2010年10月アーカイブ

2010年10月31日

イソギンチャクエビ Periclimenes brevicarpalis

イソギンチャクエビ Periclimenes brevicarpalis

 

大瀬崎先端ポイントのアイドル。

今年も沢山います。

しかも大きいですね。

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2010年10月29日

ギンガメアジ Caranx sexfasciatus

ギンガメアジ Caranx sexfasciatus

 

大瀬崎湾内です。

ギンガメアジが群れています。

・・・今年の大瀬崎は、いつもと違う。

 

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2010年10月28日

ウミトサカの仲間 Dendronephthya sp.

ウミトサカの仲間 Dendronephthya sp.

 

色とりどりですね。

綺麗です。

 

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ヒメシマガツオ Brama dussumieri

ヒメシマガツオ Brama dussumieri

 

大瀬崎湾内で奇妙な見慣れない魚に出会いました。

ユゴイかウミタナゴかと思ったのですが、どうも違う。

確信は無いのですがヒメシマガツオ Brama dussumieriとしました。

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2010年10月27日

アイゴ 藍子 Siganus fuscescens

アイゴ 藍子 Siganus fuscescens

 

今年の大瀬崎はアイゴの幼魚が大発生しています。

ダイビングハウスマンボウのオーナーさんにお聞きしたところ、20年ぶりの現象なのだそうです。

 

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アミメハギ Rudarius ercodes

アミメハギ Rudarius ercodes

 

ちっちゃい!

可愛いですねぇ~。

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2010年10月23日

イトマキヒトデ 糸巻海星 Asterina pectinifera

イトマキヒトデ 糸巻海星 Asterina pectinifera

 

イトマキヒトデ。

普通、ヒトデの足は5本。星形をしているものなんだけど、この海のイトマキヒトデは、1割ぐらいの個体が6本。

確かに稀に、4本や6本といった個体をみるけれど、大抵は、何かの理由で身体の一部に傷がついて、それが原因。

でも、この海でみる沢山の6本脚は、どうも遺伝子的に6本の個体として生まれてきたのでしょう。

どの個体も綺麗なヘキサゴン。

 

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2010年10月22日

タテジマウミウシ属の一種 Armina sp.

タテジマウミウシ属の一種 Armina sp.

 

タテジマウミウシに似てますが、黄色い縁取りは無いし、触角の色合いも違います。

未記載種である可能性大。

写真に撮影されたもの以外にも、違った特徴を持つタテジマウミウシ属の一種と思える個体も発見されているようで、青森の海の神秘性に益々興味がひかれます。

 

 

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2010年10月21日

ウミナメクジ Petalifera punctulata

ウミナメクジ Petalifera punctulata

 

ウミナメクジ Petalifera punctulata

 

ウミナメクジ Petalifera punctulata

 

こんなにたくさんバリエーション。

ウミナメクジ。

アマモの森で沢山みることができました。

 

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2010年10月20日

ネコジタウミウシ科の一種 GONIODORIDIDAE sp.

ネコジタウミウシ科の一種 GONIODORIDIDAE sp.

 

ネコジタウミウシ科の一種 GONIODORIDIDAE sp.です。

和名はまだ無く、図鑑未記載種である可能性が高いとの事です。

陸奥湾は神秘の海ですね。

 

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2010年10月18日

カイコガイ Atys cylindricum

カイコガイ Atys cylindricum

 

この種のブドウガイ系が沢山見つかったのですが、一体全体、正確な名前が分かりませんでした。

パロパロアクアティック調査チームのウミウシ博士に調査をしてもらい、カイコガイ Atys cylindricumであると同定いただきました。

 

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2010年10月15日

青森県陸奥湾の思い出

今回、青森県陸奥湾に生物調査のために行った事をご報告しましたが、調べれば調べるほど、この陸奥湾という場所に興味をひかれます。

まず正確な場所のご紹介です。

青森県陸奥湾

 

本州最北端である大間岬から連なる下北半島。

複雑な海流に囲まれた日本列島の中でも、最も北に位置する暖流域と言ってもよいかもしれません。

 

日本列島を囲む海流

道田豊他著 『海のなんでも小事典』 講談社ブルーバックス 2008年3月20日第1刷発行

日本列島を囲む海流

 

上記の各海流の名前は以下の通りです。

    1. 黒潮
    2. 黒潮続流
    3. 黒潮反流
    4. 対馬暖流
    5. 津軽暖流
    6. 宗谷暖流
    7. 親潮
    8. リマン(Liman)寒流

 

海流の影響によって、海水面の温度がどのように変化しているのか調べてみました。

海上保安庁 海洋速報

 

2010年10月15日の海上保安庁の海洋速報です。

太平洋岸は黒潮の影響を大きく受けて、海水面の温度が30度近い状況です。

日本海側も暖流である対馬海流の影響で、22~26度程度あります。

北海道東南部、知床から苫小牧にかけては、親潮の影響で日本沿岸部では最も水温が低くなっています。

北海道西岸では、リマン海流と対馬海流がぶつかり合い、急激に海水温が下がっている様子です。

今回、調査を行った陸奥湾は、海流図でいう「津軽暖流」が流れ込む向きに湾の開口部が開いており、対馬海流とリマン海流が混ざり合った豊富な栄養素が含まれる海域となっている様子です。

さらに調べたところ、この津軽海峡の海流は、水深の浅い部分が津軽暖流、200mより深い部分が親潮の寒流帯になっているという

、極めて興味深い海域なのです。

この津軽暖流は大きく口を開けた陸奥湾に流れ込むのですが、これだけ大きな湾だというのに、最大水深が75mしかないのだそうです。東京湾の最大水深が70mですので、両者とも良く似た環境ですね。

 

陸奥湾 牛ノ首岬方面から「鯛島」を望む

 

 

陸奥湾 牛ノ首 鯛島

 

陸奥湾フェリーの船上から見た鯛島。

初夏の5~6月は、300頭から500頭ものイルカが船の周りを取り巻くのだそうです。

これまでに撮影された陸奥湾のイルカの写真をみるとカマイルカLagenorhynchus obliquidens、鎌海豚)のようでした。

是非、実際に見てみたいものです。

 

鯛島

 

この鯛島の周囲ってとても気になりますよね・・・。

海の中はどんな風になっているんだろう?

それと陸奥湾奥部の大湊湾。

海上自衛隊の基地があるのですが、是非調査してみたい海域です。

極めて閉鎖的な海域ですので固有種が沢山発見されることでしょう。

いつかまた訪れてみたい陸奥湾。

早くその日が来ないか、心待ちにしております。

 

 

 

 

 

 

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シロウミウシ Chromodoris orientalis

シロウミウシ Chromodoris orientalis

 

青森県陸奥湾の海で見たシロウミウシはとても大きい立派な個体でした。

 

 

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2010年10月12日

青森県むつ市「海と森ふれあい体験館 Shell Hall シェルホール」

10月の連休を使って青森県のむつ市にある「海と森ふれあい体験館 Shell Hall」に行ってきました。

この企画は「海と森ふれあい体験館 Shell Hall シェルホール」館長を務められている五十嵐先生のご招待から、千葉県保田のパロパロアクアティックさんが調査研究のためのツアーを企画したものです。

なぜ、青森県と千葉なのか・・・?

それは10年以上前、五十嵐先生が東京湾のサンゴ礁について研究されているとき、パロパロアクアティックのオーナーである魚地司郎さんが、水中での観察、研究の協力をされていたとの事で、その時からの信頼関係で、今回の調査ダイビングが実現したのでした。

もちろん、むつ市川内町のこのビーチは、一般に公開されているダイビングポイントではありません。

今回の調査研究のために特別に許可を頂き、このシェルホールを中心とする周辺のビーチエリアでの、海洋生物の調査を行う目的で潜水を行いました。

 

青森県むつ市「海と森ふれあい体験館 Shell Hall シェルホール」

 

素晴らしい施設ですよね。

青森県むつ市「海と森ふれあい体験館 Shell Hall シェルホール」は川内町の象徴であるヒバをふんだんに使用したモダンな設計で建築され、海と森にはぐくむ生物の研究、自然と人々とのふれあいや文化を展示するためにNPO法人として運営されています。

 

青森県むつ市「海と森ふれあい体験館 Shell Hall シェルホール」

 

Shell Hallという名前は、川内町在住の山口和雄さんによる貴重な貝類標本が展示されえていることから名づけられているようです。陸奥湾で採取された250種の標本の他、同じく川内町で発掘された貝の化石、世界各国の美しい貝など、大変多くの標本、生体が展示、飼育されています。

 

館長の五十嵐健志(いがらしたけし)さんは、長年、ムツサンゴをはじめとして多くの珊瑚の研究をされてきた方で、今回の調査研究に際して、陸奥湾の特異性や生物の多様性についていろいろと興味深いお話を聞かせてくださいました。

 

今回の調査研究を行ったエリアは、「海と森ふれあい体験館 Shell Hall シェルホール」のすぐ目の前、「かわうち マリンビーチ」という人工ビーチと周辺のエリアが対象です。特徴的なのは、そのエリアも遠浅で、300mも沖合に出ても水深が5~6mまでしかならないという、とても穏やかなビーチでした。

 

かわうちマリンビーチ

 

今回の調査ダイビングでは、普段、東京湾明鐘でウミウシを中心に探索を行っているマニアックなダイバーばかり8名がチームとなっており、水中撮影を専門とするメンバー、ウミウシの探索を専門とするメンバー、ウミウシの同定と標本化のための固定作業を行うメンバーと、それぞれの得意分野を期待されての選抜チームです。

何台もカメラを持ち込むスタッフ、いくつもの図鑑を持ちこむスタッフ、採集用の装備、固定用の薬品や器具の準備、ダイビング器材の準備など、何カ月も時間をかけての調査活動でした。現地にはダイビングサービスはありませんので、使用するダイビング用タンクは全て千葉県より運搬したものです。

 

生物の宝庫「アマモの森」

水深2~5mの無減圧潜水ですので、1回のダイビングが1時間30分~2時間。それを2回/日以上行い、徹底的な調査を行います。

ビーチから沖合30mも出ると、そこからは永遠と続くアマモの森です。数種類のアマモが群生しているようですが、その密度は尋常ではなく、海底を探ると、20cm以上もアマモの枯葉が堆積しています。最盛期の初夏にはもっと密度高くアマモが生育しているようです。

 

 

陸奥湾のアマモ

 

 陸奥湾のアマモ

 

アマモの枯葉は海底に堆積し、多くの微小生物を育てる重要な土壌を形成します。食物連鎖の最も重要な底辺をになっているのです。

貝類、ウミウシ、ヒトデやウニなどの幼生、甲殻類や魚類の幼生など、沢山の生物を観察する事が出来、見ていて飽きません。

 

陸奥湾のアマモ

 

陸奥湾のアマモとヒトデの幼生

 

 

アミメハギの幼魚

 

合計5本の調査ダイビングを行いましたが、到底全てを把握することなど難しい事です。

しかも四季折々の環境の中でどのように変化し、生物達がどのように適応していくのか、興味が尽きません。

今回の調査ダイビングで得た経験については、地元ラジオ放送にてスタッフ全員が参加、収録を行い、ご報告をさせていただきました。

できる事なら、今回の調査で得た情報を集計し、海流や水温などのデータと共に、ウミウシの分布やアマモ生育マップなどを作ってみたいものだと思いました。

 

 

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2010年10月 9日

クチバシカジカ Rhamphocottus richardsonii

クチバシカジカ Rhamphocottus richardsonii

 

ちょっとアーティスティックに撮ってみました。

 

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アライソコケギンポ Neoclinus okazakii

アライソコケギンポ Neoclinus okazakii

 

男前ですねぇ~~。

 

 

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2010年10月 8日

イソギンポ Scartella emarginata

イソギンポ Scartella emarginata

 

安全停止中に撮影しました。

 

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マダコ属の一種 Octopus Sp.

マダコ属の一種 Octopus Sp.

 

これまた激レア。

マダコ属の一種 (Octopus Sp.)の赤ちゃん。

体長は3cmくらい。

まだ和名がつけられていないそうです。

 

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2010年10月 7日

オコゼカジカ Nautichthys pribilovius

オコゼカジカ Nautichthys pribilovius

 

まだ若いオコゼカジカです。

とてもかわいい動き方で泳ぎます。

 

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2010年10月 6日

セジロハゼ属の一種 Clariger sp.

セジロハゼ属の一種 Clariger sp.

 

激レア。

最近になってミミズハゼから独立し、セジロハゼ属ができたのだそう。

全国に分布しているようだが、まだ分類が整理されておらず、良く分かっていない。

丹念に探せば、モシカシテ見つかるかも?

 

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キヌバリ Pterogobius elapoides

キヌバリ Pterogobius elapoides

 

キヌバリの幼魚。

聞くところによると、志津川のキヌバリは、縞が1本多いらしい。

同じキヌバリだが、日本海に生息するタイプなのだそう。

 

キヌバリ Pterogobius elapoides

 

ほんとだ・・・関東地方でみるキヌバリより縞が一本多いです。

へぇ・・・。

勉強になりました。

 

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2010年10月 5日

クチバシカジカ Rhamphocottus richardsonii

クチバシカジカ Rhamphocottus richardsonii

 

グリーンの珪藻類が綺麗です。

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2010年10月 4日

クチバシカジカ Rhamphocottus richardsonii

クチバシカジカ Rhamphocottus richardsonii

 

志津川で通年見られるアイドルです。

可愛いなぁ・・・

 

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アライソコケギンポ Neoclinus okazakii

アライソコケギンポ Neoclinus okazakii

 

アライソコケギンポ (Neoclinus okazakii)の巣穴にイトマキヒトデが!

あああ~~・・・

 

アライソコケギンポ Neoclinus okazakii

 

うりゃぁぁぁぁ~~。

うざったい奴!

 

アライソコケギンポ Neoclinus okazakii

 

ををを・・・。

(ヒトデは全く気にせず・・・)

 

アライソコケギンポ Neoclinus okazakii

 

く、悔しい・・・無念・・・。

 

 

 

 

 

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2010年10月 2日

コモンフグ Takifugu poecilonotus

コモンフグ Takifugu poecilonotus

 

水深6mくらいの浅場にいたフグの幼魚。

同定には自信なし(汗;;

クサフグは胸びれの後ろに大きなほくろがあるので違う。

マフグでもない。

オキナワフグに似てるけど、まさか、ここは東京湾。

コモンフグにしては、斑点がはっきりしており、斑点の大きさも小さいような・・・。

 

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ユキミノガイ Limaria basilanica

ユキミノガイ Limaria basilanica

 

ユキミノガイ Limaria basilanicaです。

口元にほくろがある(笑

 

 

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シマウシノシタ Zebrias zebra

シマウシノシタ Zebrias zebra

 

意外にも美しい瞳の持ち主でした。

 

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2010年10月 1日

ガラスハゼ Bryaninops yongei

ガラスハゼ Bryaninops yongei

 

小さなガラスハゼの幼魚。

眼が美しいですね。

 

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