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2010年1月24日

ヨゾラミドリガイ Thuridilla vatae

 

 

 

ヨゾラミドリガイ Thuridilla vatae

 

 

スイートジェリーミドリガイ(Thuridilla albopustulosa)または、ヨゾラミドリガイではないかと思われる。

スイートジェリーの名前も素敵だが、「ヨゾラミドリガイ」だなんて、なんとロマンチックな名前なのだろう。

スイートジェリーミドリガイもヨゾラミドリガイも「ゴクラクミドリガイ科」のウミウシである。

このゴクラク(極楽?)という名前も凄い。

 

黒~紫にグラデーションする美しいボディに、天の川の一部が照らし出されているかのような斑紋。

この斑紋は、固体毎に模様が異なるようだが、じっと見ると何かの星座を表しているような、そんな気持ちにさせられる。ふと思ったのは、天の川近くトレミーの48星座の一つであるいるか座(海豚座、Delphinus)である。

「トレミー48星座」とは、クロード・トレミー(ギリシアの植民地だったアレクサンドリアに生きた2世紀の博学者、数学者、天文・占星学者、地理学者)が定めた星座のこと。

いるか座もこのトレミーの48星座に含まれている。

ギリシャ神話の世界のイルカは極めて神聖な生物だった。 海神ポセイドンの使者として、女神アンフィトリーテへのメッセンジャーを務めたり、コリントスの宮廷音楽家アリオンを海から救ったりと、いかにもイルカらしい神話が残されている。

 

ヨゾラミドリガイの紋様を見ていたら、そのいるか座の配置に似ているなあと感じた。

 

 

 

いるか座

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いるか座とヨゾラミドリガイ

 

いるか座は、日本では夏の星座だ。

彼がまだ、ベリンジャー幼生として海面を漂っているときに、美しい星空が彼らの身体を照らし出し、焼き付けた記憶なのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

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