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2010年4月 5日
天下の奇祭「大瀬神社例大祭 大瀬まつり」
4月4日(日曜日)に「大瀬まつり」が催されました。
何度も大瀬崎に通っておりますが、実は、「大瀬まつり」を見たのはこれが初めてです。
毎年、曜日に関係なく「4月4日」が開催日と決められているので、平日にあたる年ですと見に来れません。
今年は日曜日でしたので、ダイバーだけでなく、観光客が沢山押し寄せました。
ダイビングハウスマンボウ前の桟橋の様子です。
朝8:00頃から、色とりどりの大漁旗に飾られた漁船がこの桟橋に集まります。これらの漁船は、戸田や内浦、清水など駿河湾一帯の漁港から集まってきた船で、漁師の方や水産関係者、若衆達が乗り込んでいます。漁師青年団は白くどうらんを塗り、女物の襦袢を着て女装します。そしてお囃子に合わせて「勇み踊り」と呼ばれる独特の踊りを披露します。海中に俵を投げ入れ、それを飛び込んで拾い上げた青年たちが、大瀬神社に参拝し、漁の安全と大漁を祈願するという全国的にもとても珍しいお祭りです。
大瀬神社は、日本でも有数のパワースポットとして人気が急上昇中なのですが、神社に祀られているのは、引手力命(ひきてちからのみこと)と呼ばれる男の神様です。その為、この「大瀬祭り」ではいつの日からか、女装をして引手力命(ひきてちからのみこと)を喜ばせようと風習ができたようです。海にまつわる神様が男神で、女性が生贄となって海を鎮めるという伝説は各地にもあり、このブログで紹介した「東京湾明鐘の浮島」や「神奈川県川崎市の女躰神社(にょたいじんじゃ)」にも残っております。
大瀬崎湾内の浜では、周辺施設の協力により、訪れた観光客に地元の美味しい干物(アジやキンメ)、豚汁、甘酒などが無料でふるまわれていました。ダイビングハウスマンボウのスタッフもお祭りに参加。この日は、午前中はこのお祭りでダイビングはできませんが、11:00頃にはすべて撤収され、正午から通常通りにダイビングが楽しめます。普段とは違う大瀬崎を楽しみ、ダイビングもたっぷり楽しめるお得な日でした。
天下の奇祭「大瀬神社例大祭 大瀬まつり」 の様子
「大瀬神社例大祭 大瀬まつり」 の様子を動画でごらんください。(風が非常に強く音声は風音しか入ってません)
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勇壮なお祭りですね、大漁旗て海に栄えますね、お祭り大好きなので
わくわくします。
内房の漁師さんから聞いた話です、地方で違うと思いますが。
船神様は女性で船内の神殿に千代紙で女の子を折、奉納しています。
漁船には女は乗せないと言い伝えが有り、不思議に思っていました、
船神様が女なので、漁船に女を乗せると、やきもちを妬いて船を沈めると
言う事です。
私の説明は俗風ですみません。
paroparoさん>
コメントありがとうございます。
大漁旗って、間近でみると派手ばてしいと感じますが、こうして海の上で掲げるとなんとも素敵です。
千葉・房総のお祭りにも、とても興味があります。
大瀬祭は大好きですねー(*^^*)。
2年程前に東京に住んでた時に行きました♪
「ちゃんちゃ~らおかし~、ちゃらおかし~♪」ってはやしたてるんでしたよね(*^^*)??
クーちゃん。さん>
そうそう!
「ちゃんちゃらおかし~~~」です。
耳について離れないです(笑
船から降りてくる祭り装束の人たちは
千と千尋の神隠しに出てくる「八百万の神様」たち
みたいですね^^
お祭りは神事でかつとても楽しいものだと
改めて思いました^^
とたみんさん>
なるほど~
そう言われると八百万の神々ですねぇ。
若者たちが、女装をしてはしゃぎながらも、一生懸命踊っている姿が印象的でした。
おふざけで踊っている人など見受けられず、みなお祭りを楽しんでいるようでした。