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2009年12月12日
ビシャモンエビ Miropandalus hardingi
大瀬崎の湾内で観察したビシャモンエビの雄です。
ご覧のとおり、ビシャモンエビは、ムチカラマツに寄生しているエビの仲間です。
体色が住処にしているムチカラマツにそっくり。
これなら容易に外敵から狙われることも少ないでしょう。
ビシャモンエビの雄は、雌に比べて身体がとても小さく、この個体も1cm程度の大きさしかありませんでした。ビシャモンエビは、住処にしているこのムチカラマツからは離れようとしません。とても不思議に思うのですが、どうやって雌にめぐりあうのでしょうか?ひも状に伸びたムチカラマツの2次元の世界で生きている彼らは、その線上に交接相手がいないと、どうやって相手を見つけるのか?どうやってその場所に移動するのか?
とても興味があります。
だって、人間が3次元の世界に住んでいて、空間を瞬間移動する事が出来ないように、彼らは2次元の世界に住んでいて、隣のムチカラマツの存在なんて知る由もないはず。まさに異次元ワープの世界なはずです。
【使用器材】
- Canon EOS 5D Mark2
- EF 100mm f/2.8L Macro IS USM
- SEA&SEA MDX- PRO 5D Mark II
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