01大瀬崎ダイビングの最近のブログ記事
2010年3月17日
Okenia japonica シロイバラウミウシ
大瀬崎のシロイバラウミウシです。
いつも見ているサイズより少し大きめ。
Okenia japonicaという学名からわかるように、オケニアの仲間で日本が模式産地になっているウミウシです。
ラドマン先生の「Sea slug Forum」では、香港での観察報告もあるようです。
2010年3月16日
スズキ(鱸) Lateolabrax japonicus
湾内でのナイトダイビングを楽しんでいた時のことだった。
ゴロタ下の砂地、水深8mに群れているクロサギの群れがライトに反射してギラギラと輝いていた。
鋭い稲光が光ったかのようにクロサギの群れが飛び散った。
「何!?」
何者かがクロサギの群れをめがけて襲いかかっている。
ライトが届かないのでよく見えないが、真っ黒な大きな影が群れに突き刺すように動いている。
黒い影から逃げ惑うクロサギがライトに照らされ、まるで砕けた鏡が水中に舞っているかのようにきらめいている。
正体はこの「スズキ」だった。
1mを超える大物のスズキだ。
ゴロタの壁を巧みに利用し、群れから離されたクロサギを壁際に追いやる。
すぐさま反転し、真上から襲いかかる。
群れから離された時とは、全く違う真上からの連続攻撃で、クロサギの方は対処不能。
身動きすらできず、硬直状態のまま、一瞬で飲み込まれていく。
何匹も何匹も・・・その様子は、第二次世界大戦の戦闘機戦で見られる「High-Yo-Yo」と呼ばれた戦法に似ている。
敵機を全速力で雲に向けて追い込み、そのまま加速度を利用して上昇、失速寸前に反転しながら落下加速度を伴って、敵機を真上から追撃するのだ。雲に面前をふさがれ、後ろから追われていた恐怖をぬぐえないまま逃げ道を失った状態で、真上からという意図しない方向から留めをさすのである。
見事としか言いようがない。
どうにかしてこの水中で繰り広げられたドッグファイトを撮影したかったのだが、残念ながら光が届いていなかった。
生死を分ける戦いは常に漆黒の暗闇で行われるのだ。
2010年3月15日
AEOLIDINA sp. ナマハゲミノウミウシ
大瀬崎外海にナマハゲミノウミウシのホワイトバージョンがいるというので、どうしても見てみたかったのでした。前回、ナマハゲを見たのは、昨年の7月で、やはり外海の非常に深い場所。セトリュウグウウミウシを探しているときに見つからず、代わりにこのナマハゲミノウミウシを見つけたのでした。
しかし、この日の大瀬崎は南西の突風が吹き、外海はクローズ・・・見た目は入れなくもないんじゃない?とか思いましたが、安全第一なので諦め、翌日に再チャレンジすることになりました。
潮が引いた外海は、ゴロタが露出し、エントリー/エクジットが大変・・・足を取られないように注意しながら、重たいカメラをかばうようにエントリーします。外海は湾内ほどひどくはないものの、やはり春濁りでどんよりと暗く、3mほどの視界を確保するのがやっとです。
沖のゴロタにこいつはいました。
なんと真っ白。大瀬崎で見るナマハゲは赤いボディのものがほとんどなのですが、この子は身体の中心はやはり真っ赤ですが、白が強くとてもかっこいい。ウミトサカの根元にくらいつき、ヒドロ虫を食べていたようです。
2010年3月14日
Halgerda okinawa インターネットウミウシ
いつか見てみたいと思っていた念願のウミウシのひとつ。大瀬崎の湾内で観察することができるとは思ってもいませんでした。この日の大瀬崎は、既に水温が15度を超え、春濁りの絶頂期になっていました。湾内の某所にインターネットウミウシがいるという情報を聞きつけ、いてもたってもいられず、真っ暗な濁りの中を潜っていきます。
水深21m。
この子が待っていてくれました。考えていたよりもはるかに大きく、体長は約8cm。以前、同じく大瀬崎の外海で偶然発見した「プレウロブランクス・マミラートゥス」のような突起を体表に持っています。
インターネットウミウシは、ヒオドシウミウシ属 ( Halgerda )に含まれており、この属に所属するウミウシのほとんどが伊豆では希少種とされています。しかも水深21mで観察されることなど、極めてまれで、通常は40m以上の流れのある岩礁帯で発見されることが多いと聞きます。春濁りとともに黒潮に乗ってやってきたのでしょうか?とてもラッキーな一日でした。
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