2009年9月アーカイブ
2009年9月30日
東京湾のクマノミ 明鐘
東京湾で元気に泳ぐ、クマノミの赤ちゃん。
ちろちろ・・・と、どことなく弱々しいですが、きっと元気に育ってくれる事でしょう。
東京湾にも、こんなにかわいいクマノミがいるんですね。
素晴らしいですね。
できたら正面から撮影したかったなぁ・・・
2009年9月29日
2009年9月28日
2009年9月27日
2009年9月26日
明鐘のウミウシ 「キイロウミコチョウ Siphopteron flavum」
ここ明鐘に来て初めて出会ったキイロウミコチョウ。
感動しました。
3mmくらいの小型のウミウシですが、素晴らしい美しさに酔ってしまいそうです。
このキイロウミコチョウ・・・まだ謎の多いウミウシだそうで、いったい何を食べているのかも、はっきりしていないそうです。
2009年9月25日
大瀬崎のウミウシ 「サキシマミノウミウシ Flabellina bicolor」
台風の影響で、ほとんどウミウシを発見できなかったのですが、ダイビングハウスマンボウのエースガイド「Y君」が、このサキシマミノウミウシを探し出してくれました。
1cm程度の小さな個体でしたが、とても美しいウミウシでした。
大瀬崎のウミウシ 「ヒロウミウシ Okenia hiroi」
大瀬崎 柵下で観察したヒロウミウシです。
約4mm程度の個体。いつもは大抵、数個体見つかるのですが、この日はこの一個体のみでした。
台風の影響で、ほとんどのウミウシが岩の隙間や、砂の中に逃げ隠れてしまっていたようです。
2009年9月24日
ベニキヌヅツミ と アヤメケボリ
手前側が、はっきりしませんがビニキヌヅツミ(Phenacovolva rosea)と思えます。
左下のものは、アヤメケボリ(Crenavolva striatula trailli)です。
こういった貝類の同定は、外套膜の模様だけでは判断できないそうです。
実際にいろいろな色のバリエーションがあって、同定がとても難しい分野です。
MITRO Serpico Cabernet Sauvignon 2007
ミトロ セルピコ カベルネ ソーヴィニヨン 2007
とても特徴的で素晴らしい美味しさのワイン。
オーストラリアのマクラーレン・ヴェールという場所で作られている知る人ぞ知る有名ワイン。
最高級のカヴェルネ・ソーヴィニヨンを8週間乾燥させ、葡萄の持つうまみとエキスを最大限に凝縮して製造されますこの製法は、アマローネと呼ばれイタリアワインでは一般的に用いられる糖度を高めるための技法です。8週間というと長いように思われますが、イタリアワインでは3か月以上も乾燥させて干し葡萄のようになって完熟したブドウを用いてワインを作りますから、それほど長い方ではありません。
このミトロ・セルピコ。
カヴェルネ・ソーヴィニヨンの中では最高に美味しいと評価されるもので、飲んだ時の渋みと深みは格別なものがあります。今後、10年程度寝かせることによってさらに熟成されるだろうと予想されており、なかなか手に入りにくいのですが、もし手に入ったなら買い置きしてはどうでしょう。
噛みごたえのあるワイン。
舌の根元付近から歯茎がしびれる感覚がたまりません。
音楽でいえば、マウリッツィオ・ポリーニが奏でるベートーベン ピアノソナタ 「熱情」です。
柔らかでありながら、宇宙全体を響かせるような爆発的なエネルギー。
しかも、爆発そのものではなく、その、エネルギーの大きさのみ感じるという歯がゆさを持っています。
東京湾・明鐘でダイビング パロパロ・アクアティック
東京湾でのダイビングというと、ええっ?と、驚く方がいらっしゃるかもしれません。
でも、一度試してみて下さい。
東京湾ってこんなに美しい、そして素晴らしい魚影!素晴らしい地形!
そしてなんといっても海の栄養素が豊富なので、ウミウシが沢山います。
東京湾の凄さ
東京湾といえば、NHKスペシャルでも放映されたように、深海性の鮫である「ミツクリザメ」が出没する貴重な海域である事が知られてます。
- 東京湾~相模湾~駿河湾 深海性希少魚の出現スポット
- 東京湾~相模湾の秘密を探る Megamouth Shark 「メガマウス」
- ミツクリザメ (劍吻鯊,Акулы-гоблины) Mitsukurina owstoni Jordan
- 幻のサメ 「ミツクリザメ(ゴブリン・シャーク)」東京湾の深海の神秘
- 相模湾のクジラ
これほどまでに特殊な海域は、世界広しといえどもなかなか他には存在いたしません。
それほど、東京湾という環境は、特殊で貴重な海なのです。
東京湾で潜ろう!
東京湾のダイビングポイントは沢山あります。
一般には認められていませんが、お台場や羽田沖、横浜周辺など、イベントや特別な調査ダイブがあるときには潜る事が許されます。
一般のダイバーがレジャーとして楽しむのでしたら、三浦半島周辺、逗子、葉山、あるいは千葉県側の館山、勝浦辺りがメジャーでしょうか。
でも、東京湾の豊かさをマクロな視点で感じたいなら、これはもう、絶対的に明鐘をオススメします。
この写真は、東京湾・明鐘岬のダイビングポイント付近の写真です。
東京湾の湾口部、浦賀水道にあるため、沖合いには大型の貨物船やタンカー、米国海軍の空母などが通ってます。
ご覧の通り、とっても穏やかなポイントです。
もちろん風向きによっては、クローズしてしまう事もあるのですが、これから冬にかけて、北風が吹く場合には、ベタ凪状態になります。
この岩礁帯をとぼとぼ、歩いていき、ちょぽん、と水に入ればエントリー終了。
とっても簡単なエントリーです。
ビーチエントリーが苦手な方でも大丈夫ですよ。
現地No.1サービス「パロパロ・アクアティック」
この明鐘で潜る為の現地サービスとしては、「パロパロ・アクアティック」さんがなんといってもピカイチでしょう。
長年、明鐘の海を見てきたオーナーの魚地司郎さんのガイドは、稀少ウミウシの住処を熟知している他、ミリ単位のウミウシすら逃しません。
但し、ウミウシ等のマクロものがお好きなダイバーに限ります。
魚影やダイナミックな流れの中を泳ぎたい方は、隣の勝浦あたりに行くと良いでしょう。
パロパロさんの、醍醐味は、ポイント熟知しているというだけではありません。
オーナーと、奥様が腕を振るったランチ(なんとサービス!)や夕食のカレーライス(ナイトダイビングのサービス)は、絶品。
ランチで食べた、酢〆のゴマサバや焼き魚は、これはもう大変なご馳走です!
ナイトダイビングの時にサービスで出していただけるカレーライスにも感動!
サザエやらアワビやら・・・ごろごろ入ったシーフードカレー。
ありえない美味しさです。
明鐘のダイビング
明鐘のポイントについてもう少し、詳しくご説明すると、全域が根に囲まれた海域になっており、砂地と根と、海藻が生い茂る場所、そして泥地などあらゆる条件が組み合わさって出来ています。
ですので、根に付くウミウシと泥地のウミウシを1本のダイビングで同時に楽しめますし、エグジット時の安全停止の時には、海藻の林の中のウミウシを探索する事も可能です。
また、西伊豆の雲見にも似た細い根の通路や、トンネルなどが点在し、夜行性のウミウシを昼間見かけたり、冷水域に生息するはずのウミウシが年中見ることができたりなど、魅力満載のダイビングポイントなのです。
日帰りでナイトダイビング可能!
さらに、ナイトダイビングでは、魅力が100倍膨れ上がります。
発見できるウミウシの数、種類は昼間の比ではありません。
また、年中、いつでもナイトダイビングが可能なポイントは、関東地方では珍しく、東京湾ではここ以外にないのではないでしょうか?
しかも、しかもですよ!
ナイトダイビング終了後、22時頃の終電に乗っても、東京駅までたどり着く事ができます。
これは凄い事だと思いませんか!!
都内にお住まいの方でしたら、日帰りでナイトダイビング可能ですし、車をご利用の方なら、アクアライン経由で神奈川、横浜方面まで1時間かかりません。
こんな素晴らしいダイビングポイントは他になかなか無いでしょう。
東京湾・明鐘のダイビングサービス 「パロパロ・アクアティック」のご案内はこちら
2009年9月23日
大瀬崎のウミウシ 「イボヤギミノウミウシ Phestilla melanobrachia」
大瀬崎 湾内でのダイビングで観察した「イボヤギミノウミウシ」。
イボヤギを食する性質を持っており、食べたイボヤギの色がミノの色になります。
ですので、この写真のような赤いものもいれば、黒や茶系のものもいます。
触ると、すぐにミノが取れてしまうそうです。
ですので、決して触らないでくださいね。
2009年9月22日
大瀬崎のウミウシ「アカエラミノウミウシ属の一種 Sakuraeolis sp」
体長が2cmくらいの真っ赤のウミウシ。
正式な名前はまだ決まっていないようです。
白い斑点の様子が、アカエラミノウミウシを彷彿とさせます。
しかし、刺々しい蓑は、他のウミウシに例を見ない激しさで、とてもダイナミック。
小さな悪魔を連想させます。
2009年9月21日
大瀬崎のウミウシ 「タマガワコヤナギウミウシ Janolus indicus」
大瀬崎 湾内のケーソンで観察しました。
半透明のボディに細かいオレンジと、赤い紋様・・・光の当たり具合で、キラキラと輝きます。
近くには、とても小さなコヤナギウミウシの一種と思えるウミウシもいました。
2009年9月20日
ガンガゼカクレエビ Tuleariocaris zanzibarica 大瀬崎
ガンガゼの棘に絶妙に隠れる共生エビ。
もっと近寄って撮影したいけど、それはちょっと・・・ガンガゼの棘に阻まれて近寄ることが出来ません。
白い筋と紫色のボディのコントラストが、ガンガゼの棘の隙間に絶妙に隠れる秘訣になっているんですよね。
2009年9月19日
大瀬崎のウミウシ「ウミトンボ Notobryon bijecurum」
ウミトンボ。
ユメウミウシ属の仲間です。
このウミトンボを見たとき、メリベかと思ってしまい、後から「ウミトンボ」だと教えられてびっくり。
もっとちゃんと撮影すればよかった・・・。
後悔先に立たず。
つきはいつ合えるだろう?
レアなウミウシです。
大瀬崎のウミウシ 「ホソハスエラウミウシ Armina semperi」
この、ホソハスエラウミウシは砂地の上で発見する事が多いのですが、移動スピードがとても速いんです。
カメラの絞り調整をして、のろのろしていると、いつの間にか見失ってしまう事もあります。
発見したら、見失わないように注意しながら、とにかく素早く撮影する必要がありますね。
2009年9月18日
2009年9月17日
アオリイカの卵 大瀬崎 ダイビング
大瀬崎の湾内ではしきりにアオリイカが産卵していました。
例年では、もうとっくに産卵シーズンは終了しているはずなのですが、今年はなぜか、初秋の今の時期でも、盛んに産卵をするアオリイカを見ることができます。
卵をアップして撮影してみました。
まだ産みたての卵。
綺麗な透明のカプセルに命が凝縮されています。
2009年9月16日
イロカエルアンコウ Antennarius pictus 大瀬崎
大瀬崎の湾内に、チビのイロカエルアンコウが帰ってきました。
昼間に見たときは、背中しか見せてくれなくて・・・
ナイトダイビングでは、ちょこちょこと動き回る、元気な様子を見ることができます。
やんちゃなチビちゃんです。
エスカも一人前にプルプルと・・・
とってもかわいいですね。
大瀬崎のウミウシ 「ネコジタウミウシ属の一種 Goniodoris Sp.2」
「INDO-PACIFIC NUDIBRANCHS AND SEA SLUGS (Terrence M. Gosliner, David W. Behrens, and Angel Valdes)」のP.125 Goniodoris Sp.2にそっくりでしたので、ネコジタウミウシ属の一種としました。
教えてくれた、ゆきちさん、ありがとう!
2009年9月15日
大瀬崎のウミウシ 「コノハミドリガイ Elysia ornata」
大瀬崎・外海「柵下(さくした)」ポイントで観察したコノハミドリガイです。
グリーンに白と黒のドット。
オレンジとブラックの縁取りがとても綺麗です。
ボディも半透明に透き通っていて、とても美しいウミウシです。
2009年9月14日
大瀬崎のウミウシ 「クロスジリュウグウウミウシ NEMBROTHINAE sp. 1」
大瀬崎「柵下(さくした)」ポイントで観察したクロスジリュウグウウミウシです。
1cm弱の小さな個体。クローズアップしてみると、とてもオシャレな模様をしています。
ボディの白い部分が、薄いブルーのラメが入ったようでとても綺麗です。
2009年9月13日
2009年9月12日
志津川のクチバシカジカ Rhamphocottus richardsonii
英名はGrant Sculpin:グラントスカルピンです。
魚とは思えない顔つき、体つきですよね。
このクチバシカジカが繁殖している事が確認されているのは、南三陸・志津川の地域だけなのだそうです。
とても貴重な魚なんですね。
グラントスカルピン Grunt Sculpin 志津川のダイビングサービス
宮城県南三陸町の志津川の海。
このブログでもその魅力を多々ご紹介してきました。
ダイビングポイントに隣接する現地サービスの魅力と言えば、なんといっても、そのポイントに熟知しているという専門性だと思います。
ここ、グラントスカルピンは、その現地ダイビングサービスが持つポイントに関する知識、ノウハウはもちろん、他のダイビングサービスには無い素晴らしい特色があります。
グラントスカルピン Grant Sculpin の魅力
佐藤長明さんの魅力
主宰されている佐藤長明(さとう ながあき)さんの魅力は、なんといってもきめ細かなサービス精神にあるのではないでしょうか。お客様の状況や希望をそれとなく汲み取り、サービスに反映する事はもちろん、プラスアルファで、「このお客様ならきっとこれが好きなはず・・・」と、想像もしていなかったような隠し玉を提案してきます。
例えば、土曜日~日曜日を使った2日間の日程だとすれば、土曜日の1本目はゲストの健康状態や、ダイビングスキルをつぶさにチェックしながら、2本目~翌日のダイビングへとプランを計画しているようにお見受けします。
1本目~2本目のゲストの言動を確かめながら、いよいよ、志津川ならではの生物や、そのゲストの趣向に合ったポイントへ誘っていくのです。そのスムーズさは、とても素晴らしく、きっとほとんどのゲストは、言動や趣味趣向を見られているとは気がつかないでしょう。
例えていうならば、一流のフランス料理店、それもグランメゾンのチーフソムリエが、お客様の動向や会話から、趣向に合ったワインを提案するのと似ていて、提案されたゲストからすれば、極めて気持ちよくその提案を受け入れ、かつ、陶酔させられるわけです。佐藤長明氏の気配り、心配りは、まさにサービス業の頂点と言っていいほどのプロフェッショナルを感じさせます。
ダイビングの安心感
伊豆ダイバーの私からすると、志津川の海はとても穏やかで、極めて楽チンな海に思えます。整った設備、天候に大きく影響を受けない内湾の浅い海。良くシミュレーションされたコース取り、全てが完全で、ダイビングにつきまとうリスクやハプニングが全く感じられません。そういう環境の中で、前記した素晴らしいサービスを展開するのですからいうことはありません。
水中撮影技術
なんといっても、佐藤長明さんの水中撮影技術の素晴らしさ。これに魅かれてこの地を訪れるダイバーも少なくないのではないでしょうか。我々の間では、天才とささやかれる技術を持っておられる。しかもその技術、ノウハウを惜しげもなく、ゲストに公開し、実際に試してみるように薦める・・・出来そうで、なかなかできないことだと思いませんか?
統率されたチーム
佐藤長明さん率いるグラントスカルピンチームの統率感。見ていて非常にすがすがしい。奥様のサポート、ガイドも素晴らしい。スタッフの明るさ、やる気、敏捷さもとても素晴らしい。少なくとも我々ゲストにはそう見えます。一緒に過ごしていて気持ちのいい人間達なんです。結果的になんの不満も無く、真にダイビングを楽しむ事ができます。これは凄い事だなぁ・・・といつも感心させられます。
地元のグルメも魅力的
昼食には提携しているお店から弁当を注文~配達してもらう事ができます。弁当といって馬鹿にしてはいけません。食通も唸る美味しさです。
鮭のハラスとイクラ丼
牛カルビ丼
アフターダイビングも凄い!
ダイビング後の楽しみも素晴らしい。志津川という漁業、水産の盛んな街だけにちょっとした居酒屋やすし屋で驚く事になります。グラントスカルピンで紹介してもらったお店でハズレは無し!どれも素晴らしい!
この日は、ショップの近所にあるすし屋「弁慶」をご紹介いただきました。
私なんぞは、日頃、銀座~築地で寿司を食べているので、驚かない・・・と思いきや、素晴らしいお味でした。しかも飲んで食べて、4000円前後で済んでしまう・・・ありえません。
志津川・・・こだわりダイバー&グルメダイバーには、たまらない場所です。
2009年9月11日
志津川のウミウシ 「ゴマフビロードウミウシ Jorunna parva」
志津川のゴマフビロードウミウシです。
大きいですねぇ!
こんな大きなゴマフビロードウミウシ見たことないです。
志津川の湾内では、牡蠣の養殖が盛んに行われていますから、きっと栄養が豊富なんでしょうね。
マダコの卵 Octopus vulgaris
以前ご紹介した、志津川でのマダコの抱卵シーン。
1週間後に同じマダコを見に行きました。
ほら、眼がくっきりしてきましたね!
色素もプツプツと見えてきて・・・
かわいいですねぇ。
次はいつ見に行こう?
2009年9月10日
Kalinga ornata eats Brittle Starfish
I observed Kalinga ornata in a Myogane area located in Tokyo Bay. In this area, We can discover many kinds of sea slugs. However, it is very rare to witness Kalinga ornata.
The Japanese name of Kalinga ornata says "Hana-Densha"."Hana" means a flower, and "Densha" means a streetcar. In Tokyo dozens of years ago, a lot of streetcars ran. When it was the day of the festival, a swag and illuminations were made on this streetcar.
When "Hana-Densha" stimulates it, it is known that I emit light. Because the state resembled a streetcar done illuminations of, this Japanese name was attached.
I succeeded in photographing the scene where Kalinga ornata emitted light this time.
In addition, it was not clarified what Kalinga ornata ate, but it became clear to eat kind of the brittle starfish (Ophiurida) and was able to photograph this.
Kalinga ornata eats Brittle Starfish
Kalinga ornata emits light
Photography cooperation
Paro Paro Aquatic Diving Service, Hota Chiba,JAPAN
極めて珍しいウミウシのひとつハナデンシャ。
今まで、あまりにハナデンシャが発見される事が少なく、研究もあまりされていなかったために、いったい何を餌としているのか分かっておりませんでした。
今回、千葉県保田 明鐘岬のパロパロアクアティックさんの協力で、ハナデンシャがクモヒトデを捕食する事が判明しました。
志津川のフサギンポ Chirolophis japonicus
志津川の親分登場ですね。
凄い迫力。
ダンゴウオとか、スナビクニンのようなマクロ物ばかりを見ていた眼には、このフサギンポはかなり衝撃的に映ります。
このフサギンポ・・・実は、食べて美味しいお魚だそうで。
天麩羅の材料では高級魚だそうです。
そういえば、江戸前天麩羅でもギンポは高級魚だったような記憶が・・・。
2009年9月 9日
志津川 ネコジタウミウシ Goniodoris castanea
色が濃い色をしているのですが、恐らくネコジタウミウシではないかと思います。
正確な名前をご存知の方がいらしたら、是非コメントをお寄せください。
よろしくお願いします。
志津川 水温18度 水深10m付近
2009年9月 8日
2009年9月 7日
2009年9月 5日
2009年9月 3日
ハナデンシャが発光する様子 Luminescence of Kaling ornata
幻のウミウシ「ハナデンシャ」は、刺激を与えられると発光するといいます。
その様子が、昭和初期に走っていた路面電車の装飾に似ていることから「ハナデンシャ」という名前がつけられたのだそうです。
今回、特別に許可を頂いて、この貴重なウミウシが、本当に光るのか、実験してみました。
ハナデンシャの発光
なんと、刺激を受けると、身体の周囲の部分、特にひだが付いている部分が電気的な発光をする事が分かりました。
この発光現象は、何度も連続して実験できるものではなく、1日に1回程度の実験しか出来ないようです。
また、水槽内での飼育が長すぎると発光具合が悪化するようで、海の中で数十分~数時間放置すると、元気を取り戻し、再度発光が可能になるようです。
この様子から、海中の何らかの微量成分が発光の仕組みに深く関わっているのではないかと考えられます。
今後の研究が進むことを期待します。
撮影協力 Photography cooperation
パロパロアクアティック Paro Paro Aquatic Diving Service, Hota Chiba,JAPAN
ハナデンシャの捕食シーン Kalinga ornata 明鐘
ハナデンシャはクモヒトデが好物
ハナデンシャの食べ物は何か?
ParoParoAquaticの魚地司郎さんは、どうしてもこの難問を解かなければならなかったと言います。
なぜなら、寄贈先の水族館は決まったものの、先方への引渡しまで、このハナデンシャ4体の健康を維持しなければならなかったからです。
沢山の文献や、インターネットで調査をし、もしやクモヒトデを食べるのではないかとヒントを得たそうで、実際に試してみると、ご覧の通り、大変な勢いでクモヒトデを捕食しました。
ハナデンシャの正面についている沢山の口触手がレーダーのような役割をしているようです。
この口触手に、クモヒトデの足がちょっと触れただけで、反応します。
そしてこの鮮やかなピンク色をした口が、驚くべき素早さでクモヒトデを吸い込むのです。
ピンク色の口先(口器)には、烏賊のクチバシのような鋭い歯のようなものがあります。
この歯の様なもので、クモヒトデの足を切り取るようにして食べます。
全く驚きです。
凄い素早さでクモヒトデが吸い込まれていきます。
さらに、この様子を動画でご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。
ハナデンシャの捕食シーンの動画像(YouTube)
撮影協力 Photography cooperation
パロパロアクアティック Paro Paro Aquatic Diving Service, Hota Chiba,JAPAN
超レア 幻の生物 ハナデンシャ 東京湾・明鐘 Kalinga ornata
幻のウミウシ 「ハナデンシャ」
10年、いや、30年に一度見られるかどうかの貴重なウミウシが、千葉県保田海岸 明鐘岬(みょうがねみさき)で発見されました。
発見したのは、現地ダイビングショップを経営され、長年、東京湾の海の素晴らしさを紹介し続けられてきた、「パロパロアクアティック Paro Paro Aquatic」の魚地司郎(うおち しろう)さんです。
2009年8月23日(日曜日)。
良く晴れ渡った明鐘の海に、台風が運んだと思われる流れ藻が、漂着したといいます。
その流れ藻の下にこの貴重な「ハナデンシャ」4体がふわふわと浮いていたそうです。
現在、この4体の貴重なハナデンシャは、パロパロアクアティック Paro Paro Aquaticで保護され、いくつかの水族館に寄贈される日を待っております。
今すぐ、パロパロアクアティック Paro Paro Aquaticに行けば、必ずこの貴重なウミウシを見ることができるでしょう。
ウミウシファンの皆様は、是非、一度この不思議な生物をご覧になっていただきたいと思います。
10 years, No, 30 is a rare sea slug seen whether once a year, Hota coast Myogane-misaki in Chiba Prefecture was found. Was discovered, owned and managed a local dive shop for many years, has been continuing to introduce the wonders of the sea of Tokyo Bay,Paro Paro Aquatic Mr.Shiro Uochi is added.
撮影協力 Photography cooperation
パロパロアクアティック Paro Paro Aquatic Diving Service, Hota Chiba,JAPAN
コモンカスベの卵 Okamejei kenojei 志津川
コモンカスベというエイの仲間の卵です。
前回、約1ヶ月前に志津川に行った時には、まだこれほど形がはっきりと見えませんでした。
今回は、子供の形がはっきりと見えますね。
アカエイなどの仲間は卵胎生で、直接子供を産むのですが、このコモンカスベは、卵生で、こうして卵を50~60個産むようです。
孵化するまでは、まだ数ヶ月かかりそうですね。
こちらは、コモンカスベの若魚です。
2009年9月 2日
スナエビ Pandalus prensor 志津川
タツノオトシゴを撮影していたら、すぐ横に美しいエビが顔を出していました。
スナエビというサラサエビの仲間のエビのようです。
さらに、そのスナエビを撮影していたら、なにやら細かな集団が・・・
最初は、このスナエビの子供なのかな?と思ったのですが、浮遊しているところをみるとどうも違うようです。
アップして撮影してみました。
たぶん、アミの仲間だと思います。
物凄く透き通っていて撮影が難しかったです。
小さいですしね・・・
カムチャッカモエビ Heptacarpus camtschaticus 志津川
ホヤに寄り添うように居付いていたカムチャッカモエビ。
名前の通り北の海のエビです。
東京湾で発見された例もあるけれど、ここ志津川では比較的ポピュラーなエビのようです。
艶やかな体表が印象的。
ブルーのドットも綺麗ですよね。
マダコの抱卵 Octopus vulgaris 志津川ダイビング
宮城県南三陸町「志津川」の海は、本当に芳醇な海ですね。
こうしてマダコの抱卵シーンを手近なポイントで観察する事が出来ました。
マダコの繁殖期は春から初夏だそうです。
交尾したメスは岩陰に潜み、長径2.5mmほどの楕円形の卵を数万-十数万個も産のだそう・・・
すごいですね。
マダコの卵は房状にかたまり、フジの花のように見えることから海藤花(かいとうげ)とも呼ばれるのだそうです。
メスは孵化するまで餌を摂らずに卵の下に留まり、漏斗で海水を吹きつけたり、卵を狙う魚などを追い払ったりして卵の世話をします。
卵は1ヶ月ほどで孵化しますが、メスは孵化を見届けた直後にほとんど死んでしまうのだそうです。
孵化直後の子ダコは体はほぼ透明で、胴体部分が体の大部分を占めますが、体には色素胞があり、腕に吸盤もできているようです。
子ダコは海流に乗って分布を広げるが、この間に多くが他の生物に捕食されてしまうのですよね。
そう、このマダコは母親なんですね。
一生をかけて子供達の世話をしている最中です。
この仕事が終了すると、このマダコの母親は命を落とす事になります。
拡大してみたら、子供達の目が赤く輝いていました。
「お母さん。おはよう。」
・・・そう言っているようでした。
来週もこの子達の様子を見に行こうと思います。
元気にスクスク育ってほしいですね。
2009年9月 1日
ダンゴウオ Lethotremus awae 宮城県 志津川
ファインダー越しにダンゴウオの表情を見ていると、とても癒されます。
きょろきょろ、目の玉を動かしたり・・・
プルプル震えてみたり・・・
今日のダンゴちゃんは、お気に入りのホヤの上で寛いでいるようでした。
にこにこ君。
かわいいですね。
こんな子が、ボートを係留した梵天のケーソンのすぐ上、ロープについているんです。
凄いですねぇ。
志津川は凄い!
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