Bio Wine ビオ・ワインを味わう
Cotes du Ventoux Domaine de CASCAVEL 2005
ビオ・ワインという名前を聞いたことがあるでしょうか。
ビオ・ワインとは無農薬有機農法のブドウで造ったワインのことです。
大きく二つに分類できて、ビオロジックワインとビオディナミワインに分けることが出来るそうです。
ビオロジックワインとは?
化学肥料などを一切使用しないで、かつ、無農薬で栽培したブドウからできたワインのことです。ビオロジックワインの畑は農薬などを使用せず、肥料も鶏糞などの自然のものが使用されます。それと酸化防止剤として使用されている亜硫酸塩も一切使用されていないのが特徴です。
ビオディナミワインとは?
ビオディナミワインとは、ビオロジックの製造方法にプラスして、ルドルフ・シュタイナーという方が主張する独特の農法から作られたワインをいいます。
ビオディナミでは、徹底した自然主義の思想が取り込まれているようで、ブドウ畑を取り巻く生態系を最も重視しており、もちろんビオロジック同様に無農薬、化学肥料の使用を一切しません。
さらにプレパラシオンと呼ばれる、自然界の物質を調合した調剤を使用して土壌や葡萄樹の能力を引き出すという考え方を用いています。何か東洋の五行思想に似た考え方で、天候や星回りはもちろん、あらゆる物質のもつエネルギーをプラス方向に働かせる事で、植物本来の生命力を強めて、いい農産物を作り出そうという考え方です。
このカスカヴェルは、そのビオディナミによって作られたビオ・ワインです。
口当たりが滑らかで、咽喉越しが良く、香りも変に凝った部分がなく、とてもスマートなワインです。
きっとワイン本来の味は、こういう素直な味わいなのでしょうね。
とても気に入りました。
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