ヒドロゾア Hydrozoa
ヒドロ虫(ヒドロゾア、Hydrozoa)は、刺胞動物門ヒドロ虫綱の動物を指す総称である。ポリプ部分の本体をヒドロ花 (hydranth) 、下の細い部分をヒドロ茎 (hydrocaulus) 、基盤に付着する部分を足盤と呼んでいる。多くの種ではここから固着のための根のような構造が発達しているそうで、これをヒドロ根 (hydrorhiza) というそうだ。とても美しいヒドロ花を観察していると時間を忘れてしまう。
光を弱く当ててやると青白く、またはピンク色に輝く。たまにプランクトンのようなものを捕まえて捕食する様子が見てとれる。このヒドラ虫のポリプは無性生殖により増殖するのだが、その体の上にクラゲを形成し、クラゲの部分だけが独立して浮遊することもできる。独立したクラゲは成長の後、有性生殖を行い卵を産むのだが、受精卵は孵化後に定着してポリプとなる。この繰り返しが、ヒドロゾアの輪廻転生なのだ。ベニクラゲの仲間はこの輪廻転生を繰り返すことによって、なんと不老不死の生命体であることが知られている。
この小さな群落もヒドロゾアであろうか。マメホネナシサンゴの幼生かもしれない。
SF映画に出てきそうな、火の星に設置された宇宙基地・・・そんな雰囲気だ。
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花のような、水面に落ちる水滴の広がりのような
幻想的な雰囲気を感じます^^
ここだけで世界が完結しているかのようなたたずまいがいいですね^^
とたみんさん>
海の中って神秘的ですよね!
どんな小さな生物でもじっと見つめると発見があります。
楽しいです!