エビ・カニ写真集
ニシキウミウシ と ウミウシカクレエビ Ceratosoma trilobatum - 2009.11.23
晩秋の大瀬崎。
気温はグッと下がって16度。
でも水温は、下がっても19度。水面近くは21度あります。
この日は、外海ポイントの門下(もんした)が人気スポットでした。
ウミウシカクレエビが沢山発見されているのです。
ウミウシカクレエビ(Periclimenes imperataor)
伊豆より南の温かい海で多く発見されるエビです。
隠れ家としている母体は、伊豆の場合、ウミウシよりもナマコのほうが圧倒的に多いです。
アカナマコを見つけたらじっと観察してみると、見つかるかも知れませんね。
この日は、ラッキーな事にニシキウミウシに乗っているウミウシカクレエビを撮影する事ができました。
( ダイビングハウスマンボウのY君、Thank You ! )
でも、ニシキウミウシって身体が大きい分、移動距離が長いですし、移動するスピードも速いですよね。ウミウシカクレエビは、じっとしているのが好きらしく、ニシキウミウシが移動すると別の母体を探し始めます。
案の定、翌日には、ウミウシカクレエビは行方不明になっていました。
きっとどこか別の場所に旅立ってしまったんですね。
「テングヨコエビの一種」 Pleustidae gen sp. 東京湾 明鐘 ダイビング - 2009.11.15
この日は、日本列島に長く停滞した低気圧が、さらに力を増し、台風並みの風と波が発生していました。993hPaに成長した低気圧は、15m~20mの暴風と3~4mのうねりを発生させていました。
東京湾の湾口部に位置する、千葉県鋸南町保田の明鐘岬の様子です。
こんな波の中に潜りに行くのは、絶対的に信頼が出来るガイドと、経験タンク本数が、数百本以上の経験を保有するダイバーによるチームでなければなりません。本来なら絶対潜水禁止。でもこの日は条件がそろいました。さらに悪化する前の限定1本勝負。
海の中は、浅場の濁りは酷かったのですが、沖合いまで泳げば、かなり透視度が確保できて、意外にもうねりも少なく快適です。
海中が暗いせいか、ソフトコーラルも目一杯、花咲いていました。
テングヨコエビの一種 Pleustidae gen sp.
テングヨコエビの一種です。4mmサイズ。
メタリックブルーのラインがとても綺麗ですよね。
慌てて撮影したので、正面から撮れてない;;;
上のトゲトゲトサカにくっつけて撮影したかったかも・・・。
コケムシを主食にするらしく、体色は捕食したコケムシの色で変化するようです。