大瀬崎ダイビング
ダイビングハウス『マンボウ』 - 2008.10.05
熱海を出発して、東海道線で二駅のれば、西伊豆の玄関口『三島』に到着します。
熱海ではSuicaが使用できたのですが三島の改札口では使用できませんでした…。
今日、お世話になるのは、大瀬崎の先端にある、ダイビングハウス『マンボウ』さんです。
三島駅までの送迎をしてくれるそうで、現在待ち合わせ中。
三島駅の送迎は、私みたいな電車ダイバーにはとても嬉しいサービスです。
多くの送迎サービスは、伊豆長岡駅なのですが、伊豆箱根線に乗り換えなければならず、ダイバーの皆さんもご存知の通り、新幹線改札口から直接飛び乗れないし、切符は買わなければならないし、エスカレーターがないし、エレベーターはないし、しかも乗り換え時間はないし…
という事で、三島駅の送迎はとっても価値があるサービスです。
こういうサービスができるショップさんであれば、きっと内容も満足できるだろうと、『ダイビングハウス マンボウ』さんを選びました!
期待満々です!
『ダイビングハウス マンボウ』さん、よろしくお願いします!
西伊豆大瀬崎の不思議 ジンベエザメ、ミズウオ、マンタ出現 - 2008.09.09
我々、首都圏ダイバーにとって最も身近なダイビングポイント「大瀬崎海岸」。
首都圏在住のダイバーなら、必ず1度は行った事があるポイントでしょう。
どんなに悪天候の日でも、この大瀬崎海岸がクローズになることはめったにありません。
それほど安定して穏やかな大瀬崎の湾内。
この穏やかな海域を利用して、初心者ダイバーの各種の講習が一年中行われています。
これほど首都圏ダイバーにとって身近な存在の大瀬崎。
実は凄い場所なんですよね。
日本で最も深い海
伊豆半島の石廊崎と御前崎を結ぶ線に囲まれた海域は、駿河湾と呼ばれています。
駿河湾は、湾の間口・奥行きが約60キロメートル、表面積は約2,300平方キロメートルの比較的小さな湾ですが、水深が他の海湾に比べて深く、その最深部は2,500メートルに達し、日本の海の中では一番深い海なんだそうです。
その水深の特徴は1,000メートル以深の海底峡谷が湾口から湾奥部まで南北に連なっているのだそうで、 いわゆる駿河トラフと呼ばれています。
駿河湾沖には黒潮が、 伊豆小笠原海嶺上を東方へ流れています。この黒潮が、死滅回遊魚や季節来遊魚を運んでくるわけです。駿河湾内には約1,000種の魚類が生息しているといわれています。
日本の魚類は淡水魚を含め約2,300種といわれているので、その半分近くの魚種が、この駿河湾に生息しているということになります!
すごいですよね~~~
でも、こんなんで驚いてはいけません。
さらにさらに・・・
駿河トラフから南海トラフへ
この駿河トラフは、さらに南に向かうと、直接、南海トラフへとつながっています。
南海トラフは、水深4000メートル級の溝が走る海溝だそうで、静岡県御前崎の南、水深3000メートル付近から南西方向、足摺岬沖の水深4800メートル付近までの総延長約670キロを南海トラフというのだそうです。
要するに、駿河湾は、はるか南方の足摺岬の沖まで一気につながっている海で、ものすご~~~く深い海だって事ですよ!
この深くて複雑な海溝と黒潮の産み出す、超ミステリーゾーンが、駿河湾で、その神秘の海の中でも最も穏やかな海域が、我らが「大瀬崎海岸」だという事になります。
大瀬崎は海の生物の休憩場
あくまで、私の仮説ですけど、黒潮に乗ってはるか南方から延々、回遊してきた魚達にとって、この大瀬崎海岸はとてもいごごちの良い休憩場なのではないかと思うのですが、どんなもんでしょう?
深海魚にとっても同じ事が言えるのでは?
黒潮のもたらす栄養素がプランクトンを育み、さらに小魚や大きな魚へと食物連鎖していく中で、深海に住む魚達もその食物連鎖につられて南海トラフ~駿河トラフと北上してくるわけです。
そして、ホッと一息つけるのが駿河湾。
その駿河湾の中でも、最も安定した海である大瀬崎が休憩地として選ばれる確立は高いのではないかと思うのですが・・・
ダイバーにとっても休憩地
同じく首都圏ダイバーにとっても大瀬崎海岸でのダイビングは、この上ない安らぎというか、まったり感を与えてくれますよね。そう、ダイバーにとっても癒しの聖地ですよね、大瀬崎は!
珍しい魚達が集まる海
大瀬崎で見られる(可能性がある)珍しい魚達BEST 5
- ジンベエザメ・・・今年も8月初旬に目撃情報が!何年かおきに大ニュースになってます。
- マンタ(オニイトマキエイ)・・・凄いですね。マンタまでやってくるんですね。
- ミズウオ・・・大瀬崎湾内の海底に死にそうになったミズウオや、その死骸をたまに見つけることがあります。
- ラブカ・・・これは見れたら凄いですよ。生きている化石!
- ニタリ・・・冷水塊があって水温が急に低下したらチャンスですね。
いや~、この類稀なる大瀬崎の海。
1年中の大半をダイバーが占領しています。
我々の手でいつまでも美しい海であるように守っていきたいもんですね。