902エビ・カニ写真集の最近のブログ記事
2011年12月 7日
カゲロウカクレエビ Periclimenes galene
アカスジカクレエビにとっても良く似てますが、カゲロウカクレエビです。
アカスジカクレエビは全身に数本の赤い筋がはいるのですが、この子にはその赤い筋がなく、代わりに金色に光る筋が入っています。
全身が透明なので、眼が光らなければ、とっても探すのが難しいエビです。
- 観察地: 大瀬崎,湾内
- 学名: Periclimenes galene
- 標準和名: カゲロウカクレエビ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: ダイビングハウスマンボウ
2011年12月 5日
ヒトデヤドリエビ Periclimenes soror
大瀬崎 岬の先端。
水深15m程度のところで見つけた、50㎝はあろうかという巨大なオオアカヒトデ(Leiaster leachi)をひっくり返してみたら、裏側にいたのがこの子でした。
- 観察地: 大瀬崎,岬の先端
- 学名: Periclimenes soror
- 標準和名: ヒトデヤドリエビ
- 撮影機材: Canon EOS 5D MarkII
- 使用レンズ: Canon EF100mm F2.8L Macro IS USM (SubSee SS-10)
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: ダイビングハウスマンボウ
2011年12月 2日
ビシャモンエビ Miropandalus hardingi
ビシャモンエビってかっこいいですよね。
毘沙門天(ヴァイシュラヴァナ)からつけられたと思える名前がかっこいい。
きっと鎧を付けたような身体の紋様が、武神である毘沙門天に似ているという事なんでしょうね。
吉祥成就!
スヴァーハー!
- 観察地: 大瀬崎,湾内
- 学名: Miropandalus hardingi
- 標準和名: ビシャモンエビ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: ダイビングハウスマンボウ
2011年11月30日
アカスジカクレエビ Periclimenes psamathe
ナイトダイビングではエビカニ系がいっぱい!
楽しいですねぇ~
- 観察地: 大瀬崎,湾内
- 学名: Periclimenes psamathe
- 標準和名: アカスジカクレエビ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: ダイビングハウスマンボウ
2011年11月29日
ムチカラマツエビ Pontonides sp.
大瀬崎 湾内のとあるポイント。
ここにはたくさんのムチカラマツが群生しています。
その中で、最も太くて長いムチカラマツを丁寧に観察すると、たくさんの生物を発見することができます。
特に夜間、砂を巻き上げないように静かに近づいて、ライトを当ててやると・・・
このムチカラマツエビの目がキラリと光るんです。
- 観察地: 大瀬崎,湾内
- 学名: Pontonides sp.
- 標準和名: ムチカラマツエビ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: ダイビングハウスマンボウ
2011年11月16日
ヒレナガネジリンボウ Stonogobiops nematodes
ヒレナガネジリンボウの親子?
大小、2匹のヒレナガネジリンボウが同居していました。
ニシキテッポウエビ(Alpheus rapax)も2匹。
ゴージャスな家ですね。
- 観察地: 大瀬崎,湾内
- 学名: Stonogobiops nematodes
- 標準和名: ヒレナガネジリンボウ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: ダイビングハウスマンボウ
2011年11月13日
ミネミズエビ Miopontonia yongei
大瀬崎湾内のとある場所。
ムチカラマツの林に行くと、このミネミズエビを観察することができます。
今週は、大瀬崎全体が深層海流の上昇によって?なのか、数千、いや数万・・・それ以上かという数のクラゲに覆われていました。
その深層海流に乗ってか、リュウグウノツカイが出没したり、ミズウオが出没したりと話題に事欠かない、熱い週末でした。
しかし、リュウグウノツカイ・・・ゲットできず、がっかり・・・。
いつものこの場所に沈んで、マクロ遊びをしていたのでした。
このミネミズエビを撮影して、ストロボをたいていると、なぜかマトウダイが寄ってきます。
面白い場所です。
- 観察地: 大瀬崎,湾内
- 学名: Miopontonia yongei
- 標準和名: ミネミズエビ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: ダイビングハウスマンボウ
2011年11月11日
アカスジカクレエビ Periclimenea psamathe
先日は、東京湾明鐘岬のアカスジカクレエビをご紹介しましたが、この写真は西伊豆・大瀬崎のアカスジカクレエビです。
金赤の模様がとてもきれいですね。
- 観察地: 大瀬崎,湾内
- 学名: Periclimenea psamathe
- 標準和名: アカスジカクレエビ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: ダイビングハウスマンボウ
2011年11月10日
アキノハマカクレエビ Ancylomenes tenuirostris (Bruce, 1990)
先日、東京湾明鐘岬のパロパロアクアティックさんで、エビ・カニガイドブック〈2〉沖縄・久米島の海から の著者であり、千葉県立中央博物館分館海の博物館研究員で、エビ、カニ、ヤドカリなど、十脚甲殻類の分類学を研究されている、奥野淳兒先生の講演をお聞きする機会に恵まれました。
講演の中で、アカホシカクレエビやニセアカホシカクレエビの見分け方、ホルトハウシ・シュリンプとの違いなど、丁寧に教えていただいた。
・・・はずなのだが!
全然、覚えていない!もっとノートしておくべきだった!!
ということで、この写真の子は、ナデシコカクレエビと思えるのですが・・・。
ハクセンアカホシカクレエビの子供かとも思いましたが、白線がない・・・。
奥野先生~~~。
同定してください。
ちなみに観察した場所は、大瀬崎の岬の先端、水深30mでした。
水温は20度くらいだったと思います。
ナデシコカクレエビの学名・・・sarasvatiは、サラスヴァティー(Sarasvati:सरस्वती)の事なのでしょうか?
芸術、学問などの知を司るヒンドゥー教の女神様。日本では七福神の一柱、弁才天(弁財天)ですよね。
ヴィーナと呼ばれる琵琶に似た弦楽器を持ち、白鳥またはクジャクの上、あるいは蓮華の上に座る姿が有名です。
スナイソギンチャクにつく、このカクレエビの姿・・・。
まさに、弁財天ですねぇ。
※文楽亭さまの同定により、アキノハマカクレエビ Ancylomenes tenuirostris (Bruce, 1990)といたしました。
※この世界、奥が深いですねぇ~~。
- 観察地: 大瀬崎,岬の先端
- 学名: Periclimenes sarasvati
- 標準和名: ナデシコカクレエビ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: ダイビングハウスマンボウ
2011年11月 6日
アカスジカクレエビ Periclimenea psamathe
エビ・カニガイドブック―伊豆諸島・八丈島の海から や、エビ・カニガイドブック〈2〉沖縄・久米島の海から の著者で有名な、千葉県立中央博物館の研究員をされていらっしゃる、奥野 淳児先生と、千葉県安房郡鋸南町保田 明鐘岬で潜りました。
奥野 淳児先生は、カクレエビやサラサエビの分類学を専門にされていらっしゃる研究者&ダイバーです。
明鐘岬での先生とのダイビングは、これまで数回ありましたが、今回は特別に奥野 淳児先生の専門分野について、その入り口をレクチャーしていただけるという超幸運なイベントです。
開催されたのは、もちろん明鐘岬の守り人、パロパロアクアティックさんです。
奥野 淳児先生の講演は、我々のような無知なダイバーにも非常にわかりやすく、丁寧にこれまでの分類学の遷移や蝦と海老の違い、共生の定義や模式標本(ホロタイプ)についての定義などとても興味深いお話でした。
個人的にとても興味深いと間いたのは、イソギンチャクカクレエビがアカホシカクレエビを擬態しているのではないか・・・とか、クリーナーシュリンプとして知られるいくつかの種は、どうして魚に捕食されないのかなど、極めて身近な話題に興味を持ちました。
ハクセンアカホシカクレエビがスナイソギンチャクに共生する理由は、エビの排出物がイソギンチャクの褐虫藻にとって不可欠な窒素やリンを提供しているからだという説にも関心を持ちました。
この極小のアカスジカクレエビは、どこにでも見られる普通種ですが、共生なのか寄生なのか・・・未だ解明されていない謎を秘めた生物なのです。
- 観察地: 東京湾,明鐘
- 学名: Periclimenea psamathe
- 標準和名: アカスジカクレエビ
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
- 現地サービス: パロパロアクアティック
最近のコメント