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2011年12月 4日

シロオビハナダイ Pseudanthias leucozonus

シロオビハナダイ Pseudanthias leucozonus



憧れのシロオビハナダイ・・・。

やっと出会うことができました。


この魚、日本固有種であることはもちろん、伊豆半島および大島周辺でしか確認されていないハナダイの仲間です。

しかし、特にレアな種族ということではありません。

きっと伊豆半島では、どこでも見ることができるのかもしれません。

いわば、普通種です。


なぜ、憧れの・・・なのか?

このシロオビハナダイ、大瀬崎では岬の先端の水深50mより深い場所でしか発見されていなかったからです。

伊豆海洋公園(IOP)では、水深40mよりも深い場所で観察されています。



シロオビハナダイ (婚姻色)Pseudanthias leucozonus



婚姻色となったオスの写真です。

とても素早く、しかも臆病なのか、人気を感じるとすぐに岩の間に隠れてしまいます。


1か月ほど前より岬の先端34m付近で発見されたとの噂を聞き、これはチャンスと思い、何本も何本も発見されたポイントに通ったのですが、なかなか発見することができませんでした。


シロオビハナダイ (婚姻色)Pseudanthias leucozonus シロオビハナダイ (婚姻色)Pseudanthias leucozonus



しかも婚姻色となったオスはとても神経質で、その撮影は困難極まります。

シャッタースピードとストロボ調整、フォーカススピード、全て一発勝負で決めないと、あっという間にどこかへ行ってしまうのです。

何度もこの34mポイントに通い、ようやく数枚のカットを撮ることができました。

先週は、ようやく発見したものの、シャッターを押そうと思った瞬間に逃げられてしまったのでした。


通常のオスの色彩と婚姻色の違いは一目瞭然。
婚姻色になると、身体の中心から尾にかけての色彩が黒っぽくなり、頭の眼の上から鰓ぶたにかけての赤い線が、白く変化します。



シロオビハナダイ Pseudanthias leucozonus



なんて美しいのでしょう。

現実とは思えないような美しい色彩。


トリコロールカラーの胸鰭が、まるで、英雄が身に着ける勲章のようです。


虜(トリコ)になってしまいそう~~(笑


※シロオビハナダイは、1982年伊豆海洋公園(IOP)にて発見され、片山正夫、益田一の両氏によって論文発表されました。

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コメント(2)

Endlessblueさん、こんばんは。
いつも大瀬の海を紹介していただきありがとうございます。
ホントに美しい色彩ですよね。
青が支配する世界の中で、こんなにもエキゾチックな色彩が乱舞している・・・
ん〜、自然が造り出すシチュエーションに感動です。

motoshiさん>

いつもお世話になっております。
本当に美しい色彩ですよねぇ~~。
どうしてこんなに美しい色彩を身に着けるのか不思議でなりません。
人間じゃないと、この美しさって理解できないのでは?
とすると、このシロオビハナダイをはじめ、自然界の生物の美しさって、人間が感動するように作られてきたのか?
と、妄想します。

神様に感謝です。
地球の自然を大切にしなければ、ですね!

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