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2010年2月16日

黄金比率 Golden ratio

巻貝の黄金比率

 

黄金比(おうごんひ、En:Golden ratio, The Golden Mean/Rectangle)は、最も美しいとされる比。

近似値は1:1.618でフィボナッチ数列とも呼ばれます。

国旗や名刺の縦横の比率が、この黄金比で作られていることは有名で、植物の葉の並びかた、葉脈の並び方もこの黄金比であることから、自然界で普遍性を持ったもっとも美しい比率であるといわれています。似たような比率には、白銀比(silver ratio)というものもあります。紙から最大限の大きさの正方形、すなわち辺の長さが紙の短辺に等しい正方形を切り取ったとき残る長方形の辺の比は白銀比になります。長方形の折り紙で、片辺を隣の辺に重なるように三角形に折り返すと、余った部分の長方形の辺の比が必ず白銀比になるというものです。

 

この巻貝の内周から外周へ広がる比率も黄金比率です。

巻貝の貝殻の巻き方については、大変な研究がされています。

従来、巻貝の巻く方向は、種によって決まっていると考えられており、9割の種が右巻きと言われています。

しかし理由は詳しく判明しておらず、カタツムリの多くは右巻きであるが、一部に左巻きの種があるといった矛盾も示唆されてきました。

また、左右両巻の種も存在しており、どうして、巻き方が異なる個体が存在するのかいまだに謎に満ちています。

同一の種で、左右両巻きが認められている種では、内臓の配置も左右逆になっていることが分かっており、益々謎は深まるばかりです。

 

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