北の海の女王 タツノオトシゴ Hippocampus coronatus
志津川の海の女王に会ったかのような妖艶な姿であった。
ウネリに身体を預け、流れるようにしなやかに漂うその姿。
ファインダー越しに眼が合うと必ず後ろを向いてしまう。
竜王の末裔、北の海の女王らしく写せないかと何度もシャッターを切ったが、なかなか思うような妖艶さが出ない。
思い切ってストロボ発光をやめてダークバスターのスイッチを入れ、間接光を使って撮影した写真がこのカットである。
周囲を思いっきりぼかすためにクローズアップレンズを用いている。
そのため、ピンポイントでしか焦点が合っていない。
ピントが完全に合った写真も何枚か撮れたが、それでも何かを訴えるこの眼の魅力に負けて、このカットをブログにアップすることに決めた。
「汝、我が名を知っての無礼であるか」
・・・と、竜の女王が頭の中でささやいた。
竜王の末裔たる神々しい響きとともに・・・。
まさにファンタジーの世界に飛び込んだかのようだった。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 北の海の女王 タツノオトシゴ Hippocampus coronatus
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://iforce.sixcore.jp/mt5/mt-tb.cgi/1117
タツノオトシゴ・・・とても神秘的に撮影出来ており、「女王」のイメージがぴったりです。
ライティングやら構図やらほんと、素晴らしいです。
素人ですので、感覚でしかコメントできませんが。
いつも綺麗な写真を楽しく、拝見させて頂いております。
また、箱でお会いしたら、宜しくお願いします。
えんどうさん>
ライティングは苦肉の策でして・・・はじめは、女王さまの目が光らなくって苦労しました。ライトを当てるとすぐに後ろを向いてしまわれるし、当たったと思うと、白飛びしてしまって。
僕のほうこそこんな素人写真を見てコメントいただけるなんてうれしい限りです。今後ともよろしくお願いいたします。
今までのEndlessblueさんの写真とは雰囲気がチョット違って
新しい魅力の写真ですね(^O^)v
SOLさん>
ちょっと遊んでみました~
くっきり、はっきり系の写真もいいのですが、こういうのもたまにはいいかと・・・