ガンガゼ Diadema setosum
この記事の主役はガンガゼです。
最近、ガンガゼの魅力に妙にはまりつつあり、いつも写真撮影しながらワクワクしてます。
ダイバーの皆さんなら、良く知っている「ガンガゼ」。
そう、アドバンスド・オープンウォーターを受講する時に、ナイトダイビングをしますが、「中世浮力をきちんと制御できないとガンガゼに刺されますよ~~」と必ず注意されたはず。
ガンガゼは、漢字で書くと「岩隠子」と書きます。
30cm異常もある長い棘に覆われていて、しかもこの棘には毒があり、刺さると抜けないばかりか、とてももろい為、皮膚の中に棘を残したまま折れてしまうのです。なんて嫌なやつなんでしょう。
岩の隙間という隙間に隠れているのですが、決まって棘の先端だけが岩の隙間から顔をのぞかせています。海水浴客やダイバーにとってはとても危険な存在なのですが、考えてみると、この長い棘、もちろんガンガゼ自分自身を守る為にあるのですが、考え方によっては、別の意味もあるように思えます。例えば、岩の隙間にガンガゼがいることで、大きな魚や人間は、岩の隙間に近寄る事ができません。その為、岩礁帯は、小さな魚や幼魚たちにとっての格好の隠れ家になります。
もし、岩の隙間にガンガゼがいなかったら、その隙間から大きな肉食性の魚が入り込み、密室状態の岩礁帯の奥では大変な事になってしまうでしょう。
ガンガゼって偉いかも!
ところで、ガンガゼを真上から見ると、写真のように5つの星と丸い円が見えます。
真ん中のオレンジ色をした円は肛門です。
その周りに星をかたどったような5つの点。
五芒星(ごぼうせい:Pentagram)を思わせる星型は、幼魚たちを守る魔法陣の印なのでしょうか?
ちなみに五芒星=☆の各辺が交わる比率は、いわゆる黄金比率となっており、自然界の法則そのものを表しています。ガンガゼは地球の自然を守る使者なのかもしれませんよ。
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