2009年10月アーカイブ
2009年10月31日
明鐘岬・保田海岸 「スナイソギンチャク」 Dofleinia armata
スナイソギンチャクを真上から撮影してみました。
中心の複雑な紋様がとても目を引きます。
なにか、宇宙の中心というか・・・恒星の爆発というか・・・。
海の生物を観察すると、いちいち感心させられます。
それはきっと、純粋で、生きる事のエネルギーに満ちているからなのでしょうか。
こんなイソギンチャクでも、人を魅了する力を持っているなんて、素晴らしい事ですね。
2009年10月29日
2009年10月27日
黄金崎ダイビング 「ソラスズメダイ」 Pomacentrus coelestis
今や伊豆を代表する魚です。
ここ、黄金崎公園ビーチでも沢山のソラスズメダイが生活しています。
こんな素晴らしくきれいな魚なのに、もうすぐ冬になると、越冬できる個体と、命を落としてしまう個体に分かれます。
精一杯、精をつけて冬を乗り切ってね!
2009年10月25日
黄金崎ダイビング 「ハナタツ」 Hippocampus sindpnis
黄金崎のハナタツ。
黒地に赤い紋様がとても渋いですね。
黄金崎公園ビーチの左側のエントリーポイントから、北西方向へ100m程行った場所に定着していました。
いつも思うのですが、ハナタツ等のタツノオトシゴの仲間の撮影はとても難しいです。
理由は、ライトやストロボに敏感に反応するので、すぐに後ろを向いてしまうからです。
じっくり粘らないとこちらを向いてくれません。
一度、正面から撮影してみたいですね。
この水中写真は、Canon EOS 5D Mark2で撮影しました。
顔の部分をアップで撮影してみたいです。
2009年10月22日
2009年10月21日
黄金崎ダイビング 「テンロクケボリ」 Pseudosimnia punctata
黄金崎公園ビーチでのダイビング。
ダイバーが集う、新橋にある居酒屋「BOX」さんの社員旅行にちゃっかりと参加させていただきました。
お世話になったのは、デューク山中さん率いる「安良里ダイビングセンター」さんと、「海風通倶楽部(かいぶつくらぶ)」さんです。
ヒレナガネジリンボウ狙いの黄金崎でしたが、残念ながら、台風18号の影響が強く、ヒレナガネジリンボウは行方不明。
探している間に見つけたテンロクケボリが、あまりにも美しかったので撮影してみました。
外套膜をちょっと開き気味にしたテンロクケボリ。
セクシーですよね。
妖艶たる雰囲気が出ています。
2009年10月20日
黄金崎ダイビング 「アミメハギ」 Rudarius ercodes
黄金崎公園ビーチでのダイビング。
お世話になったのは、デューク山中さん率いる「安良里ダイビングセンター」さんと、「海風通倶楽部(かいぶつくらぶ)」さんです。
この日の黄金崎公園ビーチは、午前中は20mはあろうかという透明度だったのですが、お昼前から濁りとうねりが入り始め、午後はかなりうねりが入ってしまうような状況でした。
そんな中、十分2本のダイビングを楽しむ事ができました!
ネジリンボウやキンギョハナダイ、スズメダイやネンブツダイ・・・沢山の魚が群れていますが、中でも目をひいたのが、このアミメハギの幼魚です。
もうたまらなくかわいいでしょ!?
体長は、なんと1cm。
ふわ~・・・ふわ~~~
・・・っと漂っています。
もう、最高にカワイイ!
癒されますねぇ。
2009年10月19日
黄金崎ダイビング 「アオモウミウシ」 Stiliger ornatus
この日の黄金崎公園ビーチでのダイビングでは、なかなかウミウシを見つけることが出来ませんでした。
水温20~21度という条件は、まだ伊豆のウミウシにとっては過ごしにくい水温なのかもしれませんね。
しかし、とても珍しいウミウシを見つけることが出来ました。
恐らくは台風が運んできたものと思えますが、ちゃんとミル類の上に付着していましたよ。
アオモウミウシ
いや~、初めて見ることができました。
嬉しいです!
体長4mmサイズと、2mmサイズのペアでした。
2009年10月18日
黄金崎ダイビング 「ネジリンボウ」 Stonogobiops xanthorhinica
この日は、新橋BOXさんの社員旅行に相乗りさせていただいて、西伊豆 黄金崎公園ビーチにダイビングに参りました。BOXさん、ありがとうございました!とても楽しいダイビングでした。
黄金崎公園ビーチといえば、なんといっても「ネジリンボウ」ですよね。
真っ白な海底に数箇所、ネジリンボウの巣穴があり、ダイバーに判別できるように、小石で囲んでストーンサークルが作ってあります。
全ての巣穴にネジリンボウがいるわけではなく、台風や海況の影響で、いなくなってしまったものや、ダイバーに蹴っ飛ばされて?巣穴が壊されてしまったものなど、いろいろです。
この日も、3つあったストーンサークルで、唯一、ひとつだけネジリンボウを発見する事ができました。
ところが、安心したのもつかの間、近寄ろうとするとすぐに引っ込んでしまいます。
皆さん、ネジリンボウに近づいて撮影する時は、2m以上手前で停止。
着底後、匍匐前進が基本ですよ~。
フィンキックで近寄ろうとするとすぐに感づかれてしまいますよ。
こうなると、さぁ大変。
15分近く待ったでしょうか?
あまりに粘るので、一緒に潜っていたチームは、皆違う場所に移動してしまいました(本当に申し訳ない・・・)。
DECOがあと5分というギリギリの状態で、ようやく出てきてくれました。
出てきてくれてホッとしました。
これほど待っても出てこなかったら、洒落になりませんものね。
ご覧のように、ネジリンボウは、テッポウエビの仲間と共生しています。
テッポウエビがせっせと穴を掘り、巣穴の外に砂を書き出しているのが分かりますか?
テッポウエビが仕事をしている間、ネジリンボウが見張りをしているというわけなのです。
仲がいいですね。
20枚ほど撮影し、その場をゆっくりと、静かに立ち去ります。
近寄る時と同様に、フィンキックでその場を離れてはいけません。
巣穴がふさがってしまいます。
ゆっくり後ずさりした後、BCにエアーを入れ、1~2mその場で浮き上がった後、移動するようにしましょう。
そうすれば、砂を巻き上げることなく、静かに移動できます。
2009年10月17日
2009年10月16日
佐渡島ダイビング 「コノハミドリガイ」 Elysia ornata
佐渡でのダイビング。
この日は小木(おぎ)のビーチダイビングを楽しみました。
タイドプールのようになった静かな入り江からエントリー。細く入り組んだ水路を進んでいくと、周囲の海藻の森にいろいろなウミウシを発見する事ができます。
特に最も目立ったのが、このコノハミドリガイです。
佐渡のウミウシ 「コノハミドリガイ」 Elysia ornata
珍しい事に水中に漂うように泳いでいるコノハミドリガイを発見しました。
最初は、くねくねと身体をよじらせながら泳いでいたのですが、そのうち、疲れてしまったのでしょうか?
全く動かなくなり、身体を丸めて、ふわり・・・ふわり・・・と漂っていました。
2009年10月15日
佐渡島ダイビング フジイロウミウシ Noumea purpurea
佐渡島 小木(おぎ)ビーチダイビング
タイドプールのようになった岩礁帯の浅い入り江からエントリーします。
中は、マメダワラの林。
複雑に入り組んだ水路を進むと、広く開けた場所に到達し、テトラポッドや、沢山の洞窟があってとても楽しいポイントです。
台風一過のせいか、ウミウシの数がとても少なかったのが残念。
でも、このフジイロウミウシには感動しました。
フジイロウミウシ
体長が約1.5cm。
美しい藤色にまっすぐな白いライン。
柔らかなボディラインがとても印象的です。
結構、活発に動く為、いろいろな表情を見せてくれました。
この日は、残念ながらマクロレンズを装着していなかったので、こんな写真しか撮れませんでした。
失敗、失敗・・・。
2009年10月13日
佐渡島ダイビング エチゼンクラゲ Nemopilema nomurai
佐渡島でのダイビング
佐渡ダイビングセンターの本間さんにガイドをしていただきました。本間さんといえば、知る人とぞ知る名ガイドさんで、来年公開されるフランス映画「OCEANS オーシャンズ」に使用されているコブダイ(弁慶という名前が付いています)の素晴らしい映像をサポートした方です。2010年1月公開の「OCEANS オーシャンズ」。是非見に行きましょう!
エチゼンクラゲとの遭遇
エチゼンクラゲは、東シナ海、黄海、渤海から日本海にかけて分布するクラゲで、対馬海流に乗り日本海に広く分布しているのですが、津軽海峡を超えて、太平洋に流入することもあるようです。実際に、志津川のダイビングサービスでも、エチゼンクラゲを鑑賞するツアーを組んでいるようです。
エチゼンクラゲは、食用になるクラゲなのですが、非常に大型になるのと、大量発生して漁業用の網などを破ってしまったり、捕獲した魚に傷をつけてしまうなど、厄介者扱いされているクラゲです。
まあ、せめて我々ダイバーくらいは、エチゼンクラゲの幽玄な姿を楽しみ、敬意を表したいと思っております。
この日は、なぜか大量にいるはずのエチゼンクラゲになかなか会うことができませんでした。通常のダイビングポイントでは、全く見つけることが出来ませんでした。
しかし、そこは本間さんのスペシャルガイド。
沖合いを船で探索し、見つけた時点で飛び込み、ドリフトしながら撮影しようという事になりました。
エチゼンクラゲの動画
(Canon EOS 5D mark IIで撮影)
沖合いを船で走ると、すぐにエチゼンクラゲを見つけることが出来ました。
真青な、濃いブルーの海流に、飛び込むといるいる!
沢山のエチゼンクラゲを発見する事ができました。
水深0mから25~6mまで、見渡す限りブルーの海なのですが、幾つものエチゼンクラゲを発見する事ができます。ふわりふわり、と漂うようなイメージを持っていたのですが、実際に見てみるととても力強く、ぐいぐいと傘を動かして、パワフルに泳いでいるようです。良く見ると、4本の細い触手が長く伸びています。紫色の2mはあるかという長い触手です。この紫色の触手には猛毒があるようで、絶対に触れてはいけません。
エチゼンクラゲを食べるカワハギ
なんと、カワハギの仲間は、エチゼンクラゲが好物なのだそうです。
触手を一本ずつ食べてます。
一体のエチゼンクラゲに、数十匹のカワハギが群れています。
もし、傘を破られてしまうと、エチゼンクラゲは逃げる事ができません。
どんなに泳いでも、進むことが出来ないのです。
傘を破られてしまったエチゼンクラゲは、ゆっくりと海底に落ちていきます。
そして、カワハギたちが群れで襲ってくるのです。
海底に落ちたエチゼンクラゲは、ただ死を待つのみなのです。
2009年10月12日
明鐘ダイビング 「ツユダマガイ」 Crithe nipponica
極小のタカラガイの仲間。
ツユダマガイといいます。
大瀬崎でも良く見かけますが、ここ東京湾・明鐘でも沢山、観察する事ができました。
オレンジ色の外套膜がめくれるとピンク色の貝殻が・・・セクシーですよね。
明鐘ダイビング 「シロイバラウミウシ」 Okenia japonica
シロイバラウミウシです。
とても清楚な、真っ白なウミウシです。
非常に綺麗なので写真映えしそうなきがしますが、実は真っ白であるがゆえに、白飛びしやすく、とても撮影が難しいウミウシのひとつです。
僕の場合は、ストロボを極力落とし、フォーカスライトと、左手に持ったダークバスターで微妙な光量を加減しながら撮影します。
皆さんはどうされていますか?
2009年10月11日
明鐘ダイビング アオサハギの幼魚 Brachaluteres ulvarum
アオサハギの幼魚ではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
ウミシダに寄り添って、必死に隠れようとしています。
このなんともいえない、あどけなさがかわいいですよね。
もう少し、じっとしててくれれば撮影しやすいのですが・・・
2009年10月10日
明鐘ダイビング 「アオクシエラウミウシ」 Doriopsis pecten
アオクシエラウミウシです。
明鐘で観察されたのは今回が初めてだそうです。
もちろん、私も今回、始めて観察しました。
体長は約4mmくらいで、エメラルドグリーンのボディが美しいウミウシでした。
南方系のウミウシのようですので、台風によって運ばれてきたものと思えます。
2009年10月 8日
2009年10月 7日
BOX 新橋にあるダイバーが集まるおしゃれな居酒屋「ボックス」
新橋の駅前ビルの地下1階という好立地条件の場所にある、ファッショナブルな居酒屋さんです。
店舗の中は、海の写真ばっかり!
それもそのはず。
この、新橋BOX「ボックス」のオーナーさんは、業界でも有名な女性ダイバーさんで、プロ・アマ問わず、連日、ダイビング関係者が多数押しかける有名店なのです。
ですので、有名水中写真家の方が撮影した素晴らしい写真でいっぱい。
毎日でも海に潜っていたいと考える、中毒ダイバー(笑)にとっては、本当に居心地がいい場所なのです。
新橋BOX チキンマカロニグラタン
新橋BOX 厚焼き卵
新橋BOX ミックスピザ
ランチもおいしい!しかも900円均一!
ランチメニューも豊富!しかも900円均一という、とってもリーズナブルなお値段なんです!
毎日のように昼も夜も海の話で盛り上がってます。
ひとりでぶらりと行くのもお勧めです!
Endlessblueのブログを見て来た...とお店の方に言っていただければ、もうすぐに打ち解けて楽しくお酒が飲めると思いますよ!
是非、このブログをご覧いただいているダイバーの皆さん、一度、新橋BOXへ足を運んでみてくださいね。
明鐘ダイビング 「ヒメヤタガイ」 Hydatina zonata
明鐘のヒメヤタガイです。
泥地の付近に沢山います。
ヒメヤタガイは巻貝のような貝殻を背負っていますが、身体の全てをこの巻貝に収容することができないという、面白い特徴を持っています。
ブルーの縁取りがとても綺麗ですね。
2009年10月 6日
明鐘ダイビング 「モウサンウミウシ」 Trapania euryeia
この時期の明鐘岬は、とんでもないウミウシが見れます。
なんとモウサンウミウシ。
恐らく台風によって南方から運ばれてきたものと思われますが、それにしても、東京湾で見ることができるとは驚きです。
体長は8mmくらい。
ウミウシの研究者である中野里枝さんにお尋ねしたところ、クリーム色の紋様は、左右対称になっているのだと教えていただきました。へぇ~。なるほど・・・、そういわれると対象になっているかも。
Trapania euryeiaとして分類したのは、Gosliner先生だそうで、それまでは、Rudman先生によってTrapania cf. brunneaと名づけられていたようです。
それにしても、このクリーム色の紋様・・・ぱっと見、ひょっとして黄金比率?
根拠は無いけど、そんな気がしました。
2009年10月 5日
2009年10月 4日
東京湾ダイビング 「コガネミノウミウシ」Flabellina sp.
遠く南海の海上にある台風のウネリがここ、東京湾に押し寄せていました。
非常に強いウネリが、明鐘の海底をかき回します。
そんなヘビーな状況の東京湾・明鐘岬(みょうがねみさき)で、2本ダイビングを楽しんだのですが、さすがは明鐘。
こんな状況の中でも、しっかりと獲物を見せてくれます。このコガネミノウミウシ、沢山いましたよ。
2009年10月 3日
明鐘のウミウシ 「ハクセンミノウミウシ Cratena lineata」
ハクセンミノウミウシ。
今回始めてみたのですが、とても美しいですね。
背中に模様があるタイプと、模様が無いタイプがあるのだそうです。
詳しくは、中野里枝さん著の「本州のウミウシ―北海道から奄美大島まで 」を参考にしてください。
2009年10月 2日
明鐘のウミウシ 「ムカデミノウミウシ Pteraeolidia ianthina」
ムカデミノウミウシにはいろいろな、色のバリエーションがあります。
明鐘のムカデミノも、グリーンがかったものや、ブルーのものなどが観察できます。
このムカデミノウミウシは、真っ白。
透き通るようなミノが美しいですね。
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