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ミツクリザメ (劍吻鯊,Акулы-гоблины) Mitsukurina owstoni Jordan, 1898

 

東海大学による
ミツクリザメの撮影映像

 

2007年に捕獲されたゴブリンシャーク(ミツクリザメ:Mitsukurina owstoni Jordan, 1898)の映像が、東海大学のサイトにアップされていました。(東海大学によるミツクリザメの撮影映像

東京湾~相模湾での捕獲記録が多々あることをみると、この海域にはミツクリザメの生活に重要な意味が隠されていると考えてもよさそうです。

 

東京湾とサメ(鮫洲の由来)

品川区に「鮫洲(サメズ)」という地名がありますが、この地名の由来には、鎌倉時代に品川沖で大鮫が死んで浮いているのを漁夫が見つけたそうで、この鮫の腹の中から聖観音の木像が発見され、鮫洲観音として海晏寺(東京都品川区南品川5丁目16−22)のご本尊として奉られたことからついた名前なのだそうです。

 

このサメを引き上げた場所を「鮫浜」と呼んでいたそうで、「鮫頭ヶ崎」とか「鮫洲崎」と呼ぶこともあるそうです。鮫浜という名称は今でも使用されており、鮫浜小学校という学校名として親しまれています。

 

やはり東京湾には、もともとサメがたくさん生息していたのでしょう。

 

 

ミツクリザメはスマートなサメ

ミツクリザメって、口が飛び出すんですけど、こうして普通にしているときは、とてもスマート。

どちらかというとサメの仲間の中でも、美しいスタイルですよね。

 

ホオジロザメとかは、でっぷりとおなかが出てますし、ネズミザメも胴太。

しかし、ミツクリザメは、ゴブリンシャークの名前の印象とは違い、とてもスマートでかっこいい。

 

もともと、ゴブリンシャーク(悪魔のサメ)という名前は、死んだ時に体中から真っ赤な血が吹き出し、とても恐ろしい姿になることからつけられた名前だそうです。

でも生きている姿は、天使とまでは言わないが、悪魔の姿とはイメージが違いますね。

 

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