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大瀬崎ダイビング

体長3cmほどの海の妖精セスジミノウミウシ

とても美しいウミウシですよね。透き通った体とオレンジ色の触覚。パープルのアクセントが何とも素敵です。どうしてこんなに素敵な色彩感が生まれ出てくるのか不思議でなりません。

セスジミノウミウシ Flabellina rubrolineata

 

 

ソフトコーラルに共生するイソコンペイトウガニ

大瀬崎湾内でのダイビングで観察しました。

ウミトサカに住み、ウミトサカの房をハサミで切って、体に貼り付け、擬態しようとする頭のいい蟹です。

そういう意味では、共生ではなくて、ウミトサカからすれば、寄生かもしれませんね。

 

イソコンペイトウガニ Hoplophrys oatesii

春先のマメダワラは楽しい

大瀬崎湾内でのダイビングほど時間を忘れさせてくれる場所は無い。ダイナミックな要素はあまりありませんが、広大な砂地に点々と存在するストラクチャには、必ずといっていいほど生物が生活しています。

これからの季節、大瀬崎の湾内は、ホンダワラやマメダワラなどの海藻類が成長する季節。その海藻の茂みは、小さな生物たちの楽園になっています。

 

マメダワラの妖精 ヒメイカ

特にこのヒメイカは、体長約3cm。妖精のようにひらひらと泳ぎ、くるくると体色を変化させて楽しませてくれます。ずっと見ていても飽きる事がありません。

ヒメイカ Idiosepius paradoxus Ortmann,1888

 

くるくると体色が変化するヒメイカ

ライトをあてたり、ストロボの光を浴びせると突然、体色を変化させます。

この写真は、ストロボの光を浴びて警戒し、足を上にあげて威嚇している様子です。ちっちゃいけど、やんちゃなやつなんです。

ヒメイカ Idiosepius paradoxus Ortmann,1888

 

逃げていくヒメイカ

カメラを向けてストロボを連射すると、マメダワラの要塞を離れ、海中に泳ぎ出しました。勇気がある個体ですが、もしかしたら近くに卵があったのかな?ひょっとしたらそうかもしれませんね。

ヒメイカ Idiosepius paradoxus Ortmann,1888

 

クロスジリュウグウウミウシ属の一種

体長5mm弱の極小ウミウシ。名前ははっきりと付けられていません。

クロスジリュウグウウミウシの一種(Nembrotha sp. 3)とされています。

クロスジリュウグウウミウシの一種 Nembrotha sp. 3

西伊豆・大瀬崎の湾内は、パッと見には何もないような砂浜が広がっていますが、逆にその「何もなさそうなほど」単純な地形だからこそ、小さなストラクチャー(岩、海藻、漁礁、ソフトコーラル、投棄物など)に生物が集中しています。

ですので、一カ所のストラクチャーでじっと、数十分生物を観察していても、次から次へと生き物が見えてくるという面白さがあります。

小さなマクロの世界の面白さを堪能するには、絶好の場所なんです。

何度潜っても飽きないポイントですね。



タカラガイの仲間「ホソテンロクケボリガイ」

大瀬崎・湾内のキバナトサカについています。タカラガイの仲間です。

このタカラガイ系も、ウミウシ以上に奥深い世界ですね。

ホソテンロクケボリガイ Diminovula alabaster

 

 

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