伊豆の死滅回遊魚 チョウハン Chaetodon lunula
水温13度はさすがに冷たかろう。
ハワイやインド洋を主たる棲家とするチョウチョウウオの仲間「チョウハン」の幼魚である。
本来は身体の上半身が真っ黒から、黄色に変化していくのだが、この子はまだ黄色くなりかかった若魚である。
見て分かるように、せっかく黄色がかって大人びてきたというのに、茶色くくすんでしまった。
よっぽど寒いのだろう。
まだ水温の高い秋に発見できても、すばやく泳ぐのでなかなか撮影できないのだが、皮肉にもこうして弱弱しくなった姿を撮影することになろうとは。
どうにか生き延びて欲しいと願うのだが、それもまた虚しい願いか・・・。
伊豆の冬は美しい海の色とは裏腹に、魚たちにとってはやはり厳しい試練の冬なのである。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 伊豆の死滅回遊魚 チョウハン Chaetodon lunula
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://iforce.sixcore.jp/mt5/mt-tb.cgi/1130
コメントする