031知床羅臼ダイビングの最近のブログ記事
2011年10月 6日
知床羅臼 さらにシマリス・・・
- 観察地: 女満別
- 学名: Tamias sibiricus
- 標準和名: シベリアシマリス
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
2011年10月 4日
知床羅臼 国後島やらシマリスやら・・・
実にすがすがしい朝でした。
「天照大御神・・・今日も生かしていただきありがとうございます。」
宿泊させていただいた宿「羅臼うみねこ屋」さんのベランダから見た国後島の風景です。
国後島は、全長が123kmもあるそうで、沖縄本島よりも大きな島です。
もちろん日本領土であるのですが、ご存じの状況です。
そもそも北方領土という呼び方自体があまり好きではありません。
せめてこの大自然が維持されることを願います。
野鳥には詳しくないので間違っているかもしれませんが、恐らくハシボソミズナギドリか、またはハイイロミズナギドリと思えます。
春には何千という大群で飛来する渡り鳥です。
この日は、数十羽の群れでした。羅臼ネイチャークルーズのエバーグリーン号から撮影しました。
エゾシカはほんとうにどこにでもいます。
ふと気が付くと見つめられています(汗;
羅臼港の様子。
早朝の羅臼港はサケの水揚げで活気立っていました。
そして、羅臼ダイバー達の間でひそかなブームになっているという「シマリス」です。
最初は馬鹿にしていたのですが、か、かわいい・・・。
手に乗るんです。
実は野生ではありません。
オホーツクシマリス公園での撮影でした。
女満別空港のすぐそばにあるので、帰りのフライト前によるのが正解。
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
2011年10月 2日
知床羅臼 カラフトマス(樺太鱒)の遡上
1年ぶりに北海道知床の羅臼に行ってまいりました。
今回の目的は海ではなく、知床に多数ある河川へのカラフトマスの遡上を観察することです。
台風15号が日本列島を横断していった直後でしたので、川の増水、濁りが心配でしたが、なんとか入ることができました。
実は今回の羅臼へのダイビング旅行の直前まで、河川にはほとんど遡上がなく、今年はサケが少ないのではないか?と懸念されていたのですが、到着してみてびっくり・・・。
いるいる・・・。
知床橋の上から眺めてみると、河口はびっしり・・・。
真っ黒になるほどの魚影。
さっそく、ZeroのドライスーツにIW-3000を着込み、ウェイトを14kg背負って川に入ります。
海ではこんなにウェイトは必要ないのですが、なにせ、増水した流れは重いのです。
ほんとうは20kgぐらい背負いたいぐらいです。
水温は10℃。
冷たくもなく、ぬるくも無く、いい感じですね。
カラフトマス以外にも、シロサケやオショロコマなどがいてとても楽しい。
時間を忘れてずっと入っていたい気分になります。
- 観察地: 羅臼
- 学名: Oncorhynchus gorbuscha
- 標準和名: カラフトマス
- 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
- 使用レンズ: SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
- 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
2010年5月16日
Flabellina verrucosa フラベリーナ・ベルルコサ
中野理恵さんの本州のウミウシ―北海道から奄美大島まで の239ページに記載されている、Flabellina verrucosa フラベリーナ・ベルルコサだと思われます。ぱっと見、アカエラミノウミウシにも見えるのですが、アカエラの特徴であるボディの白いドットが無いので、見分けられます。
フラベリーナ・ベルルコサは、東北より北の海、アラスカやカリフォルニアの寒流の海に棲むウミウシだそうで、ここ羅臼の水温0℃以下の海に似つかわしい、コザクラミノウミウシ Flabellina athadona とともに知床を代表するウミウシです。
- 観察地: 羅臼
- 学名: Flabellina verrucosa
- 標準和名: フラベリーナ・ベルルコサ
2010年5月15日
ハナサキウミウシ Triopha catalinae
1cm程度の小型のウミウシだったので、肉眼で見たときには、アカホシウミウシか、または、カンザシウミウシかな?と思ったのですが、カメラのファインダーで拡大して見てみたら全く違う姿をしていました。中野理恵さんの本州のウミウシ―北海道から奄美大島まで で調べたところ、107ページに記載されているハナサキウミウシ(Triopha catalinae)であると思われます。
カナダ、アラスカ、北海道などの冷たい海に棲むウミウシで、大きい物は70mmに達するそうです。
是非、次回は大きい個体を見てみたいです。
- 観察地: 羅臼
- 学名: Triopha catalinae
- 標準和名: ハナサキウミウシ
サルシアモドキ Euphysa japonica
クラゲの仲間、サルシアモドキ(Euphysa japonica)ではないかと思うのですが・・・。
こういうヒドロ虫目の生態写真が載った、いい図鑑が欲しいなぁ。
- 観察地: 羅臼
- 学名: Euphysa japonica
- 標準和名: サルシアモドキ
コンペイトウ Eumicrotremus birulai
マーブルちゃんの愛称で呼ばれている激レアのダンゴウオ。
羅臼の水深20m付近で大量発生中!
大量といっても数匹なのですが、なんといっても、このマーブル、ゼブラ模様は珍しい。
コンペイトウ Eumicrotremus birulaiかもしれない?
実は、本当にダンゴウオの稚魚であるのか、不明なのだそうです。
一説には、ホテイウオやナメフウセンウオに似た、コンペイトウ(Eumicrotremus birulai)の稚魚かもしれないと言われているそうなのですが、定かではないそうです。
そう言われると、ダンゴウオにあるはずの髭が無いですよね!
確かめるには、育ててみるしかないのですよね。
国立科学博物館の写真データベースで調べてみても、同じようなマーブル柄の稚魚は見当たりません。
確かに激レア!!
初めての羅臼でのダイビング。
激レアの生物たちに沢山、会う事が出来てハッピーです。
- 観察地: 羅臼
- 学名: Eumicrotremus birulai
- 標準和名: コンペイトウ
2010年5月14日
ホッケ Pleurogrammus azonus
発見した瞬間、「アイナメ??」と思ったのですが、どうも雰囲気が違う。
ホッケですね。ホッケには、「ホッケ」と「シマホッケ」の2種がいるそうですが、これは普通の「ホッケ」かな?
- 観察地: 羅臼
- 学名: Pleurogrammus azonus
- 標準和名: ホッケ
ヒダベリイソギンチャク Metridium senile
ヒダベリイソギンチャクという名前の六放サンゴの仲間。
今回初めて見ました。
凄い存在感。美しいイソギンチャクです。
共生生物を探したのですが、見つかりませんでした。
きっとナイトダイビングだったら・・・。
- 観察地: 羅臼
- 学名: Metridium senile
- 標準和名: ヒダベリイソギンチャク
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