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大瀬崎ダイビング

 

 

 

 

大瀬崎 サクラダイ Sacura margaritacea

 

 

大瀬崎の岬の先端では、長い間、日本の固有種とされていたサクラダイを観察する事ができます。サクラダイという名前が表すとおり、品のある赤地の身体に桜の花びらを散らしたかのような斑紋があり、いかにも日本的な情緒のある魚です。京友禅染の和服の柄を見ているかのような品の良さは、日本人のダイバーを虜にする強烈な魅力を持っています。

 

 

大瀬崎 サクラダイ Sacura margaritacea

 

 

このサクラダイは、桜の斑紋が見えません。こうして群れをよく観察すると、それぞれの個体で個性があって、どれも同じではない事が、またさらに我々ダイバーの心をひきつけます。

 

 

大瀬崎 サクラダイ Sacura margaritacea 雌

 

 

これがサクラダイの雌です。キンギョハナダイに似ていますが、背びれに特徴的な黒い斑点があります。

雌の方が地味な色合いで、雄よりも大きさが二周り小さいのが特徴です。

 

 

 

大瀬崎のサクラダイ(雌) 

 

大瀬崎 サクラダイ Sacura margaritacea 雄

 

 

サクラダイを観察するには、少し深度を深くとらなければなりません。この日は運よく31m付近でたくさんのサクラダイを観察する事ができました。ずっと見続けていたいのですが、あっという間に減圧限界がやってきます。サクラダイの観察には無理は禁物、安全第一でダイビングしましょう。

 

 

 

この日は日本全国を覆った寒波の影響で、西伊豆全体が風速10m以上の暴風に襲われました。当然、各地のダイビングスポットはクローズ。大瀬崎でも外海は激しい波のためクローズとなりました。しかし、大瀬崎には湾内という力強いポイントがあります。

 

外海が完全にクローズだった、この週末でも、岬の先端と湾内は、全く問題なくダイビングを楽しむ事が出来る状態でした。

さすが、大瀬崎。偏西風が強い冬日でも期待を裏切りません。

 

早朝の大瀬崎

 

 

 

早朝の大瀬崎

 

 

早朝ダイビングを楽しむダイバー

 

大瀬崎 湾内での早朝ダイビング

 

 

ダイバーの様子をじっと見つめる猫

 

ダイビングハウスマンボウ

 

ダイビングハウスマンボウにお世話になっている、野良猫ちゃん。

毎日、餌をもらいにやってきます。

ドライスーツを干しておくと、その中に紛れ込んで寝てしまいます。

 

大瀬崎の夕陽

 

大瀬崎の夕陽

 

突風が吹き荒れる中、夕陽を眺めに外海に出てみました。

三脚など立てられないので、手持ちでの撮影。

空気が澄んでいるせいか、とても素晴らしい夕陽でした。

外海の大川下ポイントから、一本松方向へ向かって撮影しています。

海の荒れ狂う様子がお分かりいただけるかと思います。

 

 

夕陽の富士山

 

大瀬崎 駿河湾から富士山を望む

 

夕陽が富士山を照らしています。

この日は、片山右京さんパーティによる富士登山で遭難者発生のニュースが一日中報じられていました。

事故に遭われた方のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

大瀬崎先端の水深10m付近のゴロタ場には、沢山のウミウシが隠れています。

ゴロタの石を少し眺めてみると、いろいろなウミウシが生息しているのを観察する事ができます。

 

キヌハダウミウシ属の仲間 Gymnodoris sp.

 

この個体は、ダイビングハウスマンボウのガイド、YUJI君が見つけてくれたもの。

体長が8mm程度の小さいウミウシでしたので、同定が難しいのですが、中野里枝さんが書かれた「本州のウミウシ―北海道から奄美大島まで 」の116ページにある「キヌハダウミウシ属の仲間 Gymnodoris sp.」ではないかと考えました。

いかがでしょうか。

 

【使用撮影器材】

    • Canon EOS 5D Mark2
    • EF 100mm f/2.8L Macro IS USM
    • SEA&SEA MDX- PRO 5D Mark II

 

 

 

 

 

 

 

大瀬崎の湾内で観察したビシャモンエビの雄です。

ご覧のとおり、ビシャモンエビは、ムチカラマツに寄生しているエビの仲間です。

 

 

ビシャモンエビ Miropandalus hardingi

 

体色が住処にしているムチカラマツにそっくり。

これなら容易に外敵から狙われることも少ないでしょう。

 

ビシャモンエビの雄は、雌に比べて身体がとても小さく、この個体も1cm程度の大きさしかありませんでした。ビシャモンエビは、住処にしているこのムチカラマツからは離れようとしません。とても不思議に思うのですが、どうやって雌にめぐりあうのでしょうか?ひも状に伸びたムチカラマツの2次元の世界で生きている彼らは、その線上に交接相手がいないと、どうやって相手を見つけるのか?どうやってその場所に移動するのか?

とても興味があります。

だって、人間が3次元の世界に住んでいて、空間を瞬間移動する事が出来ないように、彼らは2次元の世界に住んでいて、隣のムチカラマツの存在なんて知る由もないはず。まさに異次元ワープの世界なはずです。

 

【使用器材】

    • Canon EOS 5D Mark2
    • EF 100mm f/2.8L Macro IS USM
    • SEA&SEA MDX- PRO 5D Mark II

 

 

 

 

 

大瀬崎の先端ポイントでのダイビング。急進になっている岬の先端は、潮通しもよく、回遊魚や小魚が豊富な場所です。水深20m近辺には、これらの回遊魚や周囲を泳いでいるハナダイの仲間やスズメダイの仲間をじっと狙うハンターがいます。

 

ウツボ (Gymnothorax kidako )

 

ウツボ (Gymnothorax kidako ) 

久しぶりに綺麗な歯を持っているウツボと遭遇しました。湾内でよく見るウツボは、歯が抜けていたり、あごがずれてしまっていたりで、いかにも年老いてしまっているという雰囲気がありますが、このウツボはまだ若そうですね。

ウツボは何でも食べますが、特にタコが好きなんだそうですね。

タコ好き・・・僕も好きですけどね。

 

ちなみに、東京湾の釣り氏の間ではウツボを「ナマダ」と呼びます。

ウツボは磯釣りの外道として釣れてしまうのですが、釣り上げるとテグスを中心にグルグルねじれちゃって、釣りの仕掛けをだめにしちゃうんですよね。で、結局、テグスごと吊るされてしまって・・・

ナンマイダブ・・・。

この南無阿弥陀仏のナマリが「ナマダ」になったのではないか?と、自分では勝手に思い込んでおります。ちなみに、googleで「ナマダ」と検索すると・・・あれ~~~????

コスプレ アイドル namadaさんの写真がたくさん・・・

 

ナンマイダブ・・・

 

 

トラウツボ (Enchelycore pardalis)

 

 

トラウツボ Enchelycore pardalis

 

 

こっちにも獰猛そうなのがいました。

トラウツボです。

来年は寅年なので、トラウツボが人気キャラクターになる・・・ってなことはないかな?

 

これらのウツボは、ウナギ目ウナギ亜目に属しているので、ウナギの仲間という事が出来ます。ウナギとは似ても似つかない姿形をしていますね。

 

 

 

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