« リュウグウハゼ Pterogobius zacalles ハッチアウト(再挑戦) | ホーム | アケボノウミウシ Dirona pellucida »
2010年7月21日
ソメワケウミクワガタ Gnathiidae
ウミクワガタとは
グナチアとも呼ばれており、昆虫ではなく、ダンゴムシやワラジムシ、グソクムシなどが属する節足動物門 甲殻亜門 等脚目(ワラジムシ目)に含まれる海産甲殻類です。
幼生の間はブラニザとよばれ、魚類の血を吸う寄生虫として育ちます。
成体へ変態したウミクワガタは、何も食べず幼生期に寄生虫として吸った血のみを栄養源としているそうです。
ウミクワガタ類の成体が棲む場所は、カイメンの内部、泥の中、岩や死サンゴの隙間、ゴカイの棲管の中などだそうで、見つけるのが結構大変です。
写真は別の場所で発見したウミクワガタをアメフラシの卵塊に乗せて撮影したものです。
- 観察地: 志津川
- 学名: Gnathiidae
- 標準和名: ソメワケウミクワガタ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://iforce.sixcore.jp/mt5/mt-tb.cgi/1591
先日、大島でも見られたらしいですね。
人間も幼少期の取得した栄養だけで大きくなれると
メタボとか気にしなくていいんですけどww
とたみんさん>
東京湾でもみられています。
どこの海にでもいるようですが、探すのが大変(汗;;;
明鐘あたりで探してみたいですね。