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東京湾・明鐘ダイビング

 

 

 

カリヤウミウシ Ancula kariyana

 

 

関東地方では希少種とされるウミウシ。

中野里枝さんが書かれた「本州のウミウシ―北海道から奄美大島まで 」によると、志津川の浅海では結構普通に見られると書かれている。次回、志津川で潜るときには是非発見したいものだ。

それにしても明鐘という海はすさまじい。

南方系のウミウシと北方系のウミウシが同じポイントで観察することができるのだ。

しかも東京湾という大都市からとても近いこの海で、これだけの発見があるのだからたまらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タマガワコヤナギウミウシ Janolus indicus

 

 

幾何学的な紋様と無数の金粉をちりばめたような美しいウミウシである。

こんな派手な姿をしているのだが、実際に見つけようとするととても分かりにくい。

きっと海の中では、オレンジや赤褐色の斑点が背景に溶け込み、絶妙の保護色となるのであろう。

たった数ミリのウミウシにも生きる知恵が満載しているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴマフビロードウミウシ Jorunna parva

 

 

 

 

ホヤの仲間に付くゴマフビロードウミウシ。

ゴマフビロードウミウシには、色や表皮の突起の密度などのバリエーションがあり、ダイバーを楽しませてくれる。

志津川の海で見たゴマフビロードウミウシは、黄色くて大きなものだったが、ここ明鐘で見たゴマフビロードウミウシは真っ白で小さなかわいい子だった。

 

 

 

 

 

 

 

ノトアリモウミウシ Hermaea noto

 

 

明鐘パロパロアクアティックのスーパーガイドが見つけてくれた「ノトアリモウミウシ」。

初のお目見え。

レアですな。

3mmほどの黒い点・・・そんなものにしか私には見えません。

ところがこうしてクローズアップレンズ2枚を重ねて、尚且つトリミングして引き伸ばすと、なんと美しいパープル。

すばらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カスミミノウミウシ Cerberilla asamusiensis

 

 

堂々たる王のお出まし、カスミミノウミウシである。

口髭にも似た長い触角と、金黒のゴージャスなマントを着た王者である。

そう、リムスキー・コルサコフ作曲の交響組曲「シェエラザード」を思い出す。

イスラムのシャフリヤール王である。

千夜一夜物語の語り手、シャハラザード(シェヘラザード)に毎夜、物語を語られ次第に残虐な性格と女性不信の心を癒されていく。

アラビアンナイトとも呼ばれた千夜一夜物語の王を思い出すのである。

誇らしげなその姿は、まさにウミウシの王と言っても過言ではあるまい。

 

 

 

センヒメウミウシ Aegires villosus

 

千夜一夜物語の語り手、シャハラザード(シェヘラザード)はもちろんセンヒメウミウシ(Aegires villosus)であろう。

こんな真冬にもかかわらず、センヒメウミウシを見ることができたのは、きっとシャフリヤール王へ、千夜一夜物語を語るためであったに違いない。

 

 

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