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2009年3月 8日

世界最少のイカ 「ヒメイカ」Idiosepius paradoxus Ortmann,1888

春先のマメダワラは楽しい

大瀬崎湾内でのダイビングほど時間を忘れさせてくれる場所は無い。ダイナミックな要素はあまりありませんが、広大な砂地に点々と存在するストラクチャには、必ずといっていいほど生物が生活しています。

これからの季節、大瀬崎の湾内は、ホンダワラやマメダワラなどの海藻類が成長する季節。その海藻の茂みは、小さな生物たちの楽園になっています。

 

マメダワラの妖精 ヒメイカ

特にこのヒメイカは、体長約3cm。妖精のようにひらひらと泳ぎ、くるくると体色を変化させて楽しませてくれます。ずっと見ていても飽きる事がありません。

ヒメイカ Idiosepius paradoxus Ortmann,1888

 

くるくると体色が変化するヒメイカ

ライトをあてたり、ストロボの光を浴びせると突然、体色を変化させます。

この写真は、ストロボの光を浴びて警戒し、足を上にあげて威嚇している様子です。ちっちゃいけど、やんちゃなやつなんです。

ヒメイカ Idiosepius paradoxus Ortmann,1888

 

逃げていくヒメイカ

カメラを向けてストロボを連射すると、マメダワラの要塞を離れ、海中に泳ぎ出しました。勇気がある個体ですが、もしかしたら近くに卵があったのかな?ひょっとしたらそうかもしれませんね。

ヒメイカ Idiosepius paradoxus Ortmann,1888

 

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