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魚類写真集

 

 

 

大瀬崎 ミツボシクロスズメダイ Dascyllus trimaculatus

 

2009年10月8日に日本上陸した、台風18号(Melor:メーロー)。

日本各地に大変大きな被害をもたらした、巨大台風です。

もちろん、ここ、大瀬崎も、台風18号による被害は尋常ではなく、周囲の沿道、ダイビング用エントリースロープ、海底自体の地形すらも破壊してしまうようなすさまじさでした。

 

そのメーローが連れてきたのでしょうか?

南方の魚、ミツボシクロスズメダイです。

毎年、台風シーズンになると、南方から運ばれてくる、季節来遊魚です。

 

体長2~3cmのとてもかわいいミツボシクロスズメダイ。

もちろん、熱帯性の魚ですから、日本の冬を越す事はできません。

死滅回遊魚と呼ばれている、悲しい魚たちです。

 

 

 

 

 

大瀬崎。2009年11月。

水温はまだ20度前後あります。

これから一週間ごとに、海の中も秋から冬に変化していくのでしょう。

そんな晩秋の大瀬崎は、今年の春~夏に生まれたばかりの幼魚たちでいっぱいでした。

 

モンツキベラの幼魚 (Bodianus diana)

 

モンツキベラの幼魚 (Bodianus diana)

 

とっても小さくて、かわいいでしょ?

カラフルな柄は幼魚だけの特徴です。

拡大してみていただくとわかるのですが、目が真っ赤に縁取られているんですね。

キュートですね。

 

 

ニジギンポの幼魚 (Petroscirtes breviceps)

  ニジギンポの幼魚 (Petroscirtes breviceps)

 

大瀬崎の湾内。

ダイビングハウスマンボウ前の桟橋からエントリーしてすぐの場所で見つけた可愛い子ちゃん。

ニジギンポって、ホント癒されますよね。

にっこり・・・いいなぁ。この笑顔。

 

 

トラギスの幼魚(Parapercis pulchella)

トラギスの幼魚(Parapercis pulchella)

 

小さな牡蠣ガラに入って恐る恐る外を見ている、トラギスの幼魚です。

大人になると、結構大胆な性格なのに、子供の頃は臆病なのかな?

 

 

名称不明

 

この子は、いったい何の幼魚でしょうか?

大瀬崎湾内の水深16m付近。マンボウ号の係留ロープにちょこんと乗っていました。

 

 

ミツボシクロスズメダイの幼魚 (Dascyllus trimaculatus )

ミツボシクロスズメダイの幼魚 (Dascyllus trimaculatus )

 

伊豆の秋といえば、台風が南方から連れてくる季節回遊魚、死滅来遊魚ですよね。

このミツボシクロスズメダイも死滅来遊魚です。

寒さに耐えて頑張って~~~!

 

 

コガシラベラの幼魚(Thalassoma amblycephalum)

コガシラベラの幼魚(Thalassoma amblycephalum)

 

ミツボシクロスズメダイが住んでいたイソギンチャクには、その他の幼魚も沢山、群れていました。

幼魚の頃は、外敵に襲われやすいので、イソギンチャクに寄り添うのかな?

イソギンチャクの毒に対する抗体はもっているのでしょうか?

コガシラベラの幼魚(Thalassoma amblycephalum)の後ろには、ヤマブキベラの幼魚も写っています。

 

 

まだまだ、撮影したかった幼魚が沢山います。

皆さんも、この秋のシーズン。

可愛い幼魚を見に、海に行きませんか。

 

 

 

 

 

 

ゴンズイの幼魚 (Plotosus japonicus)

 

大瀬崎・湾内の岩礁帯で観察したゴンズイ玉です。

まだ若い群れだと思います。

皆してこっちを見ている・・・なんか・・・ちょっと・・・。

 

 

 

 

 

 

大瀬崎 クサハゼ Vanderhorstia sp.

 

 

大瀬崎・湾内。

水深18m。

 

ヒレガナネジリンボウの巣穴の周囲には、クサハゼの巣穴が沢山あります。

本当に沢山いるのですが、凄く警戒心が強く、どうしても近寄れません。

自分の吐き出す、エアーの泡音で「ピュッ」と、巣穴に逃げ込んでしまうのです。

本当は、ホバーリングしている姿をどうしても撮影したかったのですが、次回までお預けです。

次回は、クサハゼONLYで狙って、ホバーリングシーンを撮影したいと思います。

 

 

 

 

 

大瀬崎 ヒレナガネジリンボウ Stonogobiops nematodes

 

 

 

大瀬崎・湾内の水深18mあたりには、ネジリンボウやダテハゼ、クサハゼ、オニハゼなどの、ハゼの仲間の集落があります。

 50m四方程度の狭い範囲に集落があり、水深が比較的浅いところにありますから、見つけやすい場所にあるのですが、なにせ、大瀬崎の湾内。 Open Water講習が実施されたり、ビギナーの方も沢山潜る場所です。

ですので、このハゼの集落は、結構あらされてしまいやすく、このヒレナガネジリンボウの巣穴も、埋まってしまったままでした。

 

ようやく、何本目かのトライで、お目当てのヒレナガネジリンボウが顔を出してくれました。

警戒心最高潮。

不用意に近づくとすぐに巣穴に逃げ込んでしまいます。

本当は、この巣穴には、別のネジリンボウとテッポエビの仲間が共生しているはずなのですが、そのどちらも顔を出してくれません。

潮流の方向を確かめながら、指一本の中性浮力を確保して、時間をかけながら、にじり寄ってようやく撮影する事ができました。

 

 

 

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