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大瀬崎ダイビング

駿河湾に面した、大瀬崎「外海」ポイント。日本固有種といわれるサクラダイの群生海域であり、数々の珍しい海洋生物を見る事が出来るポイントです。

最近ではザトウクジラがたびたび目撃されるなど、駿河湾の神秘を目前に観察することができる貴重なポイントです。

しかし、残念な事に、この外海ポイントの4つしかないエントリースロープに陣取り、撒き餌を撒きながら釣りをしている人がいます。釣りをすること自体に文句を言うつもりはありませんが、ダイバーにとってはエントリー・エグジットポイントは、命にもかかわる重要な場所です。そのエントリーポイントに陣取り、真正面に仕掛けを投入するということは、間違いなく、ダイバーに直撃する可能性があります。事実、そういった事故も発生しており、できるだけ、潜水区域でのフィッシングを遠慮いただけるとありがたいと考えております。

 

獲物はダイバー?危険な大瀬崎のフィッシング

大瀬崎のダイビングポイントに投げ込まれた釣りの仕掛け

 

釣り針がむき出しになった仕掛けがダイバーに投げ込まれた
大瀬崎のダイビングポイントに投げ込まれた、釣りの仕掛けです。テグスの先に、生きたアジを一匹掛けしています。もちろん、釣り針がむき出しになっています。私のカメラから、わずか1m先に投げ込まれました。故意に投げ込んだとは思いたくないのですが、危険極まりない状態である事は間違いないです。

 

また、釣り人がいるときには、必ずといっていいほど、水中にビニール袋が漂っていたり、切れたテグスがからみついている事が多く、ゴミの始末、釣り具の始末を徹底していただきたくお願いします。

エントリースロープのコンクリート部分で、撒き餌のオキアミを広げる、あるいは捨てて帰るなどの行為は論外です。海に捨てられた撒き餌は、ヘドロとなって堆積してしまいます。危険な行為は行わない、海を汚さないこと、これが最低限のマナーだと思います。

 

西伊豆・大瀬崎ダイビングマップ 『外海』


柵下からドロップオフへ

柵下からエントリーし、広大な白い砂浜を延々泳いでいきます。距離はかなりありますが、水深30mからのドロップオフには、びっしりとムチカラマツが群生しており、沢山のサクラダイの群れを見ることができます。

ショートドロップオフ(3~4m程度の階段状のドロップオフ)に安心していると、急に深度が深くなっている場所があり、一気に40mまで落ちている場所もありますので、注意する必要があります。

ドロップオフのサクラダイを見た後は、一旦、25m付近でDeep Stopし、その後、大川方面へ流しながらエグジットする事があります。もちろん潮流によっては、柵下からエグジットします。十分に安全停止をしてからエグジットするようにしましょう。 


大川下からのエントリー

外海でのダイビングでは、大川下からのエントリーが最も一般的なコースです。ミツボシクロスズメダイが群れている岩を超え、水深10m前後をキープし、ロープ付近まで泳いでから、徐々に深度をとる方が、エア持ちが長くなります。水深25m付近から、ソフトコーラルが群生する捨石が見え始め、ウミウシやエビ、カニの絶好の住み家になっています。

このあたりは、最も人気のあるポイントですので、カエルアンコウやウミウシがいるポイントは、譲り合って観察することにしましょう。尚、このあたりの海底は、とても細かい砂地です。フィンキックで砂を巻き上げないように気を付けましょう。

2連のウミウチワを見たら、水深に注意しましょう。特に、カメラ撮影に夢中になっていると、いつの間にか30m以上の深場に落ちてしまう事があります。十分注意しましょう。

 

門下からタマサキ

柵下の入り口からはかなり遠いのと、潮流の関係で、あまり使用しないエントリーポイントです。むしろ、大川下や、一本松からエントリーし、潮流に流されながらダイビングを楽しんで、門下でエグジットするという方法を良く使います。そういう意味では、門下からのエントリーは潮流が、岬の先端方向(柵下への方向)に流れている場合に利用することがあります。

タマザキまでは、かなり歩きますので、夏の混雑時では、穴場的なポイントになります。実際には、潮流が先端方向に流れていないと、戻ってこれないリスクがあるため、利用する機会が少ないポイントです。ボートからのエントリーも可能です。

 

最近の大瀬崎では、この外海ポイントで、ザトウクジラの親子が目撃されています。柵下のすぐ目の前のポイントを泳いでいったという目撃例もあります。また、マンボウが出没することも多く、駿河湾に直接面した外海ポイントの、豊かな自然が楽しめます。

 

大瀬崎のNo.1 ダイビングポイント「湾内」

西伊豆・大瀬崎の最も広大で奥深い魅力に包まれるポイント「湾内」(わんない)。

そのダイビングマップを公開。

 

西伊豆・大瀬崎ダイビングポイントマップ「湾内」

大瀬崎・湾内ポイント(1) 「マンボウ桟橋前のゴロタ」

  • ダイビングボート「MANBOW号」が停泊するマンボウ桟橋からエントリーしてすぐのゴロタ。夏にはソラスズメダイの群れ、秋~冬にはボラの群れ(ボラクーダ)が大量に見れる場所。
  • 冬は、クロサギが群れており、産卵場所にもなっている。

 

大瀬崎湾内 ゴロタのケヤリムシ大瀬崎・湾内ポイント(2) 「クマノミタイヤからタンク方面」

  • 湾内から岬の先端方向に流したポイント。マンボウ桟橋の 先端に釣り人がいる場合には、テグスに接触しないよう注意して潜行する必要がある。
  • ミジンベニハゼが沢山観察できる隠れポイントなのだが、時期によっては全く発見できない事もある。

 

大瀬崎・湾内ポイント(3) 「MANBOW号」

  • 湾内の中心ほどではないが、中世浮力の講習やアドバンス講習を良く実施しているポイント。
  • 一見、何も生物がいなさそうに見えるが、実際は、プロカメラマンが1時間陣取るほど面白いポイント。
  • 極小(1~2cm)のイロカエルアンコウを数固体見ることができる他、浅海に生息するウミウシのほとんどを発見する事が出来る。
  • ナイトダイビングでは、旅館街の光に誘われて寄ってきた深海性の生物達が、マンボウ桟橋からこの付近に吹き溜まるため、特に面白いポイントになる。

 

大瀬崎湾内大瀬崎・湾内ポイント(4) 「MANBOW号からケーソン」

  • MANBOW号から一気に25m付近までなだらかな砂地が続いている。
  • ロープの先には一辺が3mサイズのケーソンが沈められており、多数の海洋生物たちの住処になっている。
  • ケーソン、あるいはその付近には多種のソフトコーラルが群生しており、マクロ撮影をするにはうってつけのポイントになっている。

 

大瀬崎・湾内ポイント(5) 「ケーソンからフタ」

  • さらにケーソンから先に進むと、非常になだらかな角度で深度を増していく。
  • このあたりの海底の砂紋は、岸の方向を向いておらず、沖に向かっている場所や、岬の先端方向を向いている場合がある。
  • したがって、もしこの付近にダイビングする場合には、ケーソンからMANBOW号に向かうロープを目印に、コンパスを確認し、砂紋の方向や、光の明るさを頼りに方向を得るのではなく、コンパスを信じて行動する必要がある。
  • この砂紋を見誤って進むと、どんどんと湾の中央に向かって(深場へ向かって)進んでしまうので要注意。

 

大瀬崎・湾内ポイント(6) 「タイヤ付近」

  • 砂地に半分埋もれているタイヤがある。
  • 運がよければ、スナダコの類を見ることができるが、大抵はカサゴ類の住処になっている。
  • しかし付近に二枚貝の貝殻が散らばっている場合には、タコがいる可能性が高いので、静かに近寄ってみるとよい。

 

大瀬崎・湾内ポイント(7) 「パイプ付近」

  • パイプ付近のストラクチャには、ミジンベニハゼが定着している事がある。
  • 不用意に近づくと、隠れてしまうので、空き瓶や空き缶らしい投棄物や、巻貝などを発見したら、数mはなれて様子をみながら近づく必要がある。

 

大瀬崎湾内 ミジンベニハゼ大瀬崎・湾内ポイント(8) 「パイプ付近の捨石」

  • 捨石が所々山になっている。
  • ソフトコーラルが発生し、多種類のウミウシやエビ、カニ類を観察する事が出来る。
  • このあたりのポイントに行くには、マンボウ桟橋からだとかなり遠い。
  • 湾の中央部からエントリーし、そのまま直進した方がはるかに楽に到達でき、リスクも少ない。
  • 湾内では、どの場所を中心に巡るかをあらかじめ決めておき、最もリスクのない場所からエントリーする計画を立てることが肝心である。
  • 特にビギナーダイバーを同行している時には、無理な計画は禁物である。

 

イガグリウミウシ大瀬崎・湾内ポイント(9) 「ビーナス~バイク周辺」

  • 湾内中央部の目印になっているビーナス像。
  • ヒドラ虫、ソフトコーラルがついている場所には、ほぼ確実に何らかのウミウシを発見する事が出来る。
  • バイク周辺にも海洋生物が豊富で、飽きさせない。
  • 湾内のポイントの中では中央部にあたるためか、比較的ダイバーが少ないエリアである。

 

大瀬崎・湾内ポイント(10) 「水神~クマのプーさん」

  • オープンウォーター講習のグループが、必ずお参りに行くのが、この水神様である。
  • 大瀬神社の祠で、たいてい、中には大きなウツボがいて驚かされる。
  • 石積みの祠なので、寄りかかったりすると崩れてしまうので注意が必要。
  • アドバンスド・オープンウォーターの講習では、もう少し深場のクマのプーさん像まで行く事ができる。
  • 大瀬館からエントリーし、水神→クマのプーさん→ケーソン→エグジットというコースが、都市型ショップのお決まりコース。
  • したがって最も海洋生物が目に付かない場所でもある。
  • しかし、真冬のダイバーが少ない時期や、ナイトダイビングでは、このあたりにレアな深海性の魚類が出没する事が多い。毎年、騒ぎになっているニタリの出没エリアもこのあたりである。

 

大瀬崎湾内 水神様大瀬崎・湾内ポイント(11) 「湾内再奥部」

  • 大瀬館前のケーソンから観光船桟橋方向は、ゴミや投棄物が多く、水底が汚されている印象がある。
  • しかし、それだけに生物達の隠れ家になる場所も多いわけで、ゆっくりとマクロ生物を探すのには、とても楽しいエリアにもなっている。
  • 観光船桟橋からさらに奥は、他の場所よりも比較的急深であるため、注意しなければならない。生簀の網が張られている時には、回遊性の魚の群れが通る事が多く、時に驚くほどの大群に囲まれる事もある。

ツユタマガイ

これでも完全防備?ミズヒキガニ

ミズヒキガニです。大瀬崎・湾内の約25m付近をダイビング中に観察しました。このミズヒキガニ、写真に写っているようにシロガヤなどのヒドロ虫を身に着け、敵から身を守ろうとします。

確かにシロガヤには毒があり、それを知っている外敵には効果があるかも?

でもなんとも頼りない盾だと思いませんか?

ミズヒキガニ

 

大瀬崎のキモス!これは一体何者か??

この得体の知れない物質は?西伊豆、大瀬崎のキモス発見か?

大きさは約15cmほど、半透明でくにょくにょしています。

はっきりとしておりませんが、ダイビングハウスマンボウのガイドさんの解説では、ゴカイの仲間の卵ではないかというお話でした。

侮れません、大瀬崎。

キモス系の生物を探すには世界一のミステリーゾーンかも?

西伊豆・大瀬崎のキモス発見

 

浅瀬にたくさんおります「イソヨコバサミ」

定番のヤドカリさんです。ちゃんと名前がついております。「イソヨコバサミ」という種類のようです。

西伊豆・大瀬崎湾内でのダイビングの後、エグジット手前のゴロタ場にたくさんいます。

こうやってみるとひょうきんな顔をしてますね。

あんまり遊んでいると、魚が来て食べられてしまうので注意しましょう。

イソヨコバサミ

 

大瀬崎・湾内の浅瀬にいる「ウミフクロウ」

このウミフクロウは、西伊豆・大瀬崎の湾内、水深2~3mくらいの場所で発見しました。朽ちかけた空き缶をひっくり返したら、こいつが・・

ウミフクロウPleurobranchaea japonica

 

このウミフクロウですが、結構、動くのが速いんです。

ぬめぬめ、ぬめ~~~って感じ。

ナメクジを想像しちゃいます。

ウミフクロウPleurobranchaea japonica

ぬめ~~~って感じでしょ?

 

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