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2009年9月 3日
ハナデンシャが発光する様子 Luminescence of Kaling ornata
幻のウミウシ「ハナデンシャ」は、刺激を与えられると発光するといいます。
その様子が、昭和初期に走っていた路面電車の装飾に似ていることから「ハナデンシャ」という名前がつけられたのだそうです。
今回、特別に許可を頂いて、この貴重なウミウシが、本当に光るのか、実験してみました。
ハナデンシャの発光
なんと、刺激を受けると、身体の周囲の部分、特にひだが付いている部分が電気的な発光をする事が分かりました。
この発光現象は、何度も連続して実験できるものではなく、1日に1回程度の実験しか出来ないようです。
また、水槽内での飼育が長すぎると発光具合が悪化するようで、海の中で数十分~数時間放置すると、元気を取り戻し、再度発光が可能になるようです。
この様子から、海中の何らかの微量成分が発光の仕組みに深く関わっているのではないかと考えられます。
今後の研究が進むことを期待します。
撮影協力 Photography cooperation
パロパロアクアティック Paro Paro Aquatic Diving Service, Hota Chiba,JAPAN
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