東京湾・明鐘ダイビング
「テングヨコエビの一種」 Pleustidae gen sp. 東京湾 明鐘 ダイビング - 2009.11.15
この日は、日本列島に長く停滞した低気圧が、さらに力を増し、台風並みの風と波が発生していました。993hPaに成長した低気圧は、15m~20mの暴風と3~4mのうねりを発生させていました。
東京湾の湾口部に位置する、千葉県鋸南町保田の明鐘岬の様子です。
こんな波の中に潜りに行くのは、絶対的に信頼が出来るガイドと、経験タンク本数が、数百本以上の経験を保有するダイバーによるチームでなければなりません。本来なら絶対潜水禁止。でもこの日は条件がそろいました。さらに悪化する前の限定1本勝負。
海の中は、浅場の濁りは酷かったのですが、沖合いまで泳げば、かなり透視度が確保できて、意外にもうねりも少なく快適です。
海中が暗いせいか、ソフトコーラルも目一杯、花咲いていました。
テングヨコエビの一種 Pleustidae gen sp.
テングヨコエビの一種です。4mmサイズ。
メタリックブルーのラインがとても綺麗ですよね。
慌てて撮影したので、正面から撮れてない;;;
上のトゲトゲトサカにくっつけて撮影したかったかも・・・。
コケムシを主食にするらしく、体色は捕食したコケムシの色で変化するようです。
バラエティーに富んだ明鐘のウミウシ・ダイビング - 2009.11.05
千葉県保田海岸にある明鐘岬(みょうがねみさき)でのダイビング。
いつもパロパロアクアティック(Paro Paro Aqutic)さんでお世話になっております。
この明鐘でのダイビングの特徴は、ズバリ!
「The ウミウシ ダイビング」です。
どんなに海況が良くない場合でも、ウミウシを見ない日はない・・・と言っても過言ではない?
それほど、ウミウシが豊富な海です。
しかも、ここは東京湾。
東京駅から特急で1時間30分で到着してしまうという激近なダイビングポイントなのです。
ウミウシ好きのダイバーなら、是非、明鐘に潜ってみて下さい。
オールシーズン、いろいろなウミウシに出会えますよ。
パロパロアクアティックさんの日替わりランチも物凄く美味しい!
地物の魚を使った手料理が、アフターダイブを盛り上げます。
サラサウミウシ
キャラメルウミウシ
コモンウミウシ
サメジマオトメウミウシ
明鐘のウミウシ 「ヒロウミウシ」 Okenia hiroi - 2009.11.05
明鐘のウミウシ シロウミウシとアオウミウシ - 2009.11.05
東京湾の珊瑚たち Protect the coral in Tokyo Bay ! - 2009.11.04
東京湾にも沢山の珊瑚が生息しています。
ソフトコーラル、ハードコーラル。色とりどりの珊瑚が大都会「東京」の真下で生息しているのです。
上から・・・
ジョウガシマチョウジガイ(Caryophyllia jogashimaensis)
ジョウガシマチョウジガイ(ブルーのカラーバリエーション)
タコアシサンゴ(Monomyces niinoi)
ニホンアワサンゴ(Alveopora japonica)
まだまだ、紹介しきれないくらい沢山の珊瑚の仲間が生息しているんですよ。
ところが、最近、これらの東京湾のサンゴが違法に密漁され、売買されていると聞きます。
そういった行為がどうして見過ごされているのか?
不思議でなりません。
ペットとしてサンゴを飼育する事も流行しています。
貴重なサンゴや海水魚をペットとして飼育するのをやめましょうよ。
結局、そうやって喜ばれるから、売買されるわけなんですよね。
ですから、海水魚(特に近海物の稀少種)やサンゴを飼育する事をやめましょう!
人間が、今、何か我慢しなければ、地球は間違いなく破綻の運命をたどっていくことでしょう。
「全てを手に入れたい」という人間の奥深い煩悩が、地球全体を病気にしています。
Valuable coral reef in Tokyo Bay.
Recently, it has been a surge in the illegal poaching of coral.
Not picked coral!
Do not breed Corals!
Protect the coral in Tokyo Bay!