大瀬崎ダイビング
大瀬崎ダイビング 湾内 「ネズミゴチ」 Repomucenus richardsoonii - 2009.04.24
2009年4月18日 大瀬崎湾内。
春濁りもようやくおさまり始めたようで、透視度は8m前後と良好な状態でした。水温も、17度~15度と非常に高く、ダイビングに最適な状況となっています。
先週のIOP伊豆海洋公園に引き続き、Canon EOS Digital Kiss Xを使った水中撮影の練習です。先週は、ストロボ(INON D2000)の調子が悪く、光が当たらず、ほぼ全滅でしたので、今回は特にストロボの操作、向き、露出に気を使って練習しました。
「ネズミゴチ」 Repomucenus richardsoonii
砂地をじっと見つめると、何も生物がいなさそうに見えますが、実は沢山の生き物が確認できます。ネズミゴチもその「目立たないやつ」の代表格。釣り人からは「メゴチ」という名前で呼ばれる事が多く、私も子供の頃、東京湾でよく釣り上げた魚です。
意外にも、こうしてじっくり見ると色鮮やかで、模様が美しいですね。ネズミ・・なんていかにも灰色っぽい名前がつけられてますが、ピンクやオレンジ、ターコイズブルーなど、とても美しい色彩だと思います。
大瀬崎・湾内のポピュラーなサカナ君たち - 2009.04.23
大瀬崎の湾内でよく見かけるサカナ君たち。
「フサカサゴ」Scorpaena onaria

恥ずかしそうに物陰からこっちを見ているフサカサゴ。我々ダイバーが良く眼にするサイズは、15cmくらいの若い固体です。大きくなると30cm以上の大きさになりますが、50m近くの深さに行かないと見ることができません。
「トラギス」Parapercis pulchella

浅い場所でよく見かけるトラギス。こうして改めてみてみると、とても可愛いですよ。
「セレベスゴチ」Thysanophrys selebica

「ネンブツダイ」Apogon semilineatus


ネンブツダイとクロホシイシモチは、とても良く似ているのですが、クロホシイチモチには、頭の上に黒い点があるのが特徴です。
「キンギョハナダイ」Pseudanthias squamipinnis

大瀬崎に限らず、伊豆半島では最もポピュラーなサカナです。キンギョハナダイは、幼魚の頃は全て雌なのだそうです。この写真も雌の写真です。ちなみに、後ろに写っているのが、クロホシイシモチです。ネンブツダイにはない、頭の黒い点が見えますね。
「ホシノハゼ」Istigobius hoshinonis

岩礁付近の砂地には、沢山のハゼの仲間がいます。このホシノハゼも素晴らしい色彩です。じっと見ていても飽きません。
大瀬崎・湾内でのダイビング 「アリモウミウシ」Ercolania boodleae - 2009.04.23
大瀬崎・湾内でのダイビング 「ウミトサカ」 Dendronephthya - 2009.04.23
大瀬崎・湾内でのダイビング 「ミズヒキガニ」Eplumura phalangium - 2009.04.23
ミズヒキガニという楽しいカニ君がいる。
大瀬崎の湾内、水深15mより深い場所でタイヤや、ケーソンなどちょっとしたストラクチャーがあると、必ずといっていいほど発見する事が出来ます。
ダイバーが、ライトを照らしながら生物を探していると、必ずこいつは、シロガヤの切れ端を持ち上げて、「こっちくるな~」と威嚇しています。
その仕草が、「こっちおいで~~」といっているように見えるので、とても面白い。
いずれ、動画像でご紹介したいと思います。
ミズヒキガニ Eplumura phalangium

この写真は、大瀬崎ダイビングハウスマンボウ前の桟橋から下ったケーソンの上に乗っていたやつです。ダイバーが撒き散らしてしまったと思えるゴミが目にくっついちゃって・・・ちょっとひょうきんですね。