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大瀬崎ダイビング

イソカサゴ(Scorpaenodes littoralis)です。

春濁りで緑色に染まった海の底でじっとしていました。

春濁りとは、植物性プランクトンが大量発生することによる透視度の低下の事ですが、ダイバーにとっては厄介な現象であっても、自然の海で生きる生物達にとっては、食物連鎖の最底辺である植物性プランクトンの発生は、喜ばしい春の訪れを意味しています。

 

イソカサゴ Scorpaenodes littoralis

きっと、このイソカサゴも、植物性プランクトンに集まる小魚たちを狙って出てきたのでしょうね。

生き生きとした眼がとても印象的でした。

 

西伊豆・大瀬崎「先端(せんたん)」ポイント、約15m付近で撮影。

シロミノウミウシ(Aeolidiella alba Risbec)と似ているのですが、触角の形が違います。シロミノウミウシの触角は御手洗団子のように、ぽこん、ぽこんと串団子状態になっているのですが、このヤマトワグシウミウシの触角は、ご覧のように、ゴーヤに似たツブツブがたくさんついてます。

 

ヤマトワグシウミウシ Baeolidia japonica Baba, 1933

 

体長はとても小さく、数mm程度ではないでしょうか。

色のバリエーションが沢山あるようで、茶色系、緑色っぽいやつもいるようです。

こういう小さいウミウシを探していると、とても楽しくてたまりません。

 

西伊豆・大瀬崎「柵下」ポイントで観察したサギリオトメウミウシ。

この写真は、かなり拡大してまして、最初にぱっと見た時は、ウミウシとは気が付かずに撮影しておりました。なんか・・もっこり・・もしかして、ウミウシ?と思い、念のため2回シャッターを切っていたのです。

ダイビング後によくよく見ると、やはり触角が・・・ああ、やっぱりウミウシちゃんね。

念のため撮影しておいてよかったです。

 

「サギリオトメウミウシ」Dermatobranchus semistriatus Baba, 1949

 

身体の模様は縞がたくさん入っていて、どうして「オトメ」と名付けられたのか?

乙女って感じではないのですが・・・

でも、そうか!

見つけにくかった、恥ずかしがり屋で控えめなところが「オトメ」なのかも知れませんね。

 

2009年3月21日。

春濁りが発生し、どのポイントも透視度1m~5mという状況。

30m近い水底まで行くと真っ暗闇になってしまいます。

この日は、ダイビングハウスマンボウさんのガイドで、大瀬崎「外海・柵下(さくした)」、「岬の先端(せんたん)」、「湾内(わんない)」の3大ポイントに潜ることができました。

 

春濁りの幻想的な風景

アオサハギ Brachaluteres ulvarum

柵下の水深15m付近にいつもいるアオサハギ。

この日は、強い流れと、濁りの中で、ゆらゆら~~。

シャッター速度が合わず、失敗作品なのですが、なんか幻想的でいい感じ・・

アオサハギちゃん、くるくる回ってますよ・・

 

シロウミウシ(Chromodoris orientalis )です。

西伊豆・大瀬崎「岬の先端」ポイントでのダイビングで観察しました。ダイビングハウスマンボウさんのガイドです。

シロウミウシ Chromodoris orientalis

ポピュラーなウミウシの一つですが、とても柔らかな色彩ですね。

体長は約2cmくらいでしょうか。

少し強めの潮流にも全くめげることなく、岩肌を這いまわっていました。

クロイソカイメンなどのカイメン類を食べるのだそうです。

SEA&SEA DX-1Gで撮影しました。

 

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