大瀬神社 引手力命神社 スピリチュアル パワースポット
いつも不思議な魅力に引きつられ、ついつい通ってしまう「大瀬崎」。
Endlessblue的には、大瀬崎はスピリチュアルなパワースポットであり、大瀬崎の海でダイビングをする事は身を清める、洗心であり、潜心であることをご紹介してきました。冬の大瀬崎は、空気が引き締まり、朝夕の富士山の美しさや、駿河湾の激しさ、優々しさを感じさらにそのスピリチュアルなパワーを得る事ができそうです。
※洗心・・・心を洗い浄める精神修行の事。
※潜心・・・心を落ち着かせ集中して物事に取り組む事。
大瀬神社
大瀬崎の岬の先端には、大瀬神社があります。この神社には引手力命(ひきてちからのみこと)が祀られており、この神を祀る神社は日本全国広しといえどもこの神社だけなのだそうです。
岬の先端は、外洋の駿河湾の荒波、激流から大瀬崎の湾内を守る重要な地形を形作っています。さらに岬には、天然記念物となっているビャクシンの林があり、樹齢数百年の立派なビャクシンに囲まれた神社が大瀬神社です。
この大瀬神社は、岬の先端の中でも最も高い位置に祠が設置されており、駿河湾や富士山を一望する事ができます。
大瀬神社の祠前から見た駿河湾
大瀬神社から見た霊峰富士
大瀬神社の境内
大瀬崎の岬の裏側、「柵下」ポイントに向かう位置にある御手洗所です。時間があれば、大瀬神社の祠に向かって一礼し、このお水で浄よめて、ダイビングの安全を祈りましょう。
祠に向かう石段の下には天狗の下駄が奉納されています。この事から、富士山に深く関わりのある神様である事が分かりますね。
大瀬崎のミステリーを探る
なぜ大瀬崎に惹かれるのでしょうか?確かに風光明媚な場所ですし、東京からも近い。でも、関東地方にはもっと手軽に通えるダイビングスポットはたくさんあります。確かに、ダイビング目的で考えると、どんなに天候が荒れている状況でも潜る事が出来る湾内を持った大瀬崎は貴重な場所です。さらに岬の先端、外海というポイントを総合すれば、一般的なダイビングスポットの、実に3~5倍の広さとバリエーションを持っている魅力タップリな場所です。
でも理由はそれだけではなさそうです。私の場合、毎月1~2回は、この大瀬崎に通っておりますが、何か他の場所とは違うものを感じます。それが、この場所がきっと何かの意味を持ったパワースポットであるに違いないと、想定している唯一の理由です。
先に、引手命神社はこの大瀬神社だけであると述べました。しかし、調査してみると、非常に似た名前の神社がもうひとつ存在します。それが「引手力男神社(ひきてちからおじんじゃ)」です。静岡県伊東市十足という場所にあり、ちょうど大室山の麓に位置する場所です。この引手力男神社は、「たちからお」と呼ばれる山神を祀っていると伝えられ、大瀬神社が海神であることの好対照のように思われます。
なにか、この二つの神社には縁があるのではないかと思われます。古来の日本では、方位や地脈、川、海などの自然の地形から来るエネルギーを守る、あるいはお祭りする為に八百万の神々を祀ってきました。その事をヒントにして、それぞれの神社の位置を地図上に展開し、何らかの関係がないか考察してみました。(私もほんと物好きですね・・・)
上のマップは、引手力命神社(大瀬神社)と、大室山の引手力男神社の位置を正確にプロットし、位置関係を表現したものです。
面白い事に、引手力男神社と富士山頂上を直線で結ぶと、その線上にはなんと三嶋大社(みしまたいしゃ)があります。旧東海道の要所に位置する三嶋大社は、大山祇命(おおやまつみのみこと)をお祀りする神社であり、霊峰富士に関係の深い神社です。引手力男神社もこの霊峰富士に関係が深い神社と考える事ができそうです。
そもそも、引手力男神社の祀神である「たちからお」の名称からは、何か力持ちの男が縄を引いているような印象がイメージできますよね。こじ付けかもしれませんが、富士山に関係する縄(線)、そして強い力=地脈を想像させます。すなわち、この引手力男神社と富士山頂上を結ぶ直線、そして「たちからお」の神名が意味するものは、ズバリ「相模トラフ」の事なのではないかと想像します。
最近は、熱海を中心として発生している群発地震が話題になっていますが、これらは、相模湾の浅い海底で発生しているもので、まさに相模トラフの延長線上の断層で発生しているものと考えられます。太古の人々が、相模の神様が怒りを示すと地震が発生すると考えたのではないか?その地脈を預かる神様を、力強く地膜と言う縄を引き寄せる男にイメージし、「たちからお」と名づけたのではないかと考えました。
一方で、大瀬神社の「ひきてちからのみこと」ですが、この大瀬神社の位置と三嶋大社を結ぶ直線は、偶然にも駿河トラフと重なっている事が分かります。つまり、伊豆半島は駿河トラフの強い力と、相模トラフの強い力が交差する隙間に存在し、交差する点には「三嶋神社」が鎮座し、地脈の乱れを守っているという構図になっているのではないでしょうか。
伊豆半島にはたくさんの断層があります。この断層という存在は、地脈としてエネルギーが集中する場所として考えられます。動植物は敏感にその地脈のエネルギーを感じ、地脈が生物界の生息領域を分けることもあるほどです。今回お話している二つの神社、「大瀬神社(引手力命神社)」と「引手力男神社」を直線で結ぶと、ちょうど伊豆半島を南北に分断するような直線になります。この直線状には、伊豆半島の湯場として知られる修善寺があり、この直線の南北には多くの断層が確認できるものの、この直線上を跨ぐ大きな地層断層はありません。非常に安定した場所である事が分かります。
つまり、古代の人々は、本能的に駿河トラフや相模トラフの存在を、自然のエネルギーが直線状に走っていることを感じ取っており、そのエネルギーのラインを守り、司る二つの神として大瀬神社(引手力命神社)」と「引手力男神社」を祀ったのです。さらに、そのエネルギーのラインが交わる最も重要なポイントには、三嶋大社を設け地神の怒りを治めようとしたのではないでしょうか。
ちなみに・・・大瀬神社(引手力命神社)と三嶋大社を結ぶ直線をさらに北東に延ばしていくと・・・
そこには何があると思いますか?
なんと、江戸城。今の皇居を指し示しています。
さらに、私が大瀬崎の次に通っているダイビングポイント「千葉県明鐘岬」は、三嶋大社から真東の直線上に位置します。
偶然といえば偶然ですが、面白いですね。
ちなみに、大瀬神社(引手力命神社)」と「引手力男神社」を結ぶ直線(上のマップで赤線で示した北西に走る直線)の下には修善寺の嵐山、そして新富士駅そばの嵐山という二つの同じ名前の山があります。京都嵐山(らんざん)を思わせる地名ですね。何らかの関係があるのかもしれませんね。
私が大瀬崎や明鐘岬に毎週のように通うのには、何か訳があるのではないかといろいろと考えてみました。
単にダイビングスポットとしての素晴らしさだけではない、何か・・・
どことなく懐かしい感じがする何か・・・
その場所にたどり着いた時の居心地のよさ・・・
その海で潜った後のすがすがしさ・・・
きっと、こんな気持ちになるのは、ご説明したようなエネルギーのバランスが微妙に取れている場所だからなのかもしれません。
これからも、大瀬崎や明鐘で潜って、駿河トラフのパワーと相模トラフのパワーを分け与えてもらおうと思います。
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