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魚類写真集

 

先日の『白と黒』の記事でご紹介した、水中写真の巨匠であるDavid Doubilet (デビッド・デュビレ氏)が、魚の顔図鑑という素晴らしい図鑑を刊行しています。触発される事、大なのですが、到底デュプレ氏の感性には追いつきようもありません。せめて気持ちだけということで、大瀬崎の魚たちの顔写真を集めてみました。

 

 

イロカエルアンコウ Antennarius pictus

 

イロカエルアンコウ Antennarius pictus

 

4cmほどの幼魚です。ストロボを当てて撮影していたら、エスカを振りだしました。

エスカの下に小さなポリプが咲いてますでしょ?そのポリプをパタパタと叩きで掃除しているみたい。

面白いですね。ずっと見ていたい。

 

 

クロメバルの幼魚 Sebastes ventricosus

 

クロメバル Sebastes ventricosus

 

この、メバルの幼魚ってとてもかわいいんですよ。中層に浮いていて、こっちを見つめるようなしぐさをします。

かわいいですね。 

 

クツワハゼ Istigobius campbelli

 

クツワハゼ Istigobius campbelli

 

 

ダルマオコゼ Erosa erosa

 

ダルマオコゼ Erosa erosa

 

 

オニカサゴ Scorpaenopsis cirrhosa

 

オニカサゴ Scorpaenopsis cirrhosa

 

結構気に入っている写真です。オニカサゴって味のある顔をしてますよね。

その上のダルマオコゼは、どことなくひょうきん。でも写真写りがよくない代表格。

ダルマオコゼをどう写せば面白い写真になるでしょうかね。

 

クロダイ Acanthopagrus schlegelii

 

 

 クロダイ Acanthopagrus schlegelii 

大瀬崎先端ポイントで最近よく見かける黒鯛です。詳しい場所を記載すると、釣り氏が集まってきてしまい、釣り禁止区域の意味がなくなってしまうので書きません。なんと50cmオーバーの巨大なやつです。

 

ボラ Mugil cephalus

 

 

ボラ Mugil cephalus

 

ボラの大群を愛称をこめて「ボラクーダ」なんて呼んだりします。もちろんダイバー用語で、一般に通じる呼び方ではありません。

このボラクーダを水面すれすれで撮影するのが、ひとつの目標なのですが、なぜかいつも失敗します。

のんびりしているようで、非常に神経質なボラ。

第六感があるのか、カメラのファインダーで狙おうとすると気がついて逃げていきます。

いつの日か、メーター級のボラが大群で泳いでいるシーンを撮影してみたいです。

 

ゴンズイ Plotosus lineatus

 

ゴンズイ Plotosus lineatus

 

このサイトでも何度かご紹介したゴンズイです。

幼魚の間は結構かわいいのですが、大人になってくると、かなりグロテスク。しかも猛毒を持っているというから、なおさら嫌われやすい魚です。でもこうしてみると結構、かわいらしいでしょ!?天麩羅にして食べるとおいしいらしいのですが、背びれと胸鰭の毒は死んでもなくならないらしいので、料理するときは覚悟がいりますね。まあ、こうして写真に撮って楽しむのがいいのではないでしょうか。

 

番外編 ダイビングショップ「河童」さんのグクちゃん

 

 

ダイビングショップ「河童」さんのグクちゃん

 

番外編というか、おおとりですな。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウイゴンベ Cyprinocirrhites polyactis

 

大瀬崎湾内のマンボウ桟橋前のケーソンに見慣れない魚がいました。ウイゴンベ(Cyprinocirrhites polyactis)という名前の魚だそうです。ウイゴンベのウイは発見者である宇井縫蔵氏の名前からつけられたそうです。棘のように分かれている背びれの先端が、ゴンベの仲間である事を印象付けます。

 

 

ウイゴンベ Cyprinocirrhites polyactis

 

 

ウイゴンベとホシノハゼ

 

大瀬崎ではもっと深い場所に普通に見られる種類のようですが、この日は水深22mのケーソンでゆらゆらと泳いでいました。どことなく、不安定な泳ぎ方で、大丈夫かな?って感じでしたが、そういう魚なんだそうです。(ほんまかいなっ!?)

たまにはケーソンにいってみるもんですね。

今回初めて見ることができたので幸運でした。

 

 

 

 

 

 

大瀬崎先端でのダイビングはとても魅力的です。水深5mから一気に70mまで落ちるドロップオフ。

水面は明るくても、30mを越える頃には暗く、しかし透明度が良く、独特の雰囲気が漂っています。30mを超えて眼が慣れた頃、ムチカラマツの林を良く見ると、ハナダイの仲間がたくさん群れています。この日は水深40mで、このナガハナダイ(Pseudanthias elongatus)の乱舞に癒されました。

 

 

ナガハナダイ Pseudanthias elongatus

 

 

ハナダイの仲間はハタ科の魚です。とても美しくエレガントな姿が魅力的ですよね。ただ、結構すばしっこくて、いきなりカメラを向けると大抵、逃げてしまいます。なので、ハナダイの群れに近づいたら一呼吸。しかも吐き出すエアー音に驚くので、静かに・・・慣れるまで・・・。エアー音に慣れるとあまり逃げなくなるようです。

 

 

ナガハナダイ Pseudanthias elongatus

 

 

もうひとつ、面白い事を発見しました。

このナガハナダイや、アカオビハナダイなど、ストロボ光をバンバン当てて撮影していると、どうも色合いが変化してくる?ナガハナダイの場合は、体表の赤色が濃くなってくるような気がします。アカオビハナダイの場合は、特徴的な赤い帯がくっきりとしてくるような気がします。興奮すると体色の発色が良くなってくるのでしょうか?

気のせいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

ツバメウオ Platax teira

 

2009年の秋頃から、大瀬崎の湾内に住み着いたツバメウオ。南方系の魚なので、もちろん伊豆では死滅回遊魚です。

この日は、水温が15度まで下がっておりました。

いよいよ元気がない様子です。

 

 

ツバメウオ Platax teira

 

顔を見るとたくさんの傷跡が付いています。

ダイバーが原因なのでしょうか?それとも別の理由なのでしょうか?

数十枚の写真を撮りながら、このツバメウオのことを考えていたら、なんだか悲しくなってきてしまいました。

 

ツバメウオ Platax teira

 

まだ、あどけなさが少し残っている若魚です。

群れからはぐれ、遠い日本のこの地まで台風と黒潮に流されてやってきました。

寒さに耐えながら、その日を待つだけの毎日です。

次にこの場所に行ったときには会えるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

大瀬崎のカエルアンコウ

 

最近どうも、食傷気味というか・・・ストロボをばちっと当てた写真では物足りなくなってきました。

ピンもあえて外してみたり、どんなに深い水深でも自然光が届くなら、その光を頼りにしてみたり・・・。

まあ、最新のデジカメだからこそ出来る荒業なんですけどね。

 

冬の伊豆では、水深20mや30mでも透明度が良いので、結構明るいものです

EOS 5D Marlk2でISO感度を極端に上げると、確かに画面の粒子は粗くなるのだけれど、ストロボの人工的光にはない、柔らかな陰影が表現できるようです。

 

大瀬崎 カエルアンコウ

 

気がつくと20分近く、このカエルアンコウを撮影していました。

特にカエルアンコウが好きなわけではないのですが、幼魚ではない、成魚のカエルアンコウが醸しだす独特の迫力をなんとか表現できないものかと・・・

難しいもんですね。

この子に夜に会えたらいいのに・・・そうしたら、もっと分かり合えるような気がします。

そうしたら・・・もっといい顔で撮ってあげられるかな。

 

 

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