大瀬崎ダイビング
大瀬崎 トラフケボリ Cuspivolva tigris - 2009.11.14
大瀬崎 ミツボシクロスズメダイ Dascyllus trimaculatus - 2009.11.14
2009年10月8日に日本上陸した、台風18号(Melor:メーロー)。
日本各地に大変大きな被害をもたらした、巨大台風です。
もちろん、ここ、大瀬崎も、台風18号による被害は尋常ではなく、周囲の沿道、ダイビング用エントリースロープ、海底自体の地形すらも破壊してしまうようなすさまじさでした。
そのメーローが連れてきたのでしょうか?
南方の魚、ミツボシクロスズメダイです。
毎年、台風シーズンになると、南方から運ばれてくる、季節来遊魚です。
体長2~3cmのとてもかわいいミツボシクロスズメダイ。
もちろん、熱帯性の魚ですから、日本の冬を越す事はできません。
死滅回遊魚と呼ばれている、悲しい魚たちです。
大瀬崎 かわいい幼魚達のシーズン - 2009.11.13
大瀬崎。2009年11月。
水温はまだ20度前後あります。
これから一週間ごとに、海の中も秋から冬に変化していくのでしょう。
そんな晩秋の大瀬崎は、今年の春~夏に生まれたばかりの幼魚たちでいっぱいでした。
モンツキベラの幼魚 (Bodianus diana)
とっても小さくて、かわいいでしょ?
カラフルな柄は幼魚だけの特徴です。
拡大してみていただくとわかるのですが、目が真っ赤に縁取られているんですね。
キュートですね。
ニジギンポの幼魚 (Petroscirtes breviceps)
大瀬崎の湾内。
ダイビングハウスマンボウ前の桟橋からエントリーしてすぐの場所で見つけた可愛い子ちゃん。
ニジギンポって、ホント癒されますよね。
にっこり・・・いいなぁ。この笑顔。
トラギスの幼魚(Parapercis pulchella)
小さな牡蠣ガラに入って恐る恐る外を見ている、トラギスの幼魚です。
大人になると、結構大胆な性格なのに、子供の頃は臆病なのかな?
この子は、いったい何の幼魚でしょうか?
大瀬崎湾内の水深16m付近。マンボウ号の係留ロープにちょこんと乗っていました。
ミツボシクロスズメダイの幼魚 (Dascyllus trimaculatus )
伊豆の秋といえば、台風が南方から連れてくる季節回遊魚、死滅来遊魚ですよね。
このミツボシクロスズメダイも死滅来遊魚です。
寒さに耐えて頑張って~~~!
コガシラベラの幼魚(Thalassoma amblycephalum)
ミツボシクロスズメダイが住んでいたイソギンチャクには、その他の幼魚も沢山、群れていました。
幼魚の頃は、外敵に襲われやすいので、イソギンチャクに寄り添うのかな?
イソギンチャクの毒に対する抗体はもっているのでしょうか?
コガシラベラの幼魚(Thalassoma amblycephalum)の後ろには、ヤマブキベラの幼魚も写っています。
まだまだ、撮影したかった幼魚が沢山います。
皆さんも、この秋のシーズン。
可愛い幼魚を見に、海に行きませんか。