大瀬崎ダイビング
Canon EOS 5D Mark2 水中HD動画撮影 - 2009.12.05
2ヶ月ほど前に入手した新しいデジイチ。
これまで使用していたCanon EOS Kiss Xは現役引退いただき、Canon EOS 5D MarkⅡを導入しました。ウミウシや甲殻類など、マクロ系を撮影する事が多いので、APS-Cサイズのデジタルカメラを選択する手もあったのですが、ここは思い切ってフルサイズと考え、EOS 5D MarkⅡを選択しました。
先日、宮城県南三陸町の志津川にサケの遡上を観察しに行く機会があり、100mmマクロレンズでは物足りない・・・と考えて、広角レンズを購入。購入したのはシグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEです。使用しているハウジングはSEA&SEA のMDX- PRO 5D Mark IIです。
シグマの15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEは、非常に使いやすく、AFも特段不満を感じさせません。モーターの動作音がCanonのUSM(Ultrasonic Motor)=超音波モーターに比べて大きいのが気になりますが、音に敏感な生物に近づいて撮影するわけではないので問題はなさそうです。
今回、特に試したかったのは、Canon EOS 5D Mark II と、シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEを使用して、HD品質の動画像を撮影してみたかったのでした。ビデオライトの準備がなかったのですが、まずは、フル・オートでどのような映像が撮れるのか実験です。
HD Movie by Canon EOS 5D Mark II and SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEの画角の広さと明るさが気に入りました。
ビデオライトを使用しなくてもここまで明るければ、十分いけそうですね。
この日は、雨が強く降るほどの天気でしたから、きっと快晴の日でしたらもっと明るく撮影できると思います。また、EOS 5D MarkⅡは、プログラムオートでISO感度を調整して動画像を撮影できるので、ナイトダイビングも面白そうです。
試してみたい事が沢山増えてしまいました。
忙しくなりそうですねぇ。
ウデフリツノザヤウミウシ Thecacera pacifica - 2009.11.29
ハシナガウバウオ Diademichthys lineatus - 2009.11.29
秋の伊豆で見ることができるハシナガウバウオ (Diademichthys lineatus)。
模様から見て分かるように、ガンガゼなどのウニの周りで過ごしている魚です。
細くて、縞々で、隠れるとさぞかしガンガゼに溶け込んでしまって見つけにくいんだろうな・・・。
でも、実際には、写真のようにちょろちょろと泳ぎ回ってました。
しかも、縞模様とガンガゼのトゲの角度が並行ではないので、「目立つじゃん!」。
このハシナガウバウオですが、台風と共に南からやってくる季節来遊魚(死滅回遊魚)です。
残念ながら越冬できません・・・。
見てみたい方は、今すぐ大瀬崎にGo!
ガンガゼカクレエビ Tuleariocaris zanzibarica
同じガンガゼにへばりついていたのは、このガンガゼカクレエビです。
どこにいるか、わかりますか?
アップした写真をご覧になりたい方はこちら。
いつもアップで撮っているので、たまにはこうしてガンガゼを主に撮影してみたのですが、意外にガンガゼってサイバーだと思いませんか?
トゲが生えている根元の部分なんて、なんかSF映画のセットみたいだし、稲妻のように見えるブルーのラインは、とても神秘的。
面白いですよね。
ガンガゼの写真撮影に凝ってしまいそうです。