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東京湾・明鐘ダイビング

 

 

この日は、日本列島に長く停滞した低気圧が、さらに力を増し、台風並みの風と波が発生していました。993hPaに成長した低気圧は、15m~20mの暴風と3~4mのうねりを発生させていました。

 

東京湾の湾口部に位置する、千葉県鋸南町保田の明鐘岬の様子です。

 

千葉県鋸南町保田 明鐘岬

 

こんな波の中に潜りに行くのは、絶対的に信頼が出来るガイドと、経験タンク本数が、数百本以上の経験を保有するダイバーによるチームでなければなりません。本来なら絶対潜水禁止。でもこの日は条件がそろいました。さらに悪化する前の限定1本勝負。

 

海の中は、浅場の濁りは酷かったのですが、沖合いまで泳げば、かなり透視度が確保できて、意外にもうねりも少なく快適です。

 

海中が暗いせいか、ソフトコーラルも目一杯、花咲いていました。

 

タコアシサンゴ(Monomyces niinoi)

 

トゲトゲトサカ Dendronephthya (Dendronephthya) mucronata

 

 

テングヨコエビの一種 Pleustidae gen sp.

テングヨコエビの一種 Pleustidae gen sp.

 

テングヨコエビの一種です。4mmサイズ。

メタリックブルーのラインがとても綺麗ですよね。

慌てて撮影したので、正面から撮れてない;;;

上のトゲトゲトサカにくっつけて撮影したかったかも・・・。

コケムシを主食にするらしく、体色は捕食したコケムシの色で変化するようです。

 

 

 

 

 

 

 

千葉県保田海岸にある明鐘岬(みょうがねみさき)でのダイビング。

いつもパロパロアクアティック(Paro Paro Aqutic)さんでお世話になっております。

この明鐘でのダイビングの特徴は、ズバリ!

「The ウミウシ ダイビング」です。

 

どんなに海況が良くない場合でも、ウミウシを見ない日はない・・・と言っても過言ではない?

それほど、ウミウシが豊富な海です。

しかも、ここは東京湾。

東京駅から特急で1時間30分で到着してしまうという激近なダイビングポイントなのです。

 

ウミウシ好きのダイバーなら、是非、明鐘に潜ってみて下さい。

オールシーズン、いろいろなウミウシに出会えますよ。

パロパロアクアティックさんの日替わりランチも物凄く美味しい!

地物の魚を使った手料理が、アフターダイブを盛り上げます。

 

 

パロパロアクアティック Paro Paro Aquatic サービスランチ 

 

サラサウミウシ

 

サラサウミウシ

 

キャラメルウミウシ

 

キャラメルウミウシ

 

コモンウミウシ

コモンウミウシ

 

サメジマオトメウミウシ

サメジマオトメウミウシ

 

 

 

 

 

黒潮が入って水温が暖かいせいでしょうか?

この日の明鐘岬では、ヒロウミウシを沢山、発見する事ができました。

 

明鐘のウミウシ 「ヒロウミウシ」 Okenia hiroi

 

「ヒロウミウシ」 Okenia hiroi

 

8mmくらいの大きさ。

金平糖みたいですよね。

なんともいえないルージュ色。

ピンクがかった白へのグラデーション。

とても美しい配色です。

 

 

 

 

 

関東地方のダイビングポイントで最もポピュラーなウミウシ。

それが、シロウミウシと、アオウミウシです。

 

シロウミウシ Chromodoris orientalis

 

シロウミウシ

 

アオウミウシ Hypselodoris festiva

 

アオウミウシ Hypselodoris festiva

 

アオウミウシの幼体

 

上の写真はアオウミウシの幼体です。

4mmサイズ!

かわいいですね。

 

 

 

 

東京湾にも沢山の珊瑚が生息しています。

ソフトコーラル、ハードコーラル。色とりどりの珊瑚が大都会「東京」の真下で生息しているのです。

 

ジョウガシマチョウジガイ

 

ジョウガシマチョウジガイ

 

タコアシサンゴ

 

ニホンアワサンゴ

 

上から・・・

ジョウガシマチョウジガイ(Caryophyllia jogashimaensis

ジョウガシマチョウジガイ(ブルーのカラーバリエーション)

タコアシサンゴ(Monomyces niinoi

ニホンアワサンゴ(Alveopora japonica

まだまだ、紹介しきれないくらい沢山の珊瑚の仲間が生息しているんですよ。

 

ところが、最近、これらの東京湾のサンゴが違法に密漁され、売買されていると聞きます。

そういった行為がどうして見過ごされているのか?

不思議でなりません。

ペットとしてサンゴを飼育する事も流行しています。

貴重なサンゴや海水魚をペットとして飼育するのをやめましょうよ。

結局、そうやって喜ばれるから、売買されるわけなんですよね。

ですから、海水魚(特に近海物の稀少種)やサンゴを飼育する事をやめましょう!

人間が、今、何か我慢しなければ、地球は間違いなく破綻の運命をたどっていくことでしょう。

「全てを手に入れたい」という人間の奥深い煩悩が、地球全体を病気にしています。

 

Valuable coral reef in Tokyo Bay.

Recently, it has been a surge in the illegal poaching of coral.

Not picked coral!

Do not breed Corals!

Protect the coral in Tokyo Bay!

 

 

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