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2010年2月11日

Oxycomanthus japonica ニッポンウミシダ

Oxycomanthus japonica ニッポンウミシダ

 

 

大瀬崎では各所で普通に見れるニッポンウミシダ。

ウミシダを見たら尊敬しなければならないかも。

どうしてか?

ニッポンウミシダはウミユリ類の動物です。

海藻のような植物ではありません。

なんと根元に脳を持っているのだそうです。

 

えええっ!?

 

そうなんです!ウミシダには脳がある。

 

5億年前。カンブリア紀の地球で生まれた棘皮動物の仲間(ウニとかヒトデとか・・・)には、もともと脳があったそうです。

ところが進化の過程で、ウニやヒトデは脳を退化させてしまったんですね。

ところが、このウミユリの仲間であるウミシダは、ちゃんと脳を残しているのだそうです。

そして、このウミシダ。

ばらばらになってしまっても、ちゃんと組織再生して元の姿に戻ることができます。

その組織再生能力が、根元にある脳の働きにどうも関係があるらしいということが、東京大学付属三崎臨海実験所の研究で明らかにされてきたのだそうです。

そして、その再生能力の研究成果は人の組織再生能力に応用できるのではないかと考えられているそうなのです。

すごい!ウミシダ偉い!

これからは海でウミシダに会ったら、二礼二拍手一礼を忘れないようにしよう。

そして、決して手袋で触って、くっついてしまって、ばらばらになってしまわないようにしよう。

指示棒でこねくり回して、カニとかエビを探すのもやめよう。

 

 

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