2013年5月アーカイブ

2013年5月12日

パロパロアクアティック Paro Paro Aquatic

このブログでは、東京湾でのダイビングを多数ご紹介してきました。
特に千葉県鋸南町の明鐘岬でのウミウシについては、その豊富さと多様さ、希少種の存在などいろいろな驚きと感動をお伝えしてまいりました。

残念なことにいろいろなトラブルがあり、明鐘岬でのダイビングが行えない状況になっています。
出来れば、明鐘ファンの署名運動を行ってでも早期に明鐘での潜水が再開できるようになる事を祈ってやみません。

さて、そんな事もあり久しくお邪魔しておりませんでしたが、私にとって潜水の師匠であり、親友でもあり、強い絆すら感じる魚地司郎さんにお会いしたくなり、パロパロアクアティックさんにお伺いしました。


魚地司郎 パロパロアクアティック


このかっこいい海の漢。
彼こそが、魚地司郎さん、パロパロアクアティック主宰 & 日本屈指の水中作業潜水士です。
この方に指導を受けたレジャーダイバーの数知れず、あるいはプロになったインストラクターの数知れず・・・
はたまた全国の定置網を保守してまわる海の専門家なのです。

当然ながら私が使用している重器材、例えば王者BCSCUBAPRO MK5などはすべて彼が選定し、メンテナンスしているものです。

今日のダイビングポイントは、まだ開拓途中の新スポット。
沖ノ島海岸でのビーチダイビングです。

沖ノ島は、千葉県館山市富士見にあります。



大きな地図で見る


海上自衛隊舘山航空基地に面した美しい海岸。
沖ノ島公園は、南房総国定公園に指定されている景勝地です。

エントリーは夏は海水浴場にもなる穏やかなビーチになっており、初心者の方でも楽々エントリーできます。
ただ、我々が求める「The ウミウシポイント」までは、延々15分は泳ぎますので、あらかじめご了承ください。




千葉県館山市 沖ノ島公園のダイビング

なんと海中は、アマモがびっしり。とても美しい海です。

アマモ(甘藻 Zostera marina)

これだけのアマモの密生地は非常に貴重。まだダイビングスポットとして開拓中ですが、沖合には東京湾屈指のサンゴ礁もあるらしいです。




生物豊かな沖ノ島公園

ユキミノガイ Limaria basilanica


ユキミノガイ Limaria basilanica




Jorunna sp. 2

Jorunna sp.




ハンミョウカスミミノウミウシ Cerberilla albopunctata

ハンミョウカスミミノウミウシ Cerberilla albopunctata




ミドリアマモウミウシ Placida sp.

ミドリアマモウミウシ Placida sp.



他にもたくさん。とても載せきれません。




そしてお待ちかね。ダイビング後は、地元食材を使った魚地司郎さん手作り料理で、一杯(笑。


シメサバと炙りシメサバ

シメサバ



沖締めのワラサとヒラマサ

沖締めのワラサとヒラマサ


漁船上で神経抜きによる活き〆を行った、超高級食材!

こんなん食べちゃっていいの~~?



沖締めのワラサとヒラマサ



とっても充実した一日でございました。改めてパロパロアクアティックさんのサービスに感動。そして魚地司郎さんに惚れこんでしまいました。





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2013年5月10日

ラッパウニ Toxopneustes pileolus

ラッパウニ Toxopneustes pileolus

ラッパウニってサイバーなデザインですよね~。
ずっと見てても見飽きないです。



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2013年5月 9日

ボロカサゴ Rhinopias frondosa

ボロカサゴ Rhinopias frondosa



ボロカサゴ(ボロカサゴ Rhinopias frondosa)としましたが、ぶっちゃけ同定する技量を持ち合わせておりません。
ニセボロカサゴかもしれないし、ナミダカサゴかも?
幼魚の場合、なかなか判定できないですね。

大瀬崎のダイビングハウスマンボウ前、通称「第一漁礁」付近にいた子です。
大人気のためカメラを持ったダイバーが大行列しておりました。

ライトで照らしてあげたらうまい具合にあくびしてくれました。



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2013年5月 7日

ダイビング用ドライスーツを買うならZEROでしょ!

いや~今年のゴールデンウィークは、関東地方はとってもいい天気で、絶好のダイビング日和でしたね。
気温は20度以上にもなり、TシャツでもOKでした。

でも、海の中はまだまだ水温は上がらず、17度~20度くらいでしたでしょうか。
まあ、快適なドライスーツがあれば、これくらいの水温が最も気持ちいいですよね。

さて、今回ご紹介するのは、あのダイビング用スーツの老舗、株式会社ゼロさんの2013年・NEWモデルです。


ZERO 2013年ニューモデル RD-2 Spider

昨年、株式会社ゼロの五月女社長様との深夜にまで及ぶ怪しい会議を行い、2013年の新製品コンセプトは「Spider」であると熱く語り合ったのでした。五月女社長様が熱く語っておられたのは、つまり従来の技術では、ドライスーツの主たる素材であるラジアル生地(ブチルゴム)には、黒や赤い色でしか着色することができなかったのですが、カラフルな色彩で着色することができるようになったとのこと。

ゼロさん、老舗メーカーなのに商品開発力やアイディアはベンチャー企業並みの素晴らしい柔軟性ですね!

いかにもプロっぽくて、渋い路線のドライスーツから一気にカラフルなデザインに挑戦するとは、流石です!

そして誕生したRD-2 Spider

どうせ作っていただくのなら、そのカラフルな色彩を堪能しようと、全色を使ってこんなドライスーツを作っていただきました。

じゃ~~~~~~~ん!

ZERO RD-2 SPIDER

見よ!
この前代未聞の5色使い。
最高ですね。

基本性能は抜群

このブログでは、いかにZeroのドライスーツが優秀であるか、何度もご紹介してきました。お陰様で、ホームグラウンドの西伊豆大瀬崎は、ZEROのドライスーツを着たダイバーさんたちがとても増えましたね!仲間が増えるっていいですね~。

今回発表になったRD-2 Spiderでは、素材生地以外の機能は、初代RD-2と同等の高性能さを誇っています。

より脱着性能がよくなったTIZIP

従来の金属製防水ジッパーよりも、軽さや柔軟性、女性の腕力でも軽々と脱着できるスムーズさが売りのTIZIP。従来のRD-2よりも取り付け寸法が調整されているようで、より扱いやすくなっています。外側のシェルのジッパーを閉める際に、誤って内側のジッパーが引きずられて開いてしまうといった浸水事故も圧倒的に少なくなりました。いいですね~。

ZERO RD-2 SPIDER TIZIP

信頼のクリップ式吸気バルブ

今や常識となった、クリップ式の吸気バルブ(オプション)。流氷ダイビングで仮に凍りついたとしてもクリップを手で引き抜く事ができ、事故を防ぐ事ができます。

ZERO RD-2 SPIDER 吸気バルブ

絶対的な信頼感 DIVEWAYS社製排気バルブ

そして、絶大的な信頼性を誇るDIVEWAYS社製の排気バルブが、左腕に付けられています。この位置がまたもや改良されていて、初代RD-2と比較すると微妙に手首から離されて装着されています。さらに手首周りの採寸も二周りは太くなっており、これによってバルブが手首に当たって痛くなってしまったりすることを防ぐだけでなく、排気性能をさらに向上させているのです。

DIVEWAYS排気バルブ

どうすごいか?そりゃもう...自分の場合は、カメラを構えたまま水深をキープしたり、あるいは被写体を追って移動することが多いのですが、その時に、いちいち排気バルブに手を伸ばさなくても、「AUTOモード」にしておけば勝手に排気されるんです。

カメラのファインダーに集中していても、勝手にプクプクと排気されますから、急浮上などの事故を防ぐこともできますし、なにより吸排気に意識を咲かなくていいのでとても楽ちんなんです。

女性に優しい柔らかネック

今回新しく生まれ変わったZERO RD-2 SPIDERの最も「すごい!」と思った点は...

ネックシールの柔らかさが半端じゃないことなんです!

ZERO RD-2 SPIDER ネックシール

シルクのような滑らかな手触り...

マシュマロみたいな柔らかさ...

これならドライスーツの脱着にてこずっていたロングヘアーの女性でも「スルッ!スポッ!!」ってな感じで脱げますね。

この記事の最初に乗せた私の写真...柔らかネックと、柔らかフードに感動して雄叫び(笑)をあげているシーンです。

素晴らしいです。

是非、初級者の方にお試しいただきたい

いかがです?

ZEROの新しいRD-2 SPIDER。カラフルになってよりダイビングが明るく楽しくなるんじゃないかなと思うのですが、この新製品、是非ともビギナーダイバーの方々に購入してもらいたいですね。

僕らのようなプロライセンス保有者だと、どっちかというと渋めのデザインを選びがちなんですが、そもそもダイビングはレクリエーション・スポーツですから、もっとデザインに拘るべきじゃないかなと思うんです。

そういう意味では、これまで着色が限定的だったラジアル生地に革命を行ったZEROさんの功績は大きいですね。

このRD-2 SPIDERなら、日本全国どこに行っても目立つこと間違いなし!ビギナーダイバーさん。いつまでもレンタルスーツじゃ、上達しませんよ~。自分の体に合った最高のダイビングギアを是非とも手に入れてください。これ以上のドライスーツは、世界広しといえどもなかなかないのではないでしょうか。

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2013年5月 6日

大瀬崎カメラ小僧

みなさん今晩は!
大変ご無沙汰をいたしております。
いやいや、潜っていなかったわけではないのですが、なにか精神的に病んでいたといいますか・・・
または、たた面倒くさくなったといいますか・・・

ブログ更新を一年以上も怠っておりまして失礼いたしました。

ついこの半月ほど前より、ダイビング生活に復活したものですから、久しぶりにブログを更新します。

ホームグラウンドの大瀬崎。

ダイビングハウスマンボウ前のケーソンロープにイソギンポ一家が抱卵しているとの朗報を聞き、一目散にかけつけたのです。
そうそう、いまは見ることができない、マンボウ号の船底にはたくさんフジツボが付着していて(汗;
イソギンポの群落がありましたよね!
知る人ぞ知る、穴場ポイント!?
ちょっとオーバーですが、かわいいイソギンポのおうちを覗いてみました。

イソギンポ Parablennius  yatabei


ね!
かわいいでしょ?

でもこの写真を撮るのになんと30分以上も待たされたんです。
実は、このイソギンポ君、抱卵しているんですね。
で、その卵がどうもハッチアウト寸前らしい・・・なんて情報が、飛び交ってまして・・・。


イソギンポ Parablennius  yatabei


ほんとだ!
びっしりと卵が!

でも、この写真をとるのに、ホント待たされました。

私の前に陣取ったダイバーさんが、30分も・・・・。

はっきりいって、「やりすぎです」。

はい。

どう考えても私が待っているのも知っていたでしょうし、何人も、他のダイバーさんが諦めてお帰りになっていったのも知っていたでしょう?

まったく、最近の大瀬崎カメラ小僧はやりすぎ。

そんなに独り占めしたければ、仕事を休んで平日に来ればいいのに!



・・・まあ、そんなことはどうでもいいです。
ダイビングのメッカ、大瀬崎なんで仕方がないです。




でも、許せないことが・・・。



イソギンポ Parablennius  yatabei


この写真、翌朝7時に再度、同じポイントに潜って撮った写真です。
気が付かれましたか?

そう、背景が真っ白・・・。

なんと、昨晩まであんなにびっしりと確認できた卵が、巣穴ごと壊されちゃってたんですよ・・・。

???

なぜ?

だれが?

私が最後に観たのは昨日の17:00でしたから・・・

夜の間に何かが起きたのでしょうか??

まさか?

ダイバーがわざと???

そんなこと考えたくないですよね?

でも・・・



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