大瀬崎ダイビング
大瀬崎・湾内ダイビング 「アオミノウミウシ科の一種」GLAUCIDAE sp - 2009.04.26
大瀬崎・湾内。水深10m付近の砂地で発見。
中野里枝著「本州のウミウシ」271ページにある、「アオミノウミウシ科の1種1」Glaucidae Sp.1に似ているがはっきりと分かりません。
ウミウシ図鑑.comでは、「アオミノウミウシ科の一種2」GLAUCIDAE sp.としておりました。
また、外観的には、ウミウシ図鑑.comの「クトナ・ウィリディス Cuthona viridis」にも似ている気がします。
「アオミノウミウシ科の一種」GLAUCIDAE sp.
写真を右クリックで、別ウィンドウで開いていただくと拡大する事が出来ます。
ミノの部分は、半透明のクリーム色の中にチョコレート色になっており、ゴールドのラメが光っている感じ。かなりオシャレなウミウシですね。
大瀬崎・湾内ダイビング 「コケギンポ」Neoclinus bryope カワユス!! - 2009.04.26
大瀬崎・ダイビング 「ヤマトウミウシ」の産卵 Homoiodoris japonica - 2009.04.26
大瀬崎の湾内では沢山のウミウシを発見することができます。
この日のダイビングでも、沢山のウミウシを見つけることが出来ました。
長く冷たい冬が遠ざかり、春が訪れてきたのでしょう。
ウミウシたちも、どことなく活気付いているようです。
ヤマトウミウシの産卵 Homoiodoris japonica
偶然にもヤマトウミウシが産卵しているシーンを見ることができました。
体長が10cm強の大型のウミウシ。
色合いは地味なウミウシなのですが、その卵は桜色に染まっていて、とても素敵な色合い。
ヤマトの名前は、もしかしたら、この桜色の卵が海に春を告げる桜の花、日本人の桜好きなところから来ているのかもしれませんね。
2009年4月25日。
つい数日前、西伊豆大瀬崎に黒潮が流れ込んだといいます。
水温は、15℃から一気に19℃まで上昇。春濁りに悩まされていた海が、一気にブルーになってしまいました。
ところが、今日は、台風並みの暴風雨。
せっかく上がった水温も、また17℃近くまで下降。透視度は5~8mくらいだったのではないでしょうか。
そんな、悪天候の中、ダイビングハウスマンボウさんのガイドで、外海「門下」ポイントへ。
かなり強い流れにドリフトしながら、門下ポイントから、一本松方面に流します。そして、エグジット寸前に見たこれ・・・
Pleurobranchus mamillatatus プレウロブランクス・マミラートゥス

体長が20cm近い大型のウミウシです。
おそらくは、黒潮が運んできた使者なのでしょう。本来は遥か南の海のウミウシで、本州で見られることはまず稀であるそうです。
極めて珍しいこのウミウシには、まだ和名がつけられていません。
体表に紫がかったブルーのラインが。
背中の突起がにゅ~~~と伸びたり、縮んだり。
とても地球上の生物とは思えない体つきですね。
このまま、水温が低くならなければ、暫く観察する事が出来るものと思えます。