大瀬崎ダイビングの常連 地味だが可愛い奴等
かまってもらえないNo.1 ヨウジウオ Syngnathus schlegeli Kaup,1856
ヨウジウオの仲間の中では、最も大きいのに、なにせ地味なもんだから、誰も撮影してくれなかったりします。(笑)
しかも、大抵ヨウジウオが出没する時は、海にウネリがあったりして、この細くて長いからだがウネウネとゆれるもんだから、ピントが合わない。インターネットで探してもヨウジウオが良く撮れている写真がほとんどないのもこれが理由か?
また、比較的浅い場所にいるため、エントリーしたばかりのダイバーが発見しても、「バッテリーがもったいない・・・」なんて思っちゃって、ろくに撮影してくれません。可愛そうに。
エグジット寸前で、発見されても、色んな魚を見て満腹のダイバー達は、「ああ、いるね・・」ぐらいの反応・・かまってもらえない。
同じヨウジウオ科の魚には、イシヨウジ、オイランヨウジ、タツノオトシゴなど人気の種族があるのに、なぜか、ヨウジウオ科の首長「ヨウジウオ」は地味なので人気がイマイチ。
でも、このヨウジウオばかりを狙っているマニアの方もいらっしゃるという噂も聞きましたので、いつの日か、大瀬崎の大スターに君臨する日もあるかも。
ガンバレ!ヨウジウオ!
傍にいるのに気がついてもらえないNo.1 「オニカサゴ」
ヨウジウオよりも可愛そうなのが、これ。
オニカサゴ Scorpaenopsis cirrhosa (Thunberg).。
なにせ、目の前にいるのに、気がついてもらえない。
すぐ、目の前にいても気がつかれない。
可愛そうなやつです。
たまに、気がついてもらえても、絵にならない。
ダイバーの頭の中には、「オニカサゴといえば、唐揚げだ・・」くらいしか思い浮かばない。
かわいそうなヤツです。
派手なのに目立たないやつ ハナキンチャクフグ
思いっきり化粧してるのに、ダイバーの目の前にちょろちょろと飛び出してくるのに、それでも気がついてもらえません。なぜなのか?
こうしてじっと、見てみると、口元が可愛くて・・・
アイラインは派手だけど・・・
ちょっとウマヅラなのがアレだけど・・・
精一杯アピールしてるのにね。
今日の海は寒いね・・・そんな悲しそうな顔しないで頑張ろうね。
練習台にしかしてもらえない イソカサゴ
ウミウシを探していると、絶対に目の前に出てくるのが、彼。
イソカサゴ。
今日こそ、マクロモードを決めてバッチリ、ウミウシを撮影するぞ!
と、意気込むダイバーの撮影練習になっちゃうイソカサゴ君。
バシバシ、ストロボを浴びせようが、バンバン砂を撒き散らせようが逃げずに耐えて頑張ってるのにね。
彼がいるおかげで、ダイバーは写真撮影の練習が出来るのに。
レア種に間違えられちゃう フサカサゴ
最後は彼。レアな深海魚である「イズカサゴ」にそっくりな為、写真判定・・激写されてしまうのですが、大抵は、一般的なフサカサゴ。
こんな綺麗な朱色の体なのに、ちょっと背びれの形状が違うだけで、「ああ・・またか」で、済まされちゃうかわいそうなヤツ。
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