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2010年8月 9日

ダイビングコンピュータの革新!最強 Uemis Zurich SDA

いつものように千葉県 保田のパロパロアクアティックさんにお邪魔し、ウミウシダイビングを楽しむはずであった。

器材の準備を始めていると、オーナーの魚地さんが「凄いダイビングコンピュータが来たよ!」と興奮気味で飛んできた。

僕は、ダイコン(=ダイビングコンピュータの略)には、とかく運がなく、これまでの20年間のダイビング人生の中で、いったいいくつのダイコンを購入したのか、覚えていないほどである。

ダメダメなダイコン最も気に入らなかったのは、スポーツコンピューターの総合メーカーで、超有名なS社のダイコンだった。

このメーカーは、ダイビングに係わらず、ジョギングや登山、スノースポーツやスキーなど、あらゆる分野で利用できる便利なコンピュータを開発している会社だ。

私はこのメーカーの最も最上級のグレードのダイコンを購入し、使い始めたのだが、結果はさんざんであった。このS社のダイコンには、沢山の欠点があったのである。

 

S社のダイコンの欠点

デザインは悪くなく、小型で、堅牢に作られているのはいいが、とかく文字盤が小さく「見えない」。

液晶のバックライトも暗く、ナイトダイビングではほとんど見えない。

視認できないものだから、ライトで照らそうとすると、なんと、ディスプレイの周りを円周状にくくった、ステンレスの飾りがそのライトの光を反射してしまい、眩しくてやはり見えないのである。

どんなに優れた減圧ロジックを組み込んでいたとしても、ディスプレイが見えなければ意味がないのである。

しかも、タンクの残圧データを近接無線でダイコン本体に飛ばし、各種の計算を行うようにできているのだが、このトランスミッターが、また頭が悪い。

トランスミッターの無線部分と、ダイコン本体の通信リンクと確保するために、ペアリングをするのだが、トランスミッターは、タンクバルブを開けて圧力を関知しないと電源が入らないようになっている。

当然、タンクバルブを閉めてしまうと、電源が切れるのである。

という事は、器材のセッティングをして、これからダイビングポイントに向かう間、ずっとタンクバルブを開けておかないと、この無線リンクが切れてしまうのである。

一度無線リンクが切れてしまったら、再度接続するのは、また面倒な手続きを初めからやり直さなければならない。

ボートダイビングでは使えない・・・そう感じた。さらに、頭を悩ませたのは、電池交換である。

私の場合、1年間に300本は潜るのだが、このダイコン、トランスミッターとペアで使用すると、なんと200本くらいで電池が無くなってしまう。

しかも電池交換は自分ではできない。

専門店にお願いして、高額の手数料を払って交換してもらうしかないのである。

交換には通常、2週間程度の時間が必要になる。

その間、どうしろというのか?

 

そんな事で、何台もダイコンを購入しては、いつの間にか使用しなくなってしまった機種が多々あるのである。

 

Uemisというメーカー

パロパロアクアティックの魚地さんが手にしていたダイコンは、UWATEC Gallileo並みの大きさのダイコンだった。一見して大型のダイコンには信頼感がある。理由は前記した通り。小型のダイコンはとにかく見にくい。Uemisという聞きなれない名前のメーカー。そのダイコンはこんな感じである(写真はメーカー様HPより引用)。

 

UEMIS SDA ダイビングコンピュータ

 

Uemis SDAのどこが優れているか?

フルカラー有機ELディスプレイ搭載

有機ELとは、有機エレクトロルミネッセンス(Organic Electro-Luminescence:OEL)と呼ばれ、発光を伴う物理現象を利用した有機発光ダイオード(Organic light-emitting diode:OLED)や発光ポリマー(Light Emitting Polymer:LEP)を利用した新世代のディスプレイ技術の事です。

有機ELの特徴

    • 応答速度(表示するスピード)がメチャ速い。
    • 視野角が広く、液晶のように確度によって薄らいでしまう事がない(どこからでも見やすい!)
    • 解像度が高く、液晶のように文字がカクカクしていない、なめらかな文字で読みやすい
    • コントラスト比が非常に高く、真っ暗闇でも、真夏の直射日光下でもくっきりと見える!
    • バックライトが無く、ディスプレイ自身が光源であるため、非常に美しい!
    • 発色が良く、濁った水中でもくっきりと見える!特に赤は綺麗
     

そう、最新のPCやデジタルフォトフレームに使用されている話題の有機ELが使用されているんですよね。ですから凄く鮮明で、はっきりと見えます!これなら、ナイトダイビングはもちろん、春濁りのもやもやの中でも視認できますね。実際に海中で試してみると、1~2m離れた場所にいる他のダイバーのUemis SDAの画面も視認できました。これは凄い事です。ダイバー本人はもちろん、ガイドの方からすれば、こんなに安心な事は無いですよね!

 

以下の写真は実際に千葉県・明鐘岬の海中で撮影したものです。

この日は、講習ダイバーが20人近く来ていましたので、浅場は透視度2m。ニゴニゴの状態でしたが、このようにくっきりと視認できます。

バックライトじゃこうは見えませんぜ!

有機ELすごい!

 

UEMIS SDA ダイビングコンピュータ 有機EL使用

 

以下の写真は安全停止を促しているアラート画面です。

どうです!?

見やすいでしょ!?

 

UEMIS SDA ダイビングコンピュータ アラーム表示画面

 

現在の水深が6.7m。

もうすぐ5mですよ!安全停止しなさいよ!っていう警告画面です。

凄い見やすい!

安全停止が始まる前に警告をしてくれる。

そうですよね~。5mになってからじゃなくて、5mの手前から警告をしてくれるんです。

それが本当ですよね~~。

(ダイブタイムが1時間16分って何!?とか、突っ込みは無しです。ウミウシダイビングはこんな感じなんです)

 

ちっちゃい押しボタンなんて使えない!スライダー式スイッチ

本体をご覧になって、すぐ気付かれたと思いますが、各モードスイッチは押しボタンではありません。

大きなスライダー式のスイッチ!!!!

考えてる~~~~~~!!!!!

UEMIS SDA ダイビングコンピュータ スライダースイッチ

そうそう。

こうじゃなくっちゃ駄目です。

グローブをはめた手で、ちっちゃなボタンが押せるわけがない。

このスライダー式なら、流氷ダイビングもOK!

5mmの3つ指グローブでも操作可能です。

流石、スイス製!

氷点下のZurich湖で何度もテストを繰り返したというが、その成果が見てわかります。

やっぱりダイビングを愛している人が、自分自身の理想を追い求めて作った製品は違いますね!

 

ソーラー充電!

すごいですねぇ~!ECOですよね!

ソーラーパネル付きですよ!

かっこいい!

電池交換の心配なし!(素早く充電するにはPCとのUSB接続、アダプタ接続がオススメ)

これなら、水面休息中に日光に当てておけば、自然に充電されますよね。

いいですねぇ~~~。

 

クラウドダイビング!?

IT業界にお詳しい方が見たら、思わず吹き出してしまうかもしれません。

そう。今やダイビングも「クラウド時代」突入!

Uemisが運用するポータルサイトにPC経由で接続され、ダイビングプロフィールがUPできます。

世界中のダイビングポイントのプロフィールを観る事が出来るんですよね。

まあ、これはS社もやっていた事なので、どんなコミュニティに発展するかがポイントですね。

 

まだまだ他にも!

他にもたくさん機能があります。

本日一日だけお借りしただけでは、その真価は分かりません。

でもポイントは「使いやすい!」という事ではないでしょうか?

分厚いマニュアルを読まなくても、ちょいちょい、とスイッチを押せば、直感的に操作できます。

これですよ!

そう、この分かりやすさ!

こうじゃなくっちゃ駄目ですね!

 

Uemis SDAの気になるお値段

最後に気になるのはお値段!

これはもう、パロパロアクアティックさんにお願いするしかありませんね。

よろしくお願いします>パロパロ師匠!

 

Uemis SDAの動画集

イメージをつかんでいただくために、インターネット上に公開されていた動画を集めてみました。

 

 

 

Uemis ZURICH dive!!! from Laura James on Vimeo.

 

 

 

 

  • 撮影機材: Canon EOS 5D Mark2
  • 使用レンズ: EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
  • 水中ハウジング: SEA&SEA MDX-PRO 5D Mark II
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コメント(8)

JULIAも昨日パロパロで拝見しました~

お値段はりますよね..
JULIAのダイコンが何個かえるやら・・笑

で、Endlessblueさんお買い上げされただすか????

Juliaさん>
もしかして日曜日にいらしたっすか?
僕が帰った後にいらしたの?残念~~。
このダイコン欲しいですねぇ・・・。
S社のD9と、TUSAの最新型、OCEANICのATOM・・・下取りしてくれないかなぁ・・・。

同じくS社のD9&トランスミッターを下取りして貰えるならd(^O^)
確かにD9には、色々と不満は有ります(-_-;)
操作方法が複雑なので、自分で画面モード遷移フロー作って見てますモン(^_^;)
電池の問題も...

これは、自発光してるのがいいですね。
多分、電力使用量が多いので、ソーラーパネル&USB給電してると思われますが、
結構、親切設計してるみたいだし(^O^)

SOLさん>
やっぱり~~!そうなんですよ。高いお金出して買ったのに・・・D9にはがっかり。
Uemis SDAですが、PCとの接続には、接続用のドライバのインストールすら必要ありませんでした。
USBでPCと接続すると、SDA内にファイルシステムを持っており、Fドライブとして認識。
その後、Javaが起動してUemisのポータルサイトに接続されます。
ログファイルは、XML形式で出力されています。
ここのメーカー、ダイビングへの意識も高いですが、ソフトウェア技術もなかなかのものです。
(使用されているOSが何か分かりませんが、Andoroidだったら面白いのに・・・)
唯一の弱点は、日本語化がされていない事でしょうかね。
ソフトウェアを公開してくれたら、1ヶ月くらいで日本語化してあげちゃうのになぁ~(なんちゃって;;)

あらら
入れ違いでしたか・・

Hさんとはお会いできたのですが・・
JULIA ゲージのoリングの劣化でエアー漏れたので、館山からそのままパロパロへ直行したのですよ。

最近明鐘ご無沙汰してたのでそろそろ復活せねばです。!(^^)!
その際は是非ご連絡しますね!
うみうしふぇちさん誘わないと!!

ご紹介頂き、大変ありがとう御座います。何かご質問があれば infoアットuemis.jpまでお気軽にどうぞ。私のブログでもこちらを紹介させて頂きました。一昨日、SDAの新ファームが公開されています。レンタル中のSDAのファームをアップデイトしてみてください、すごく簡単ですよ。σ(^^)

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