムシ目)に含まれる海産甲殻類です。
幼生の間はブラニザとよばれ、魚類の血を吸う寄生虫として育ちます。
成体へ変態したウミクワガタは、何も食べず幼生期に寄生虫として吸った血のみを栄養源としているそうです。
ウミクワガタ類の成体が棲む場所は、カイメンの内部、泥の中、岩や死サンゴの隙間、ゴカイの棲管の中などだそうで、見つけるのが結構大変です。
写真は別の場所で発見したウミクワガタをアメフラシの卵塊に乗せて撮影したものです。
- 観察地: 志津川
- 学名: Gnathiidae
- 標準和名: ソメワケウミクワガタ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
2010年7月19日
リュウグウハゼ Pterogobius zacalles ハッチアウト(再挑戦)
3週間連続で、宮城県南三陸町志津川にやってきました。
水中撮影の技術を磨くにはもってこいの、この志津川の海。
今日もグラントスカルピンの佐藤長明さんのガイドで、感動的なドラマを見せていただきました。
前回、リュウグウハゼ (Pterogobius zacalles) ハッチアウトを観察しておりましたが、どうしても、親と子供を同時に写したいと考え、2本(計2時間)のダイビングをこのリュウグウハゼ狙いのみに集中し、水温15度の水底で粘っておりました。
いました、いました。
グラントスカルピンの佐藤長明さんが、見つけておいてくれたリュウグウハゼの産卵場所です。
孵化は、断続的に発生しますが、この水温(15~16℃)だと、産卵後10日前後で熟し、最初の子供が孵化してから、数時間以内に全ての子供たちが旅立っていくのだそうです。ただ、ダイバーがこうして光を当てて撮影をしていると、刺激になって、孵化が促され、あっという間に全ての子供たちが孵化してしまう事も多いそうです。事実、前回は、数分で全ての孵化が終了してしまいました。
巣穴の入り口をふさぐように、大きく胸鰭を開いています。
きっと僕が近づいてくるのに気がついて、警戒しているのでしょう。
ゆっくりと、驚かさないように近づいていきます。
瓦礫の下を掘り下げて作られたそ巣穴をそっと覗いてみると、やはり今にも孵化しそうな熟した卵がびっしりと並んでいます。
全ての卵には眼や体表の模様が透かして見る事が出来、いつでも巣立つ準備が整っているようです。
やはり、光に照らされて焦り始めたのでしょうか?
親がしきりに胸鰭を使って、卵に水流をかけ、孵化を促します。
もうすぐです。
それまで、しきりに胸鰭を使って水流をかけていた親が、突然、反転し、砂を巻き上げました。
いよいよです。
これは、僕の想像なのですが、稚魚が孵化する瞬間、外敵から稚魚たちを守るために、砂を巻き上げ、一種の煙幕を張っているのではないかと思います。前回も、もくもくと巻き上げられた煙幕の中から稚魚たちが姿を現していたのを観察しております。
どうでしょう?
巻き上げられた煙幕が、だんだんと落ち着いてきました・・・。
稚魚は、孵化しているでしょうか?
あ・・・
出てきました!
稚魚が孵化してきました!
なんと、親が巣の外に稚魚達を吐き出しています。
感動的なシーンですね!
すごい!
煙幕と共に沢山の稚魚が巣の外に吐き出されてきます。
凄い数です。
でも、煙幕の効果があってか、きらきらと、サイダーの泡がはじけるようなきらめきが見えるだけで、稚魚の姿がはっきりとつかめません。凄いカモフラージュですね。これなら、巣立ちと同時に外敵に稚魚が襲われてしまう事を防げるかもしれません。
巣立っていきます。
小さな稚魚が巣立っていきます。
感動です。
最後に、煙幕がどんな感じか、少しだけ動画を撮ってみましたのでご覧ください。
(写真撮影に夢中で、動画はなんちゃって映像ですが・・・)
- 観察地: 志津川
- 学名: Pterogobius zacalles
- 標準和名: リュウグウハゼ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
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