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2009年11月27日

大瀬崎湾内のトラギス Parapercis pulchella

 

 

大瀬崎ではトラギスをどこでも観察する事ができます。

あまりにも普通にいるので、ダイバーからは注目されない地味な存在なのですが、ちょこちょこ動かないので、水中撮影の練習にはうってつけなんですよね。

で、しかも、表情がかわいい。

 

クラカケトラギス(Parapercis sexfasciata)

 

大瀬崎 若いトラギス

 

まだ若い、クラカケトラギスです。

瞳がクリアで、透き通ってますでしょ?

トラギスの仲間の中でもとっても上品な顔立ち。

色もシックで、清楚ですよね。

 

トラギス(Parapercis pulchella)

 

 

トラギス(Parapercis pulchella)

トラギスといえば、このポーズです。

腹鰭をピンと立てて、砂地に直立。

愛嬌のある顔でこっちを見てます。

胸鰭を水平にしてバランスをとっている姿もカッコいいでしょ?

 

この姿勢をまねた、忍法「トラギス寄り」というテクニックをご紹介しましょう。

 

「トラギス寄り」とは?

この技は、Endlessblueが勝手に名づけたダイビングスタイルの事で、主に、砂地の海底でじっと中世浮力を保ちながら音も無く被写体に近づく技の事を指しています。

特に一般用語じゃありませんので・・・念のため。

 

「トラギス寄り」の基本スタイル

OpenWater講習で習った中世浮力の練習その物のスタイルです。

BC又はドライスーツに適度なエアーをいれ、呼吸した肺の浮力を使ってバランスをとります。

この時、砂地と接しているのは、フィンの先数ミリか、もしくはすれすれで接していない状態が最適です。

両手にカメラのグリップを握り、フィンを僅かに煽ります。

ほんの2~3cm、フィンを煽るだけで、ス~~~ッと前に進みます。

約10cmくらいずつ前進して、被写体に近づきます。

これが、「トラギス寄り」の奥義。

ちょうどフィンが砂地に接するかどうかの中世浮力の様子が、トラギスが腹鰭を使って砂地に立ち上がっているのに似ている(と、自分では勝手に思っている)ので、名づけました(汗;

 

「トラギス寄り」で撮影した写真

この奥義(笑)を用いて撮影した写真をいくつかご紹介しましょう。

 

 

 

 

 

トラギス(Parapercis pulchella)

 

こちらはトラギスの成魚。

婚姻色でしょうか?

真っ赤に色づいています。

ピッ!と切りあがった瞳が、歴戦の勇者を思わせます。

背景にいるのは、お友達のゴマウミヘビ(Apterichtus moseri)です。

ウミヘビといってもアナゴの仲間ですけどね。

 

 

 

 

 

 

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コメント(2)

今度は、奥義まで飛び出してきましたぁ~

素敵なE様と、ちゃちゃのキャラがダブって見えるんてすけど(爆)

みきさん:

「トラギス寄り」・・・面白いでしょ?
ハゼを狙ってじっとしていると、いつもトラギスが寄ってきて、目が合います。

きっと、馬鹿にしているのかも???

人間って変な動物だな・・・と思っていることでしょうね(笑


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